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Adrian Belew / e

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エイドリアン・ブリュー ADRIAN BELEW
DUレーベル(原盤:ADRIANBELEWP/US) (2014-07-30)
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元King CrimsonのAdrian Belewとcrimson ProjeKctでトリオ編成を組んでいたJulie SlickとEric Slick(姉弟)によるインストゥルメンタル・アルバム。A.Belewのサイトなどでは”Adrian Belew Power Trio”名義なのですがアルバム本体ではソロ名義なので、ソロ名義としておきました。

ライナーを読みますとA.BelewとJ & E.Slick姉弟によりAdrian Blelw Power Trioを結成、スタジオ・ライブ形式でレコーディングされたアルバムとの事、当初は自サイトでweb限定での販売を行っていたようですが、一般販売も行われ、日本語解説のついた輸入盤日本国内使用としたものも販売されるようになりました。

当然の事ながら『The ConstruKction Of Light(以下TCOL)』や『The Power To Believe』などのLine-up 6ヌーヴォー・メタル期King Crimsonの影響が色濃く残されたものであり、King Crimsonへフィードバックされる手前のデモ曲集とも感じ取られるような楽曲が並んでいます。インストゥルメンタル・アルバムと言う事もあり、A.Belewのソロによく感じられる、ある種のユーモアの様な明るさは余り見られず、バンド体制での勢いのある疾走感などが前面に出ているように思います。変則的なリズムが気持ち悪い+心地よいM-8「D」や、TCOL的なM-7「C」。M-1「A」とその変奏曲的な「E」の違いにニヤニヤしてみたり。

ただ、バンドでスタジオ・アルバムとして収録されたこのアルバムではありますが、楽曲としての完成度はあまり高くは感じられず前述した通りデモ曲集の手触りが濃厚な為、よほどのA.Belewファンな方でないとオススメはしにくいかな。とは言え、A.BelewがKing Crimsonと自身のツアーのダブル・ブッキングなどせずにあのままLine-up 7が継続していたらここで見られるような音源もどこかで使われたんじゃないか?などなど、現行のLine-up 8のライブで取り上げられた旧曲と新曲らとの比較で妄想するには良い酒のアテかもしれません。

ちなみにPower TrioやCrimson ProjeKctでドラムを担当していたE.Slickは脱退し代わりにTobias Ralphがドラムを担当しており、E.Slickはフィラデルフィアのサイケ・ロック・バンドDr. Dogというバンドのメンバーとなっているそうです。



関連URL
The Official Site of Adrian Belew
Julie Slick
Dr.Dog Music

以下ブログ内リンク
Adrian Belew / Side Two
Adrian Belew / Side Three

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

David Cross & Robert Fripp / Starless Starlight

Starless Starlight
Starless Starlight
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David Cross & Robert Fri
Imports (2015-11-20)
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元King Crimson第3期のメンバーであったDavid CrossとRobert Frippによるコラボレーション・アルバム、2015年発表。

この頃と言えば、2013年に3人ドラマー体制+Mel Collins復帰な第8期となるKing Crimsonの再(々々....)結成が発表され、2014年にはこのアルバムとも直接リンクする楽曲「Starless」も40年ぶりに演奏されるようなライブ・ツアーが始まっていたり、そのライブの模様をホンの少しだけチラ見させるかのようなミニ・ライブ・アルバム「Live at the Orpheum」も発表されたりとKing Crimsonファン界隈にはお祭りごとが近付いてきているかのような頃合いでした。

そんな2015年初頭にこのアルバムが発表されて、ちょっとキツネにつままれた感もあった覚えがあります。King Crimsonは再結成してツアー回っているって最中にD.Crossとの共演アルバム?

そもそもはD.CrossとR.Frippによるセッションを経て、それをヒントにDGMからダウンロード販売されるR.Frippのソロ・アルバム『March 04, 2006 Blueberry Hill St.Louis, MO, USA』中のM-7「Starlight I」、M-10「Starlight II」が生まれ、さらにそれらをD.Crossがヴァイオリンなどで音を重ね展開し生まれたのがこのアルバムとの事。人の歴史は過去から現在へとちゃんと繋がっているんだなぁ、と一人ゴチたりしてましたっけ(笑)

R.FrippとD.Crossがスタジオに入って作ったアルバムではないようなのですが、全編アンビエント寄りなインストゥルメンタルの為、全くと言って良いほどそこは気になりません。アンビエントよりとは言っても記名性の高いR.Frippのロング・トーンなギターとD.Crossの滑らかなヴァイオリンの音色により、難解なアンビエント・ミュージックには程遠く、すごく聴きやすいインストゥルメンタル・アルバムになっていると思います。そこいら辺はR.Frippが参加する連名でのユニットであり、Brian Enoが主導権を握るFripp & Enoとは全く方向性が違うようです。

もともとの「Starless」の主旋律はR.Frippにして「あの素晴らしい旋律、...またStarlessを演奏してみたい...」(←もうずいぶん前に見たビデオですのでもの凄くうろ覚えです)と言わしめるほどの美しいトーンと強さを持ったもの、それをモチーフとして展開される楽曲群は元曲後半の凶暴なまでのアグレッシブな姿は全く見せず、騒乱の後のモノトーンな色彩の静謐な世界が幾重にも折り重ねられたようです。

