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King Crimson / The Great Deceiver Live 1973-1974(1992)

The_Great-Deceiver_Vol1.jpg The_Great-Deceiver_Vol2.jpg

The_Great-Deceiver_Vol3.jpg The_Great-Deceiver_Vol4.jpg

4枚組ベストアルバム「紅伝説」(←この邦題、意味は判るんだけど、少し恥ずかしい(笑))ののちに、まさに満を持しての発売となった4枚組ライブ・アルバム。

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テーマ : 邦楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Plague Songs / V.A.

Plague Songs
Plague Songs
posted with amazlet at 08.12.02
Various Artists
WEA (2006-11-21)
売り上げランキング: 230407

イギリスの4ADレーベルから発表されたHal WWillner監修によるコンセプチュアル・アルバム。

Warner Musicの公式ページによりますと

作品のプロデュースは絵画から映画まで、あらゆるアートを斬新的なスタイルと空間で表現してきたイギリスを代表する現代アートの推進団体<ARTANGEL>そしてコクトー・ツインズやピクシーズを輩出してきた4AD。この「プレーグ・ソングス」は2006年9月末にイギリス南東の港町マーゲイトで行われた一大プロジェクト「マーゲイト・エキソダス」のテーマ・コンピレーションである。



との事。旧聖書の出エジプト記中の「10の災厄」をモチーフにし、映画・写真・音楽の3つの媒体で構成された一大アート・プロジェクトの「The Margate Exodus」の音楽部分を担当するアルバムであると日本語版ライナーには記述されております。

ぶっちゃけて言ってしまえば、聖書にも旧約聖書にも、ましてや出エジプト記なんて何ぞやって言う一般的な日本人には馴染みがあまりにも無い題材を取り上げたこのアルバム、実感としてリアルに響かないのは仕方がないと思います。いや、出エジプト記自体は知識としては知っていますけどね、字面だけで知っている知識と宗教的な地ならしがあって血肉として染みついている理念とでは大きな差があると思います。多くの日本人には理解し難い題材ではないかな?

で、そんな理解しづらいようなアルバムをなぜ買ったかといえば、それはホラ、M-4「Flies」にてBrian Eno with Robert Wyattが共演しているから、その一点のみ。脇目振らない感じですよ、えぇ。

「Bobby "Buzzer" Wyatt」名義なR.Wyattは「?:Fly」(←楽器紹介の欄の事ね)なんていうハエのブンブンとした羽音を模したバッキング・ヴォーカルに導かれ、淡々としたB.Enoやその他のヴォーカルらが淡いもやが幾重にも折り重なるかのように、まるで英国で唄われる詩吟のような、単純そうでいて不可解な作品。やはりなかなかにステキな一品です。

実験的なアルバムという事もあり、参加しているミュージシャンは様々で、M-1からラップな楽曲で腰を抜かしてみたり、Laurie Andersonの名を久方ぶりに見つけたり、mScott Walkerの名まで、びっくりしました。

10組のアーティスト達の織り成す楽曲は本当に十人十色、様々な色合いを見せつけられます。日ごろ触れる事の無い楽曲達に触れる良い機会なアルバムでもありました。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

きょうはblogされた(BlogPet)

きょうはblogされた。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「すずしろ」が書きました。

John Wetton / Voice Mail

バトル・ラインズ(紙ジャケット仕様)
ジョン・ウェットン
ユニバーサルミュージック (2007-10-24)
売り上げランキング: 124559

1994年に発表されたJohn Wettonの2ndソロ・アルバム。

1980年に発表された1st・ソロ・アルバム「Caught In The Crossfire」から14年ぶりの2nd・ソロ・アルバムとなる今作品、King Crimson?Asiaを経て発表されたソロ・アルバム、音の方はやはりAsiaに近いポップソングの詰まったアルバムなのですが、逆にJ.Wettonの理想とするプログレ + ポップをあの「J.Wetton (ex.King Crimson、UK) + Geoff Downes (ex.Yes、Buggles)) + Steve Howe(ex.Yes) + Carl Palmer(ex.EL&P)」なんていう、今考えても相当に濃ゆいメンバーにて展開させた結果がAsiaだと思うので近くて当然だと思います。

近いとは言え、Asiaをより叙情的に、アメリカ録音という事も手伝ってかサウンドはデジタル・シンセやら何やらで分厚くといった具合に良く言えばゴージャスな、悪く言うと下世話な感じに(←どちらにせよ貶している訳ではなく良い意味で、です)仕上がっているこのアルバム、ではありますがJ.Wettonのソロ・アルバムでは一番好きなアルバムであります。

J.Wettonの類いまれなる説得力のある力強いヴォーカル、それが聞けさえすればオール・オッケーと思ってしまう程この人のヴォーカルは大好きなのでありますが、このアルバムではAsiaほど大風呂敷きを広げずもうちょっと個人的な視点での楽曲造りが行われているように感じたりします。