あくまでも「Starless」をモチーフとした派生作品ですし、全てのKing Crimsonファンに勧められるものではありませんが、R.FrippのSoundscape作品群よりはグンと聴きやすいものとなっていますし、美しいメロディもそこいら中に散らばっていてキラキラと輝くかのようなインストゥルメンタル作品達、オススメであります。



関連URL
オフィシャル・サイト David Cross and Noisy Records
DGM Live!
 Robert Fripp on March 04, 2006 in St.Louis(要会員登録)

(以下ブログ内リンク)
Robert Fripp / March 04, 2006 Blueberry Hill St.Louis, MO, USA
David Cross / Closer Than Skin
David Cross Band / Alive In The Underworld

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Jakszyk, Fripp and Collins - A King Crimson projeKct / A Scarcity Of Miracles

ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ
フリップ,コリンズ~ア・キング・クリムゾン・プロジェクト ジャクスジク
WHDエンタテインメント (2011-06-22)
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21st Century Schizoid BandのヴォーカルだったJakko JakszykとKing CrimsonのRobert Fripp、そして元King Crimsonの管楽器奏者Mel Collinsらによるプロジェクトの唯一のアルバム。2011年発表。

元々はR.FrippとJ.Jakszykとが行っていたアルバム化する意図もなく行われていたセッション的なものをJ.Jakszykが発展、そこへM.Collinsの管楽器を加えKing Crimson ProjeKctとして形作られていったもののようです。当初のギター・インプロヴィゼイションにCollinsのサックス、J.Jakszykのヴォーカルが加えられ、リズム隊としてKing Crimsonのベース・Stick奏者Tony levin、Porcupine treeのドラマーGavin harrisonらがサポートとして加わりアルバムが作られました。

これを書いている2015年12月、第8期クリムゾンの来日公演なんかがあっちゃった現在の視点でアルバムを聴きますとこれまたかなり違った感想が出てくるのではありますが、2011年の発売当時に購入し聴いた時は、う〜〜ん、自分的にはかなり厳しい評価だった事を思い出します。

2000年代のヌーヴォー・メタル的なハードかつエッジの聴いた演奏はすっかり姿かたちを消して、J.Jakszykが中心となって造られたであろう70年代の英国的な情緒を醸し出すムーディーな作品に仕上げられております。

ただ、アレンジのせいなのか、ミックスのせいなのか、はたまた何のせいなのか分かりませんが、何度聴いてもどうにもこうにも切った貼った感がぬぐえませんでした。M.Collinsのサックスもそこかしこに往年のような良い響きがある、R.FrippのSoundscapeも煙るような霧の奥底から聞こえてくるような神妙な面持ちだったり、しかしながらそれらがパーツとして寄せ集められて貼り付けられただけのように聞こえてしまっておりました。全体的に卓上で造られてバンドとしての一体感が無いと言いましょうか。

そんな中でもMVまで作られたタイトル曲「A Scarcity Of Miracles」は特徴の薄い他の楽曲が占めるアルバムの中で突出して良い楽曲となっています。またラストを飾るM-6「The Light Of Day」もバックの演奏がR.Frippによって爪弾かれるインプロ的なギターの音色とそれに絡むようにM.Collinsのサックスの音響が繰り広げられる中でJ.Jakszykのヴォーカルが独唱のように展開され、たゆたうように静けさの中で終わっていくと言う印象的な1曲。これら二つの楽曲は2014年のクリムゾンのツアーでも取り上げられた楽曲達のようですし、アルバムの中でも別格なのかも。

現行メンバーが顔を並べてますし、どうしてもクリムゾン的な味わいを求めてしまいかねないアルバムではありますが、そこら辺を綺麗サッパリ切り捨ててJ.Jakszykのソロ・プロジェクトとしてならばもうちょっと気軽に楽しめるかと。ただまぁ、アルバム・ジャケットにも「A King Crimson projeKct」ってうたっちゃってますし、現行のメンバーが3 +2人も揃っちゃっているし、ってことでそれは難しいなぁ、個人的には。

とは言え、第1期King Crimsonの3/5人が在籍していたにも関わらず、全く持って手触りの違うバンドあったGiles, Giles & FrippからPeter ShinfieldやG.Lakeが加入し、突然変異のごとくKing Crimsonに大化けした事もあるように、このJakszyk, Fripp and Collinsも現在の7人編成のKing Crimsonになった事で大化けする可能性大だと思います。実際日本公演の破壊力を見ちゃったらそう思わざるを得ませんし。

そんなこんなで将来リリースされる、かもしれない…第8期King Crimsonのスタジオアルバムがここからどのくらい跳躍したものになるのか、はたまたベクトルはいずこに向くのか、そんな事をモヤモヤ考えながら、たまに聴いてしまうアルバムです。



関連URL
(以下ブログ内リンク)
Jakko M.Jakszyk / The Bruised Romantic Glee Club

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Bill Rieflin / Birth of a Giant

Birth of a Giant
Birth of a Giant
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Bill Rieflin
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ex. MinistryでR.E.M.のサポート・ツアー・ドラマーも務めたBill Rieflinの1stソロ・アルバム、1999年発売。

Bill RieflinはRobert Frippが主催するギター・クラフトのメンバーであった事から、このアルバムにはR. Fripp、Trey Gunn(ex. King Crimson)、Steve Ball(ex. The League of Crafty Guitarists, Prometheus(←LCGのNigel Gavinや現King CrimsonのドラマーPat mastelottoらと組んだバンド))が参加した他、Chris Connelly(ex. Ministry)らがゲスト参加しております。

またこのアルバムはRieflin Fripp, Gunn『The Repercussions of Angelic Behavior』(←ブログ内リンク)と同時期に録音・発売されたアルバムであり、『The Repercussions of Angelic Behavior』がProjeKct的なフリーで奔放なインプロヴィゼイションを交えたインストゥルメンタルだった事とは対照的に、構築性の高い所謂ロックの語彙で作り上げられたものでありながら根底に流れるテイストは当然の事ながらかなり似通った物となっており、これら二枚は互いに対となるアルバム群といえると思います。

B. Rieflinはドラムの他、多くの楽曲でヴォーカル(vox表記)を務め、またベースやオルガン、シンセなどマルチ・プレイヤーぶりを発揮しております。CDのライナーには各楽曲ごとに演奏者と使用楽器が詳しく書かれているのはベリー・グッドなのですが、よくよく読むと結構というか大部に渡ってメチャクチャ書かれております。R. Frippのギターに及んではもう

「...、ねぇねぇ、思い付きで適当に書いたでしょ?」

と言いたくなるくらい(笑)

以下に意味判らんちんな使用楽器表記をライナーより転載します。もちろん他にも演奏者や使用楽器の表記はありますが普通な表記(←?)は省きました。括弧内はいつも通りエキサイト翻訳コンニャク様の名翻訳です。



M-2:Open Mouth
Robert Fripp:Angular Guitar

(角張っているギター)

M-3:Endless Day
Robert Fripp:Durango Guitar

(デュランゴギター)
Bill Rieflin:Drill Guitar
(ドリルギター)

M-4:Birth of a Giant
Robert Fripp:Insect Guitar, Organ Spray

(昆虫ギター、器官スプレー)
Bill Rieflin:Clicks, Clacks, Bleeps, Gronks, (中略)Insect Application
(クリック、カタッカタッ、電子音、Gronks、昆虫アプリケーション)

M-5:Spy Thriller
Robert Fripp:Fripp, Freight Train Guitar

(Fripp、貸車ギタービル)
Bill Rieflin:The Rest
(残り)

M-6:Secret Cafe
Robert Fripp:Vibes, Angels

(感じ、天使)

M-8:A Casual Observation
Robert Fripp:Mood Extention

(ムードExtention)

M-9:Uncomfortable Cafe
Bill Rieflin:The Usual

(普通)


ここまで詳しく誰がどの楽曲で演奏しているかを表記してくれるのは非常に有り難いのですが、こういう風に書かれちゃうと有り難みも10分の9減ですよ(遠い目)。ちなみにR.Frippは全11曲中M-1とM-9以外の全ての楽曲で参加、T. GunnもM-4, M-6, M-7, M-9, M-11に参加しております

アルバムの内容としては緻密でありながらダークでエレクトリックなプレ・ポスト・ロックといった面持ち。B. Rieflinのヴォーカルも渋く低めなニューロマンティック系統のヴォーカルがヘヴィーでメカニカルさもあるバック陣と絡んでなかなかに好感触でした。また多くの楽曲で参加しているR. FrippのギターもよくありがちだったSoundscapesがヒョロヒョロ鳴っているだけのコラボではなく、そこかしこでギターが炸裂しております。カッチョ良い!!

R. Fripp参加アルバムとしてみてみましても、重々しい“Angular Guitar”なリフが全編で聴く事の出来るM-2「Open Mouth」やこれまた全編でキュロキュロと鳴き喚いているかのような“Insect Guitar”が良い意味で珍妙なM-4「Birth of a Giant」、Sylvian & Frippの頃に聴く事の出来たR.Frippの記名性の高いギターのまさしく吠えまくりが堪能出来るM-5「Spy Thriller」など、R. Fripp好きな方ならば、損はしないアルバムではないかと思います。大袈裟過ぎるかもしれないほどにR.FrippとT. Gunnによる歪んだリフが延々と堪能出来るM-11「outro (not Intro)」もなかなかであります。

よほどここでのレコーディング作業が上手くいったのか、それ以前から計画していたのかは判りませんが、ほぼ同時進行したであろう『The Repercussions of Angelic Behavior』はこのアルバム以上のハイテンションさと自由闊達さで、この後に行われたProjeKctシリーズにも多大な影響を与えたであろう実り多きアルバムに仕上がっていると思います。

Rieflin Fripp, Gunn『The Repercussions of Angelic Behavior』のエントリーでも書きましたが、ProjeKctシリーズに馴染めなかった方(まぁ、多いだろうなぁ(笑))もこの『Birth of a Giant』から対となる『The Repercussions of Angelic Behavior』へと聴き進み、そこからまたProjeKctシリーズなどを聴き直してみますと、また違った光景が見られるのではないかと思います。