このアルバム以降のソロ・アルバム『Arkangel』や『Welcome To Heaven』ではポップさは若干後退して暗く陰鬱な作風の曲が多くなってしまい、今ではちょっと手が延び辛いアルバム達ではあるのですが、翻ってこの『Voice mail』はWetton節が伸びやかに明るく、陰ではなく陽の部分が出ていて、またバラードも陰々滅々とはせず力強さも見せるような佳曲揃い、いまだに聞き返すアルバムになっています。今でもふとした拍子に頭の中にM-10「You're Not The Only One」のメロディとサビが流れます。この曲はアルバムを代表する力強きバラード、良い曲です。M-6「Sea Of Mercy」もイイ曲なんだよなぁ。

ウチのブログとしてはRobert Frippがゲスト参加している(M-1「Right Where I Wanted To Be」)事に注目しなきゃイカンとは思うのですが、それはアルバムの出来には殆ど関係無いような...。Guitarとクレジットはされていますが、Frippertronicsがヒョロヒョロと鳴っている程度、J.Wettonの久々のソロに対する御祝儀的に感じちゃうお仕事。ちゃんとソロ弾いてくれ>R.Fripp御大。R.Fripp目当てで購入したアルバムでは無かったので良かった(笑)のですが、「ま、そんな事もあったわな」と前向きに無視してこのアルバムを楽しむのが吉だと思います。

プログレ時代のような「○○分の大作!」やら「ドラマチックな展開が!」なんていうものはありませんが、4分前後にコンパクトに収められた良質なポップソングが満載なアルバム、King CrimsonやUK、Asiaを経てJ.Wettonのソロに手を伸ばすならまずこのアルバムをお勧めしたいです。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

投稿のテスト(BlogPet)

うまく投稿できるかな?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「すずしろ」がテスト投稿の為に書きました。

タイの屋台で海鮮を食べようの巻。

Thai_yatai.jpg

これは以前にタイへ行った時に撮った写真。仕事柄しょっちゅうタイへと行く訳ですが、たまの休日には近所の海岸まで出てボケボケしていたりする訳です。

で、海に面した公園などに屋台がズラズラと並んでいるのですが、そこを覗いてみますとエビや貝類などを串に刺して炭火で焼いた海鮮焼などが売られています。小腹も空いていたのでエビの串焼きとビールを買ってみました。

ふと屋台に並んでいる海鮮類を見ていたら奥手の方にカブトガニを発見、やっぱ焼いて食うのか。

kabuto-gani.jpg


とか言いながら、カブトガニ自体はもう何年も前に食べた事があります。

でもカブトガニ自体は食べる所が無く「お腹に抱えている卵だけを食べるんだよ』と聞いたので卵を食べたのですが、食べた感想は何て言いましょうか、曰く言い難いのではありますが。

イクラってありますよね、イクラ。廻りの皮がイクラの100倍ぐらいの厚みになって中の実(?)は殆ど無く、歯応えも噛み切れないガムのようなムニムニした歯応え。どっちかっていうと嫌な感じの食べ物でした。食べさせてくれた人に聞いてみると「ほら、何事も経験でしょ、話の種になるからイイじゃない」との事。いや、そりゃまーそうなんですが。

で、この写真を撮った時に発見したカブトガニには卵を抱えている様子もなく、どこを食べるんだろう?やっぱ脚とか味噌とかかなぁ。激しく美味しくなかった記憶が甦った為、購入しようとも思いませんでした(笑)。

タイへ行った時にカブトガニの姿焼きを発見した人は人柱になる勇気がある方は是非。でも私自身も食べた事が無いので完全無保証であります(笑)。

テーマ : ご当地グルメ - ジャンル : グルメ

Ian Wallace Has Died

第二期クリムゾンのドラマーであったIan Wallaceがお亡くなりになったそうです。

Ian Wallace Has Died

"Ian Wallace died this morning after losing his long fight against esophageal cancer. "

食道がんの為、今朝亡くなったそうです。Boz Burrellに続きI.Wallaceも、ですか...。

I.Walleceは第2期・Islands時代のKing Crimsonのドラマーであっただけでなく、セッション・ドラマーとしても大いに活躍し、最近では21st century Schizoid BandではMichael Gilesの後釜としてドラムを担当したり、自身のバンドCrimson Jazz Trio(以下「CJT」)でもユニークなジャズ・クリムゾンのCDを発表したりと多岐にわたり活躍していたと思います。またCJTではVol.Oneに続き、Vol.Twoもレコーディングが終了したとの情報もあり、Vol Twoも楽しみにしていた矢先だったのですが、こんな結果になってしまい非常に残念であり悲しく思います。

今夜はCJT『King Crimson Song Book Vol.One(←ブログ内リンク)』を聴きながら眠ろうと思います。

R.I.P.