ProjeKctシリーズ云々を抜きにしても、プレ・ポスト・ロック(←こういう言い方はないとは思いますが、個人的にはこんな表現な感じです)な、かっちりとまとまりの良いアルバムだと思います。90年代以降のKing CrimsonやT. Gunnのソロ作、はたまたシアトル関連のロック好きな方にはオススメ。B. Rieflinもシアトル界隈では重要な人物らしいですしね。

そうそう、これらのコラボレーションでB. RieflinとR.Fripp一派の繋がりは終わったかと思っていましたら、2006年にHector ZazouやMatt Chamberlainらと共にSlow Music Projectというユニットを組んだり、2009年に今度はR. Frippの愛妻ToyahとChris Wongらと共にThe Humansというバンドを結成、the Humans featuring R.Frippとしてシングル曲を発表したりとしたりと、またここ最近で接近しつつあるようにも見えますね。今後はどんな物を見せてくれるのかしら、楽しみであります。

関連URL:
レーベル First World Music内の当該ページ
Bill Rieflin - Birth of a Giant

(以下ブログ内リンク)
Rieflin Fripp, Gunn / The Repercussions of Angelic Behavior

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

V.A. / Miniatures, Vol. 2 (Edited By Morgan Fisher)

[VA]Miniatures_Vol2
Morgan Fisher(ex. Love Affair、Mott the Hoople)によって様々なアーティストに“1分間以内の楽曲”という課題で依頼・製作された楽曲が集められたコンピレーション・アルバムの第二弾。

60人にものぼるアーティスト達によって造り上げられた一分あまりの楽曲が60曲収められた特殊な形態のコンピレーション・アルバムであります。当然の事ながら、なぜこのアルバムが気になっていたかといえば「Robert Fripp & Trey Gunn」名義による楽曲が一曲収められていたからなのでした。

参加しているミュージシャンには他にもパッと目に付くところだけでもJohn Paul Jones、Howard Jones、BJ Cole、Terry Riley、Michael Nyman、David Cunningham、Lol Coxhill、あと加藤登紀子や宮本和史なんていう日本人ミュージシャンの名前などもあったりします。

とは言え、1曲だけの為にこのアルバムを買うのもなんだかなぁなんて思いながら2009年に至ってしまったのではありますが、別件でiTunes Storeにて検索していたところこのアルバムがヒット、試しによくよく見てみると一曲単位でのダウンロードが可能!おぉ、スバラシイですぞ、iTunes Store!!そんなわけで即ダウンロード、1曲\150なり。

Miniatures, Vol. 2 (Edited By Morgan Fisher)(←iTunesが立ち上がります)

M-20. Blast / Robert Fripp & Trey Gunn

R. FrippとT. Gunnの2人名義による楽曲っていうのはかなり珍しいのではないかな?1992年1月のレコーディング作品という事からDavid Sylvian & Robert Frippの曲作りの中、もしくはそれに向けて2人だけで行ったデモからの抜粋、かと思います。何よりもD. Sylvian、R. FrippそしてT.Gunnによるドラムレスなトリオ編成で来日公演を行った際に演奏された楽曲がこの「Blast」を展開させたような曲であった事からも間違いないかと。なぜそんな事を言い切れるかといえば、92年の来日公演のブートレg(以下略)

R. Frippの上下運動の激しいアグレッシブなギターとT. Gunnのこの時点ではまだ低音部を強調していたStick(Bass Guitar名義にはなっていますが)が絡み合う、ハードな一品。そこかしこが後のSylvian & Frippの楽曲の一部になっているかと思われます。ただし、一個の楽曲としては1分あまりの短い曲という事もあり、ここからの展開が楽しみなところで終わってしまうのがちょっと残念かも。

もう何年も気になっていた楽曲だっただけに、聴けただけでも嬉しかったりします。

関連URL:
morgan fisher's home page
morgan fisher / contents(日本語)

Miniatures, Vol. 2 (Edited By Morgan Fisher)(←iTunesが立ち上がります)

(以下ブログ内リンク)
David Sylvian & Robert Fripp / The First Day



1曲のみ買っておいてなんなんですけども、買う側からすればアルバム丸々一枚を買うよりも、目的の楽曲一曲単位から買えるダウンロード販売っていうのはとても良い仕組みだとは思うのですが、売る側や創るアーティスト/サイドから見るとどうなんだろう、とか、コンピレーション・アルバムとは言えアルバム丸ごと聴いてなんぼじゃない?とか、なんだかモヤモヤしたものが残らないでも無いのではありますが、ま、便利な世の中になったから良いじゃないってことで納得しときます。

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The Human Experimente / 21st Century Schizoid Man

[The_Human_Experomente]21st_Century_Schizoid_Man-Single

エミー賞を受賞した経験を持つ作曲家であり、King CrimsonのギタリストRobert FrippともFayman & Frippとして共演したこともある、Jeffrey FaymanによるユニットThe Human Experimenteによるシングル曲。CD媒体ではなく、米アマゾンからのMP3ダウンロード販売やiTunesからのダウンロード販売といったデジタル・シングルとなっております。

Fayman & Fripp / A Temple In The Clouds」(←ブログ内リンク)にも

R. Frippの2時間分のSoundscapesをJ. Faymanが加工したものという事だけのアルバムなのでしょう。


と書きましたように、Fayman & Frippが世間で言うところの厳密な“共演”とか“コラボレーション”に当たるのかというとチョイと微妙な気もしますが、本人さんたちがFayme & Fripp名義を名乗りアルバムを出しているのでありますから、立派なコラボレーションなのでしょう。出来上がったアルバム『A Temple In The Clouds』は私個人としてはR. FrippのSoundscapeがJ. Faymanによって過剰な味付けが施され本来の純度・明度が失われてしまった、少し残念な物ではありました。

Fayman & Frippのアルバムが2000年に発売されてましたから、それから9年、DGM Live!から驚きのニュースが。

DGM Live!
21st Century Schizoid Man Single Out Now

(ブログ内リンク)
「21st Century Schizoid Man Single Out Now」でThe Human Experimenteとは何ぞや?の巻。

J. FaymanによるユニットThe Human ExperimenteがKing Crimsonの代表作とも言える楽曲「21st Century Schizoid Man」をカヴァー、しかもヴォーカルにToolのMaynard Keenan、ギタリストにR. Fripp本人をゲストに迎えて製作されたとあっちゃ、聴かないわけにはイカンでしょ。と、云うわけで早速iTunesからダウンロード。

ToolのM. Keenanによるがなり立てるようなヴォーカルと、オリジナルよりもかなりヘヴィーでメタリック(≠ヘヴィー・メタル)な味付けということも相まって、といけば、なんだか期待出来そうな前振りではありますが、個人的な感想を言えば極めて常識の内に留まっちゃったカヴァーかも。R. Fripp本人がギターという事もあり期待値は高かったのですが、格段熱のこもった演奏にも感じられず、うーん。

中間部のサックスとギターが引っ張りドラムスとベースが唸りを上げる、こっからが大盛り上がりなパート!もサラッと流しちゃっていて肩透かし気味だし。ま、iTunesで楽曲を買う際に3分45秒といった収録時間数をみてかなりの確率で予想していた事ではありましたが。

デジタル・シングルで2曲入り(iTunesでは当然バラ売りもあり)といった形での販売で、「21st Century Schizoid Man」ともう一曲「21st Century Schizoid Man (Radio Edit)」という構成になっています。「? (Radio Edit)」の方は中間部のパートをさらに削ってコンパクトに編集されただけの3分09秒の楽曲、だと思います。欧米などではラジオ局にこの手の曲の需要があるのかしら?

R. Frippファンの方にはあまりオススメはしにくいのではありますが、オリジナルよりもヴォーカル部分に焦点を当てた造りになっていますし、M. Keenanのファンの方には「聴いてみても良いんじゃない?」くらいは言えるかも。iTunesでしたら30秒間の視聴も出来ますしね。

一個前のエントリーと同じ締めになってしまいますが、2010年の初頭に出るとされるフル・アルバムにはMaynard KeenanやR. Frippのほか、John WettonやAdrian BelewなどのKing Crimson組も参加している模様、どんなアルバムになるのか、こんな風(↑)に言っときながらも今から楽しみ。A. Belewの絡みは何とはなしに想像が出来るのですが、J. WettonがThe Human Experimenteと演奏上でどんな絡みを見せるのか、それとも単なるゲスト・ヴォーカルだけなのか?たぶんヴォーカルのみくさい予感はしますが、ほんの少し気にはなるところだったりします。

関連URL:
オフィシャル・サイト The Human Experimente

iTunesへのリンク(注:iTunesが立ち上がります)
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The Human Experimente / 21st Century Schizoid Man

(以下ブログ内リンク)
Fayman & Fripp / A Temple In The Clouds
「21st Century Schizoid Man Single Out Now」でThe Human Experimenteとは何ぞや?の巻。

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Judy Dyble / Talking With Strangers

Talking with Strangers
Talking with Strangers
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Judy Dyble
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ex.Fairport ConventionでKing Crimsonの前身でもあるGiles, Giles and Frippにも合流していた事もあるJudy Dybleの3年ぶりとなる4thアルバム。

今作の話題としてはNo-manの片翼Tim Bownessがほぼ全ての楽曲で作詞/作曲を務め、ボーカルやコーラスでも全面的に参加&Co-Producerとしても関わっております。共同プロデュース作となっており、もう1人のCo-ProducerはAlistair Murphy(Cromer Museum)。

ゲスト陣も(ある方向性で)豪華な顔ぶれとなっておりまして、King Crimson組からはIan McDnald(ex. King Crimson、Foreigner)、Robert Fripp、Pat Mastelotto(King Crimson、KTU、TU)、他にもJacqui McShee (ex. Pentangle)、Simon Nicol(ex. Fairport Convention)、Celia Humphris(ex. Trees)それにしてもex. All About EveなJulianne Reganの名前は久々に見ました。

私の持っている前作、前々作と同じようにフォーク、トラッド色の強い作品が並んでおりますが、Co-Producerとしても名を連ねているT.Bownessのコーラスが要所要所で挿入されており、それがアクセントとなり面白い響きとなっております。ただ、私がNo-Manなどで聞き慣れ過ぎてしまっているせいか、T.Bownessのコーラスが聴こえてくるとJ. Dybleのヴォーカルを喰ってしまうというほどでは決して無いのではありますが、耳がそちらに引き寄せられてしまい何だか変な感じ。なんて言いましょうか、合わない事は無い、むしろ美味しいんですがミスマッチな代表「いちご大福」みたいな感じでしょうか?(←??)