テーマ : 最新音楽ニュース - ジャンル : 音楽

King Crimson / USA

USA
USA
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キング・クリムゾン
WHDエンタテインメント (2008-03-26)
売り上げランキング: 87779

録音自体は「レッド」以前に行われたものなので時期的には前後しますが、第3期クリムゾンの解散後に発表されたライブ・アルバム。

USA(1975)
USA(1975)

Side A
1:Larks` Tongues In Aspic Part II
2:Lament
3:Exiles

Side B
1:Asbury Park
2:Easy Money
3:21st Century Schizoid man

Fripp & Eno「Walk On ... No Pussyfooting」から一転、いきなり「Larks` Tongues In Aspic Part II」からライブの幕があがるという所からも、当時のバンドのハイテンションさ加減がイヤでも伝わってきます。前述の『Earthbound(←ブログ内リンク)』時のバンドとは全く異なり、バンドとしての一体感と共有する緊張感がヒシヒシと伝わってくるようです。特にインプロヴィゼイションの「Asbury Park」ではそれが顕著で、後に発表される「紅伝説」Disc-4・ライブを聴くまではこの曲が第3期の唯一の未発表インプロということもあり、舐めるように聴きまくったものです。

ただし、この時期のライブを堪能するには収録曲が6曲と少なすぎたし、「Easy Money」の後半部分がカットされていたり、録音状態の問題やD.Cross脱退などの問題から、Eddie Jobsonのヴァイオリンがオーヴァー・ダブされていたりと、少々問題がないこともないんですが、私的にはこの時期のライブは4枚組ライブ・アルバム『The Great Deceiver』、そして『Starless And Bible Black』の多くの楽曲の元となった伝説のライブが収録された『The Night Watch』が発売されたこともあり、もうあまり気にはしていません。

このアルバムもR.Frippによって廃盤とされちゃっているんですが、ブートレグを叩きのめすために発売したはずのオフィシャル・ブートレグ・シリーズによって余計に、それらと廃盤になったアルバムとの差を比較するためにブート市場へとマニアが流れちゃっていることと思います。まぁ、私も私で、人のこと言ってられませんがね(苦笑)




2007/02/20 追記

ライブ・アルバムであるため、個々の楽曲には触れておりませんでしたが一曲だけ、「Asbury Park」、これはもう痺れが来るほどに凄まじいインプロヴィゼーションでした。最初から最後までインプロの名を借りて好き勝手に弾きまくるR.Frippのギター・ワーク、もうねファン冥利に尽きる弾きっぷりを堪能出来ます。4分手前当たりで聴こえる「f(エフ)!!」の叫び声もゾクゾクする瞬間であります。

楽曲自体の格好良さはもちろんの事、今ではCollectors Clubもあり、オフィシャルのライブ音源も多数出回っていてKing Crimsonのインプロヴィゼーションは嫌というほど聴ける良い時代になった訳ですが、それまではスタジオ・アルバムに収録されていない数少ないライブのみの音源という事も含め、貴重な楽曲だったと思います。

このライブ・アルバムでは発表された段階、もっと言えば『Red』直前にヴァイオリニストであるDavid Crossが脱退していた為か、ex.Frank Zappa、UKのEddie Jobsonのヴァイオリン及びキーボードによるオーヴァー・ダブが各所に施されています。どういう意図でR.Frippがオーヴァー・ダブをしたのかは意図が不明ですが(...4枚組ベストアルバム『The Essential King Crimson Frame By Frame』でG.Haskellのヴォーカル&ベース・ラインをA.Belew、T.Levinに差し替えた事を思えば「...あぁ、そういう事...?」と思っちゃう私もいますがそれは前向きに横に置いといて)いかにも後からスタジオ音源を被せましたといった風情のE.Jobsonのヴァイオリンなどはちょっと違和感があるかも。

でも当の本人であるE.Jobsonはリップ・サービスも大いにあるのだろうけれども後のインタビューで「偉大なバンドの歴史に関わる事が出来て本当に光栄だ。あれがベスト・ワークだったよ」(←手元に本が無い為うろ覚えでスマン)のような事を言っており、そのインタビューを読んだ私は上記のよう感想を持っていた事も有り、ちょっと複雑な心境でした。

そうそう、もう時効させて下さい、正直に告白しますと、この『USA』も『Earthbound』と一緒でブートで聞いたのが初の『USA』体験でした。しかも『Earthbound』は新宿の海賊版屋で買ったCDでしたが、この『USA』はもう10年ぐらい前、それも日本では無く異国はタイへ出張に来ていた時、繁華街をウロウロしていてフラッと立ち寄った屋台のカセット・テープ屋で偶然にも『USA』のテープを見つけてしまい思わず購入してしまったものでした。