ほとんどの楽曲でJ.DybleとT.Bowness、A. Murphyによる楽曲となっていますが、M-3「C'est La Vie」は“Lake / Sinfield”になっていますが、これはEmerson Lake & Palmer『Works, Vol. 1』からのカヴァーかしら?『Works, Vol. 1』は聴いた事が無いため、原曲は知らないんですよね。

このサイト的に注目しなきゃイケないのがRobert Frippがゲスト参加しているM-7「Harpsong」、4?6分程度の楽曲が並ぶ中19分を超える大作となっています。トラッド色の強いメロディとJ.Dybleのフォーキーで輝度の低く震えるようなヴォーカルがメインとなっているのですが、曲の途中でガラッと曲調が変わり各ソリスト達のソロが挟まり、再びヴォーカル・パートへと戻っていくという形式、メイン・テーマとインストゥルメンタル部分に有機的な繋がりが少ないように感じられ、それぞれがパーツ、パーツに聴こえてしまうのがちと残念かも。でも、まぁ何だか久々に古な“プログレッシブ”な曲を聴いた気がします。Robert Frippは「Gutar and Soundscape」となっていますが、Soundscapeはもちろん分かりますが、ギター・パートは地味にそれっぽくもあるのですが断定出来るほど記名性のある音色でも無いような?

全7曲、42分強と今日では短めのアルバムではありますが、古き良きトラッド/フォークにスパイスとしてのプログレ風味が合わさった好盤なんじゃないかと思います。



ところで。

このアルバムはまぁどこから買っても良かったのですが他にも買うものがあったのでそのついでにBurning Shedから購入しました。Porcupine Tree、No-Man関連でいつもいつもお世話になっているSteven Wilson JPBOさんトコのエントリー「news : Tim Bowness 関連情報 - No-Man」を見てみますと、

最初のプレス1,000枚にはナンバーを打ち、さらにその500枚には Dyble / Bowness / Murphy のサインを入れるそうです (サイン入りの盤は Burning Shed に250枚割り当て) 。


との事。気になって自分の盤も見てみたのですが、これの事なのかな?

[Judy_Dyble]Talking_With_Strangers_02
全体図(左上:Judy Dyble 左上2:Tim Bowness 右下:Alistair Murphy)

[Judy_Dyble]Talking_With_Strangers_03
拡大図(見にくいですが、中央上左寄り:Judy Dyble 中央の中央左寄り:Tim Bowness ...だと思います)

と、もう一つ。
Burning Shedから無事届き、いつものようにiTunesでリッピング→iPodに転送して聴いていたのですが、ふとアーティスト名の所を見てみますと

「Judy Dyble and Judy Dyble and Judy Dyble and Judy Dyble and Judy Dyble and Judy Dyble and Judy Dyble」

となっちゃっております。なんだコレ?。何回も言わなくっても分かるよ!

iTunesに取り込む際にはCDDBに自動接続してアルバム名やらアーティスト名やらが自動的に入力されるのですが、最初にそれを入力した人が何だかおかしな事をやっちゃったのか?どんな意図でやったのかがまるで謎であります。



関連URL:
オフィシャル・サイト Judy Dyble 
MySpace Judy Dyble

(以下ブログ内リンク)
Judy Dyble / The Whorl

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David Cross Band / Alive In The Underworld

[David_Cross_Band]Alive_In_The_Underworld
Alive in the Underworld
Alive in the Underworld
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David Cross Band
Noisy (2008-11-24)
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元King CrimsonのヴァイオリニストDavid Crossによる、イギリスはロンドンのアンダーワールドにて行われたDavid Cross Band名義ライブを収録したライブ・アルバム。

このアルバムが去年の内から出ていたのは知っていたのですが、DGM Mail Orderで買おうと思っていたらいつの間にか“Sold Out”になってしまっており、David Crossのオフィシャル・サイト「David Cross and Noisy Records」からリンクされているオンライン・ショップで買えば良かったのでしょうけれども、初めてのトコのオンライン・ショップはチト不安なのでそれも回避。そしたら日本のAmazonさんで普通に売っている為、そこで御購入。

9曲のライブとボーナス・トラックとして2005年7月に収録されていた未発表スタジオ作品であるM-10「Floodlights」が収録されております。


2ndアルバム『The Big Picture』からM-2「Nurse Insane」
4thアルバム『Exiles』からM6「Tonk」
5thアルバム『Closer Than Skin 』からM-7「I buy silence」、M-4「Are We One? 」
David Cross Band名義の『Testing to Destruction』からM-3「Learning Curve 」
そしてKing Crimsonのカヴァーも入っておりまして、自らが在籍していた時期からM-5「Exiles」、M-8「Starless」、そしてKing Crimsonの代表曲ともいえるM-9「Twenty-First Century Schizoid Man」も収録されています。

どの楽曲もオリジナルからそうそう逸脱する事なく、手堅い演奏、このライブに収録されているD.Crossオリジナルの楽曲は、元々がどれもへヴィーな楽曲の為、ライブ映えがしますな。

また、King Crimsonのカヴァー曲もどれも思ったよりもカッチリとカヴァーしていて、逆に軽く驚いたり。「Starless」や「Twenty-First Century Schizoid Man」でのギター・ソロは、あんまり格好良くな...、まぁ、うん、アレだ、細かい事は言っちゃイカンよね(←?)。

iTunes storeでもオンライン販売されております。

David Cross / Alive In The Underworld(Live)(←iTunesが立ち上がります)

10分を超える「Exiles (Live)」や「Starless (Live)」といった楽曲達は流石にアルバムのみでの販売となっておりますが、「Twenty-First Century Schizoid Man (Live)」は単品での購入も出来るようですので、興味がある方はチェックしてみて下さいまし。

King Crimson卒業組なミュージシャンの中で還暦を超えて、なおもヘヴィーなロックに挑戦し続けるD.Crossの音楽はやっぱり好みでして、今後のオリジナル・アルバムにも期待しちゃうところであります。



関連URL:
オフィシャル・サイト David Cross and Noisy Records 

(以下ブログ内リンク)
David Cross _ Closer Than Skin
Radius _ Civilisations
David Cross & Naomi Maki / Unbounded : Electoric Chamber Music

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The Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Vol. 2

King Crimson Songbook, Vol. 2
King Crimson Songbook, Vol. 2
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The Crimson Jazz Trio
Inner Knot (2009-04-07)
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元King Crimsonのドラマーであり、2007年2月に食道癌で亡くなられたIan Wallaceを中心としたユニットThe Crimson Jazz Trio(以下CJ3)によるクリムゾン・カヴァー集の第2作。

前作『King Crimson Songbook』と同時期に収録されていたようで、ネット上でもVolume Twoのレコーディングも終了していたという情報もあったのですが、I.Wallaceが亡くなった事によりアルバム自体の完成もどこかに消えてしまったのでは無いかと心配していたのですが、2年の時を経て無事にリリースされる事となりました。

Amazonさんで予約注文していたのですが、発売日を過ぎても待てど暮せど届かずヤキモキしていたのですが、この度無事に到着。しかし、発送予定日に2週間くらいの幅があるのは止めて欲しいです。レア・アルバムなどでは無く、一応新品なんですから(笑)。

メンバーは前作『King Crimson Song Book』と同じく、

Ian Wallace : Drumset
Tim Landers : Fretless Bass Guitar
Jody Nardone : Acoustic Grand Piano & Vocals

とトリオ編成、しかも今回のこのアルバムでは元King Crimson同期生であるMel Collinsが“Soprano And Alto Saxophone ”として自らが在籍時にも演奏していた「Islands Suite」と、何と第4期Discipline Crimsonの名曲M-4「Frame By Frame」等の楽曲でゲスト参加しております。

前作をここのブログにエントリーした際には

一聴して、ちょっと姿勢を正しましたよ、マジで。

「ジャズになった??」
by 映画「スイング・ガールズ」より


なんて事を書きましたが、この2ndアルバムではより原曲の解体が進んだように感じられ、曲の途中からパッと聴きでは「これ何の曲だ、コリャ?」となる事がママあります。1stアルバムよりもややもすると原曲を解体するというよりも、ジャズを演奏する中でのいちエッセンスとして取り上げているようにも感じられたり。

ただし、それが原曲を壊す方向のものでは無く、卓越した演奏者がクリムゾンのイディオムを解釈しながらも自由闊達に演ずるモダーンなジャズに仕上がっており、嫌味は無いと思います。むしろカッチョ良いですよ。

また今回のアルバムではM-7からM-10までが「Islands Suite(アイランズ組曲)」としてクリムゾンの楽曲である「Formentera Lady」や「Sailor’s Tale 」がCJ3のオリジナル曲「Press Gang」、「Zero Dark Thirty」等と組み合わされ再構成されております。ここいらへンは聞き所なのでは無いでしょうか。

M-5「Inner Garden」ではこれまでのCJ3のアルバムには無かったピアノ担当J.Nardoneによるヴォーカルも聴く事が出来ます。特に美声とか上手いなどといったヴォーカル・スタイルでは無いと思いますが、押し付け過ぎず訥々と歌い上げるヴォーカルはアルバムの中のアクセントになっているのでは無いでしょうか。取り上げる楽曲も第5期クリムゾンの『THRAK』中のインタールード的な楽曲「Inner Garden」ってトコロが妙にシブい。

もしI.Wallaceが存命であれば、The Crimson Jazz Trioというバンド名ではありますがクリムゾンの楽曲中心のアルバムはこれで打ち止めにして、オリジナル曲を中心にたまにカヴァーを取り上げるなどといった展開も面白そうかなとも思ったのではありますが、i.Wallaceの死によりそれも望めなくなりました。J.Nardoneによるセルフ・ライナーによれば、もしVol.3用にカヴァーするのであれば「Indiscipline」や「Neurotica」、「Larks'Tongues in Aspic」、「The Great Deceiver、「Dig Me」、そして「The Power To Believe」等といった楽曲を取り上げたかったとの事。「Neurotica」や「The Power To Believe」がどのように解体されるのかは聴いてみたかったなぁ。