異国の地タイでしかもカセット・テープで『USA』を発見してしまった時の驚きは今でも覚えております。正直タイのバッタモンの屋台をちょっと見直した瞬間でした(←ダメだろ、見直しちゃ)

これも同じく、今ではちゃんとリマスターされ再発された正規盤を購入しております。ゴメンナサイ。

それとリマスターされ30th Anniversary Editionとしてようやく発売された『USA (30th Anniversary Edition) 』は後日エントリーを改めてまたやりたいと思います。

関連ブログ内リンク:King Crimson _ Casino Asbury Park June,28,1974

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

No-Man / Lost Songs: Volume One

Lost_Songs_Vol1_2.jpg

Steven WilsonとTim BownessのバンドNo-Manのアウトテイク&未発表曲集。

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Midlake / The Trials of VAN OCCUPANTHER

The Trials of Van Occupanther
The Trials of Van Occupanther
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Midlake
Bella Union (2006-07-25)
売り上げランキング: 110065

テキサス出身の5人組バンドMidlakeの2ndアルバム。ジャケだけ見ると再発っぽいアルバムですが、2006年に発表された最新アルバム。

HMVをフラフラしていた時に目に留まったのがこのアルバムのジャケット。イギリス辺りを思い起こさせる深い木々も枯れた森に佇む頭まで覆い隠す金色の繋ぎ服を着たオッサンと、狼(?)の被り物をした謎の男。この変な世界を持つジャケットにヤラれてしまい、即購入。Midlakeというバンド名や「The Trials of VAN OCCUPANTHER」というアルバム・タイトルは買ってきてから改めて見たくらいにジャケにヤラれてました(笑)。

ジャケットや公式サイトには「?本物のクラシック・アルバム」なんて書かれていますが、ロック/ポップ・ミュージックの範疇で言う所のクラシックという意味なのでしょう。決して17?18世紀のクラシック音楽等といったものではないようです。

今のアメリカでもこんなバンドが出てくるんだとビックリしたぐらいに良い意味での古めかしさを強固に造りあげてしまったアルバム。70年代のフォーク・トラッドが現代に迷い込んできたかのような牧歌的で物悲しい旋律の楽曲達。

メロディやコーラスが「今の時代にやっていてイイの?ホントにイイの?俺はもう大好きだけど」、っていう感じでこちらの心の琴線に触れまくりな美しいフレーヴァー発散しまくっています。アコースティック・ギターの音色も時折聞こえるヴァイオリンの音色も何もかもがフォーキーでトラディショナルで懐かしくも新しい。

アメリカン・ロックなんだけれども、深い霧の奥から聴こえてくるような英国のフォーク・ロックな風味が前面に出てきていてなかなか興味深いバンドであります。このアルバムが2nd アルバムという事ですので1stアルバムも早々にゲットしたいと思います。それと共に次作も大期待なバンド。久々に時代に即した新人バンドに追いついた気がします(苦笑)。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

King Crimson / Earthbound

Earthbound
Earthbound
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King Crimson
WHD (2006-05-23)
売り上げランキング: 126696

『Islands』期King Crimsonのライブ・アルバムであり、King Crimsonとしては初のライブ・アルバムとなる作品。

Earthbound (1972)
アースバウンド(1972)

クリムゾンとしては初のライブ・アルバム、なんですが、カセット録音をレコードに起こしたもののため、巷に出回っているブートレグなんて目じゃないくらい音が悪い。もうレコード会社との契約上仕方なく出したのかと勘ぐらせるほど、何でこんな音質のものを出したか不思議なくらいです。

第2期の「アイランド」のメンバーによるライブですが、R.Frippと他のメンバーとの音楽的方向性の違いがまざまざと感じさせられる音となっており、他の3人に無理矢理クリムゾンではありえない方向へライブが持っていかれそうになるのをR.Frippがこちらも無理矢理食い止めているという様がありありと浮かび、バンドとしての結束力は3対1にくっきりと2分されているのが分かります。

「21世紀に精神異常者」や「船乗りの歌」などは楽曲自身の持つ力と、アルバムの音の悪さと、バンド内の方向性の違いによって生じているイヤな緊張感などとが上手いこと重なり合ったため、暴力的な疾走感溢れる楽曲として収められています。ほかのインプロ「的」な曲は完成度も低いし、ダダ漏れっぽい演奏になっているので、私的にはあまり聴く価値はないかなぁ。

現在はR.Frippによって廃盤とされてしまい、それを補うために発売されると言われてた「Earthbound 2」も発売されるんだか、されないんだか判らない状況の今、この時期のライブを聴いてみたいと思った人は3枚組ライブ・アルバム「The Collectors` King Crimson Vol.1」中の 「Live At Jacksonville 1972」を聴くか、中古レコードで廃盤になっているため異常に高い値段が付けられているであろう「アースバウンド」を探すかしかないようです。しかし早いとこ「アースバウンド」なり「?2」を発売しないと、マニアはまたブートレグ市場に流れちゃうんだけどなぁ。中身もジャケもそのまんまのブートレグ「アースバウンド」はとうの昔から発売されちゃってますし(苦笑)。



2007/02/16 追記

ブート云々なんて書きましたが、正直に言いますとこの『Earthbound』をようやく初めて聴く事が出来たのは新宿の某ブート屋さんで買った海賊版ででした。ジャケから何からソックリに作ってあったっけ。今ではちゃんとリマスターされ再発された正規盤を購入しております、スマンでした。

マニアのみが買うThe Collectors` King Crimsonという区別が無かった時代にKing Crimsonのライブ・アルバムの一枚として長らく君臨していましたが、個人的な感想を言わせてもらうと、このアルバムが出た当時、そしてずっと年を経てThe Collectors` King Crimsonが出るまで、この時期のアルバムといえばこの『Earthbound』しかなかった為、過剰に崇められちゃっているように思えてしまいます。

「テープ録音ゆえの音の荒さが逆に暴走気味のバンドの凶暴性を表しているかのよう」とかは言えると思いますが、そんな事よりも何よりもやっぱ激烈に音悪かったよなぁ。

上で

「しかし早いとこ「アースバウンド」なり「?2」を発売しないと、」云々



なんて書きましたが、その後雨後の筍のようにあれほど『Islands』期King Crimsonのライブ・アルバムが出てくるなんて、この頃には思ってもみませんでした(笑)。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

「英バンドのジェイムス、ティム・ブースを含む編成で復活!」

CDjournalより。
英バンドのジェイムス、ティム・ブースを含む編成で復活!
だそうです。

james オフィシャルHP

まずはツアーをやってそれからって感じらしいですが、上のオフィシャル・ページでは全公演ソールド・アウトになっているようです。やっぱ彼の地英国では人気があるんだなと再確認しましたよ。

Policeも再結成するらしいですし、色んな所で再結成の話が聞こえてくる昨今ですが、このニュースは取りあえず目出度い!以前のエントリーでは

「これがたとえ再結成したとしても当時のバンドが持っていた「マジック」は再び同じ形では舞い降りないでしょうし、過去は過去として割り切るのが吉、なんでしょううけれども、」


なんて事をかきましたが、即刻前言撤回。イイよ、もう、またあの音楽が聴ければ。『Laid』の頃のメンバーで再結成との事ですが、ツアー後に新作を出してくれる事を祈りまくる事にします。日本にツアーで来てくれればなおさら言う事無しッス。

テーマ : 洋楽 - ジャンル : 音楽

Norah Jones / Not Too Late

Not Too Late
Not Too Late
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Norah Jones
Blue Note (2006-12-21)
売り上げランキング: 16335

アメリカの歌姫Norah Jonesの三年ぶりとなる3rd アルバム。

2ndアルバム「Feels like home(ブログ内リンク)」から顕著となっていたカントリー・ミュージックへの軸足の移動はこの3rdアルバムでもより一層強められていると思います。カントリー・ミュージックだけではなくアメリカ人の魂、って言ったら大袈裟かもしれませんが、ジャンルとしてのソウル・ミュージックをも内包したような、アメリカ人の根っこを引っつかむような音楽。

日本だったら醤油だったり韓国だったらキムチ、ロシアだったらボルシチ??、タイだったらナムプリック(唐辛子やニンニクなどを叩き潰してペースト状にしたもの)やナンプラー(魚醤)、ま、とにかく世界各国にこれが無ければ話が始まらん!的なソウル・フードというものがありますが、そんな意味でのアメリカにおける「ソウル・ミュージック」になってしまうほどのハマり具合なんではないでしょうか?

フォーキーでカントリー、ブルージーでホンのちょっとのジャズ・テイスト、まさにアメリカン・ミュージックといった感じです。N.Jonesのヴォーカルも良い意味でいつもながらのスモーキーで透明度の低い、それでいて艶やかなヴォーカル。

やはり1stアルバム「Come Away With Me」でのインパクトは相当なものが有り、それと比べてしまうと幾分落ちるかも知れません。1stアルバムと比較してしまえば「地味」だったり「落ち着いている」と云った文言で語る事が出来るとは思いますが、それは翻ってみればNorah Jonesというイコンが高度に確立され安定しているからではなかろうか?とも思ったり。

このアルバムはiTunes Storeの先行予約で買い求めた為、ライブ・スタジオ・セッショントラック(M-14「Sinkin' Soon (Live Session)」)+iTunes Live Session4曲のボーナス・トラック(M-15?19)が収められた全19曲のものとなっています。今のiTSを見てみると14曲入りのものに変わっていますね。