I.Wallaceの遺作(になってしまうのかな?)である今作、前作『King Crimson Songbook, Vol. 1』が気に入った方はゼヒゼヒ聴いてみて欲しいアルバムであります。もし聴いた事のない方は「21st Century Schizoid Man 」や「Starless」、「I Talk to the Wind 」などといったクリムゾンの有名どころの楽曲が収録されているVol.1を先に聴いた方が良いのではないかと思います。Vol.1のみではありますがiTunes storeにて販売もされておりますのでそこで視聴してみるのも良いかもしれません。

iTunesのへThe Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Volume Oneのリンク(↓)
The Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Volume One
(クリックするとiTunesが立ち上がります)

関連URL:
オフィシャル・サイト Crimson Jazz trio : Home
オフィシャル・サイト Ian Wallace's Official Website: Home

(以下ブログ内リンク)
The Crimson Jazz Trio / King Crimson Song Book
Ian Wallace Has Died
Crimson Jazz Trioのセカンドが出るようですの巻。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Robert Fripp / March 04, 2006 Blueberry Hill St.Louis, MO, USA

[Robert_Fripp]rf20060304
Robert Frippのアメリカはセントルイス、ブルーベリー・ヒルズにおける2006年3月4日に行われたSoundscapesを収めたアルバム。DGMダウンロード作品。
ダウンロードURL:Robert Fripp on March 04, 2006 in St.Louis(要会員登録)

DGM Live!ではアルバムには収められないようなデモ曲やアイデアの小片、欠片、そしてごくたまに大作などの楽曲が会員登録をすれば無料でダウンロード出来る“Mr. Stormy's Monday Selection”と、King CrimsonやLeague of GentlemenなどRobert Frippが関わってきたバンドやR.Fripp自身のソロなどの未発表ライブ・アルバムがそれぞれ隔週おきにアップロードされております。日本においては大体月曜日の夜から深夜、もしくは火曜日にかけての時間帯にアップロードされているようです。

このダウンロード販売形式を取るDGM Live Libraryと通販によるCDでの販売形式を取るDiscipline Global Mail OrderやKing Crimson Collectors' Club(KCCC)では当然ながら収められているライブにはほとんど被りがない(『Casino Asbury Park June,28,1974』などは日本ではコレクターズ・クラブBox SetでのCD販売がされておりましたな)ようなのですが、どこいら辺で差異を見いだしダウンロード販売 or CDによる通信販売とに分けているのでしょう?海外からの通販という心理的&距離的&金銭面での障壁が無い分、ダウンロード販売というのはついついポチッと購入してしまいやすく、今のところはKing Crimsonのダウンロード販売されているライブ・アルバムは全てダウンロードしております。そのうち自分がどのくらいのアルバムをダウンロードしているのか確認したいのですが、ま、それはともかく。

DGM Live!でのKing Crimsonのライブはは全てダウンロードしておりますが、ことRobert Frippのソロ・ライブは、どうだろ、8割くらいしかダウンロードしていないのではないでしょうか?ファン失格な話ではあるのですが、だって全部Soundscapesなんだもの、突き詰めれば全部の一緒じゃね?!とこれまた余計に失格な言い訳をしてみました(笑)。

今回エントリーしてみました『March 04, 2006 Blueberry Hill St.Louis, MO, USA』もR.Frippのソロ・ライブ・アルバムであり、当然の事ながらSoundscapesによるライブなのであります。

この時期のライブでの定番となっている小片M-1「Threshold Bells」から10分を超えるM-2「Time Stands Still」、そしてM-3「Threshold Suspense」を挟んでM-4「Queer Space Whole Tone」へと構成されている、いつもながらのサウンドスケイプスのライブなのではありますが、この日のライブと他のサウンドスケイプスのライブをはっきりと区別するのがM-7「Starlight I」とM-10「Starlight II」であると思います。

この二曲、実はKing Crimsonのアルバム『Red』に収録されている「Starless」の印象的なテーマ部分をモチーフとしており、それがサウンドスケイプスを先導し、逆にサウンドスケイプスの波の中に飲み込まれお互いに響き合いながら楽曲の中に溶解されてゆきます。ここまではっきりとKing Crimsonの楽曲をモチーフにしたサウンドスケイプス物も少ないので貴重な楽曲なのではないかなと思います。以前販売されていたビデオ『Careful With That Axe Vol.2 Robert Fripp』内でも「あの素晴らしい旋律、...またStarlessを演奏してみたい...」(←もうずいぶん前に見たビデオですのでもの凄くうろ覚えです)などと遠い目をしながら語っていたように、Starlessには並々ならない思いがあるのではないでしょうか。

いや、並々ならぬ思いがあるのであれば、現行のクリムゾンのメンバーででも演奏していただきたいと思うのですが。ヴォーカルがAdrian Belewでは合わないのでは?とかJ.Wettonのブリブリとしたベースがないと...とか、今となっちゃBill Brufordすらいないじゃん!やら今のメンツにはそもそも合わない曲調では?等々、意見はあろうかと思いますが、それはそれとして。

「サウンドスケイプス物は全部一緒だからダウンロードしません!」というKing Crimsonファンな方も、この二曲の為にダウンロードしてみるのも面白いと思われます。DGM Live!では視聴も出来ますのでゼヒゼヒ。

関連URL:
DGM Live!
Robert Fripp on March 04, 2006 in St.Louis

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