ただ、日本盤は日本盤でやはりボーナス・トラックが入っているのですが、iTSのものとは違いM-14「2メン」という曲が収められています。こういう使い分けをされると両方欲しくなるので止めて欲しい。っていうかそれが狙いなんだろうけれども。

地味で落ち着いていて、それは深く味わい深い滋味へと繋がっていくような、渋い光を放つアルバム。

ただ、この人のアルバム買っておけばハズレ無しといえるN.Jonesですが、そこをブチ破って大ハズレがあるかもしれないけれども未知なる新たな先を示して欲しいなんて贅沢な願望も出てきてしまうのは確かかも。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Emilie Simon / Vegetal

草木の如く
草木の如く
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エミリー・シモン
ユニバーサル インターナショナル (2006-07-05)
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「フレンチ・エレクトロ・ポップ界のパイオニア」(ジャケ帯より)Emiliy Simonの3rdアルバム。

1stアルバム『Emilie Simon』は、人間味が見事なまでに希薄なエレクトロ・ポップさ加減と激甘なほどのロリロリ・ベリー・ロリータ!!なウィスパー・ヴォイスにやられてしまい、愛聴盤でした。そんなE.Simonの3rdアルバムをHMVで見つけてしまった為、即御購入。

3rdアルバム、3rdアルバムと先ほどから書いてますが、公式ページなどを見てみますと1stアルバム『Emilie Simon』の次は映画「皇帝ペンギン」のサウンド・トラック『La Merchel De L'empereur』となり、それが2ndアルバム扱いらしいのでこのアルバムが3rdアルバムという事になるのかな?ちなみにはまだ未聴の為、そのうち手に入れよう。

『Emilie Simon』に比べて明らかにポップさが後退し、エレクトロニカ&ダークな味付けが強まっている気がします。ロリロリだったヴォーカルも1stよりはロリータ・ヴォイスよりはウィスパー・ヴォイスに軸足を移しているようです。それでもロリータ・ウィスパー・ヴォイスである事には変わりがなく、その声で歌われるフランス語で歌われる楽曲はまさにハマリまくりであります。フランス語とロリ・ヴォイスって相性良いなぁ。

日本語版にはボーナス・トラックとしてM-14「Papillon」M-15「Ferraille」、エンハンストディスクという形でPC上で見られるフランスでの1stシングルM-2「Fleur De Saison」のPVとインタビューがMPEG形式で収められています。

またオリジナル盤と日本盤ではジャケットが違っておりまして、

Vegetal_2.jpg

こんなジャケ。

HMVには両方とも有ったのですが圧倒的に日本盤のジャケットの方が良かったので日本盤を購入しました。日本盤のみのジャケットは1枚の紙が入っているだけであって、ライナーの表紙はオリジナルのものが使われています。

そんな訳で購入するんだったら日本盤の方が圧倒的にお得、オススメ。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

燻製を作ろうの巻。

Smoke_01.jpg

以前から造ってみたいと思ってました燻製を自宅でやってみました。

燻製といったらアウトドアであり野外でやるものというイメージがありますが、燻製のレシピ本等を見てみますと中華鍋で簡単に出来るらしい事が書いてあったので、意を決してやってみました。燻製って言うぐらいなので煙が凄い事になるかと換気扇全開+窓全開で臨んだのですが呆気ないくらいに煙は少なかったです。

本格的な燻製はソミュール液やら何やらに漬けてそれから塩抜きをして乾燥させて...と面倒な下準備満載な訳ですが、初めてだった事もあり簡単に出来るというチーズと練り物で挑戦してみました。

材料:チーズは6ピーのチーズ
ちくわなど(練り物系だったらたぶんオッケー)
チップ(今回は桜のチップ)
中華鍋とそれに見合うフタ
中華鍋に嵌まるぐらいの金網。

1)下準備が要らない材料なので、チーズは銀紙を剥く、ちくわ、練り物は袋から出す。表面が湿っているようだったら拭いた方が良いと思います。

2)中華鍋にアルミホイルを敷いてその上にチップを適当にバラバラと撒く。そんなに多くなくても良さげ。

3)その上に網を載せるんだけれども、チップの上ギリギリだと煙が回らないだろうから鍋の真ん中ぐらいで止まるサイズが良いんじゃなかろうかと思います。

4)弱火にかけてフタをすればオッケー。だんだんと熱が回ってくるとチーズや練り物の表面が汗をかいてきますのでそれは適度に拭き取ってやります。そうしないと煙を弾いてスモークされないらしいです。あとは途中引っ繰り返したりする事ぐらいでしょうか、あんまり開けたり閉めたりしていると煙が逃げちゃうのでそこは適当な感じで。

最初がこんな感じ。もちろんフタをとった所。
Smoke_Pre.jpg


で、弱火でスモークする事2時間。良い感じな色になりました。
Smoke.jpg


5)ものの本によると、半日ぐらい冷蔵庫で寝かせると味が定着して美味しいらしいです。

翌日早速食べてみました。ちくわ、練り物系は「...??」あんだけ時間を掛けた意味がよく分からんってのが正直な所、トホホ。でもチーズは正真正銘のスモーク・チーズになってました、コレは美味い。実際に燻製をやった事もアウトドアなどで食べた事も無いのですが、スーパーで売っているスモーク・チーズとは香りも歯触りも全然違います。当然熱で乾燥している為周りは硬く中はチーズのままって感じですか。で、香ばしく色が付いた所が美味いんですわ、コレが。

プロセス・チーズなどの四角い一本ものをそのまんま燻製にするよりも、酒のつまみなどで食べる6ピーのチーズの方が当然表面面積が増えるので銀紙を剥くのは面倒ですが、その分美味いって事になります。でもいくら溶けるチーズではないプロセス・チーズとはいえ、あんまり細かく切っちゃうとそこはチーズなのでドロッと溶けて目も当てられない状況になると思われます。

あ、それと金網の上にチーズを直置きしてスモークしたのですが、下にアルミホイルか何かをしかないとこんな風になっちゃいます。

金網にひっついちゃって剥がれたチーズの図。
Smoke_02.jpg


直置きであれば下の表面にも常に煙が当たっている事になりますが剥がれちゃう、下にアルミホイルを敷けば引っ繰り返すのを忘れないようにしないとちゃんとスモークされない、といった事がありますので要注意>自分。

煙は少ないとは書きましたが、やっぱり燻す訳ですから部屋は燻す臭くなります。家族がいる人は同意を得てからでないと、後でこってり絞られる事になりかねないので要注意。

今回は下準備の要らない簡単なもので燻製をしましたが、最終的には色々下準備の要る「いかくん」までやってみるつもりです。いかくん美味いだろうなぁ。



※ここのブログは音楽の話題のみにしようと思っていたんですが、やっぱり方針変更、食べ物のエントリーを週末に上げていこうと思います。だって、アパートで男一人で薫製やら何やら作って喜んでるっていうのはネタにしないと逆に恥ずかしかったりする(笑)。

そんな訳で食べ物エントリーはまた来週末に。

テーマ : ご飯日記 - ジャンル : グルメ

Faye Wong / Faye Wong Party Mix Mix And Match

Mix_And_Match.jpg

フェ?イ・ウォ?ン!!

取り合えず叫んでスッキリした所で(←?)。

【↓OPEN】

テーマ : アジア音楽 - ジャンル : 音楽

Faye Wong / Chang You

チャン・ヨウ (歌あそび) ― スペシャル・エディション
フェイ・ウォン
EMIミュージック・ジャパン (1999-03-03)
売り上げランキング: 20792

香港の大スターFaye Wongのそれこそ捨て曲のない傑作アルバム。

Faye Wong / Chang You (1998)
王菲 / 唱遊 (1998)

1:Love life(感情生活)
2:Imagination(瞼)
3:The Obsession(色誠)
4:Give In(半途而廃)
5:Fly Away(飛)
6:Our Lord(祢)
7:Whimsical(小聡明)
8:Wake Up(醒不来)
9:Red Bean(紅豆)
10:Child(童)
11:Daze(REMIX)(麻酔(REMIX))
12:Eye On Me Featured In final Fantasy VIII
13:Give In(原諒自己 広東語ヴァージョン)
14:Red Bean(償還 広東語ヴァージョン)
15:The Obsession(情誠 広東語ヴァージョン)

当時、ゲーム「Final Fantasy」のテーマ曲をこの人が歌っており、結構ヒットしていたらしいんですが、正直アジア系の歌手や映画などには偏見の目を持っていたという事もあり、あまり興味は持てずにラジオやテレビで流れているのを「まぁ、イイかな」ぐらいで聞き流していたんですね。

フェイ・ウォンの事などスッカリ忘れた頭で、たまたま入ったレコード屋さんで目にしたのがこのアルバム。フェイ・ウォンだと認識する暇も無く(実際顔も知らなかったし)、目は引き寄せられ、気が付いたらレジに並んでいました。もうまさに「ジャケ買い」以外の何者でもないフェイ・ウォンとの出会い。だって、あのジャケ(↑)だよ、買わずにはいられないでしょ。まさに「萌え?!!」って感じ。

で、ジャケを眺めながら、歌詞カードの写真にも盛んに萌えつつ(←バカ)、ようやくCDを聴いてみたんですが、これがなんとまぁ、見事なくらいにクリーン・ヒット!ジャケ買いで成功した試しは本当に少ない為、その意味でも幸福になれました。もちろん、アルバムの内容にも大満足。

アジア的な歌謡曲の良さと西洋的なポップな感覚が上手い具合に混ざり合い、それに北京語の綺麗な韻の踏み方とフェイ・ウォン自身の透き通るような、それでいて力強い声が合わさりあい、とても素敵なアルバムに仕上がっていると思います。

スペイシーなアンビエントっぽいシンセとドラムに導かれ、フェイ・ウォンの少しビブラートの掛かった歌声でアルバムのトップを飾る“love life”、日本語か英語のアルバムしか聴いてこなかった私には中国語の響き、言葉のリズムが非常に面白く感じられた“Imagination”、“The Obsession”、“Our Load”、ストリングをバックに透き通ったフェイ・ウオンのヴォーカルが伸びやかに広がってゆき、ドラマティックな曲調な“Red Bean”など、どれもが美しく輝いています。

このアルバムで一番のお気に入りが、毛色が変わってテクノ的なリズムのシンセに乗って繰り広げられるヴォーカルと愛娘の会話(?)が効果的にサンプリングされた“Child”です。子供の声が上手い事使われていて良いアクセントとなり、フェイ・ウォンのヴォーカルを引き立たせています。この手のテクノ・トランス系に身を任せてヴォーカルをとった丸々一枚のアルバムって面白そうかな、と思います。まぁ、何にせよ、とんでもなくキュートな一曲。
 ...それよりも既に子供がいた事にちょっとショックを受けてみたり(苦笑)。

私が買ったのは日本スペシャル・ヴァージョンという事で広東語で歌われる“Give In”、“Red Bean”、“The Obsession”の三曲と“Daze”のリミックス・ヴァージョン、そして日本で大ヒットとなったFinal Fantasyのテーマ曲“Eyes On Me”が収められています。別ヴァージョンの4曲は良いとして、“Eyes On Me”、日本人好みのフェイ・ウォンの美声が堪能出来き、かつ、叙情的な曲の展開が楽しめる、素直に良い曲だとは思うんですが、随分保守的な姿勢のこの曲はこのアルバムの色には合わないんじゃないかなぁと思いますね、激しく。

でも、ボーナス・トラックが5曲も入って、お得!と思う事にしておきます。それらがあろうがなかろうが、このアルバムの輝きは全く変わる事はないんですしね。

アジア系の音楽に偏見を持っていた私の目を開いてくれた、フェイ・ウォンに大感謝。



2007/02/07 追記
Faye Wongのコアなファンの方に言わせれば、初中期の作品群のアルバムの方が断然良いと言われるかもしれませんが、私の場合なぜかアーティスト後期のアルバムの方が好みになるという傾向がありまして、Faye Wong然りXTC然り、King Crimsonもそのケがあるかもしれません。あっ、でもRoxy MusicやDavid Bowieなんかは違うしな、あんまり当てにならないな。

そんな事はさておき。

Faye Wongはまだ現在も活躍している(とも思われる)アーティストですが、後期のアルバムといえるこの後のアルバム『光之翼』や『將愛』の方が大好きだったりします。そしてそれまではちょっと偏見も持っていたアジアン・ポップスというものに目を向けさせてくれたこの『Chang You(唱遊)』が一番好きですね。

このアルバムに出会っていなかったらタイのPalmyさん初めタイ・ポップスと云うジャンルに手を出すという事もなかったでしょうし、そんな意味でも大感謝なアルバムです。

聴いた事のない方は、洋楽とか邦楽とか、ましてや香港のアルバムとかそんな事を抜きにして是非聴いて欲しい良質のポップ・アルバムだと思います。

テーマ : アジア音楽 - ジャンル : 音楽

Marsha / Selection

selection.jpg

タイの女優/ポップ・シンガーMarshaのカヴァー・アルバム、らしい。

【↓OPEN】

テーマ : タイ・ポップス - ジャンル : 音楽

Duo Sonare / Duo Sonare plays Mike Oldfield's Tubular Bells

Duo Sonare plays Mike Oldfield's Tubular Bells

MDG (1996-09-24)
売り上げランキング: 38547

ドイツのギター・デュオDuo SonareによるMike Oldfield「Tubular Bells」の完コピ・アルバム。

taknomさんのブログで「Duo Sonare / Duo Sonare Plays Mike Oldfield」と紹介されていて興味を持ったのと、「プログレッシブ・ロック」というムックでもある意味絶賛されていた為、つい購入。

Amazonより購入、早速聴いてみましたが、あー、これ凄?い!Thomas OffermannとJens Wagnerの二人のギタリストによって、ドラム・ソロ、ヴォイスを除いて全てがギターによってがが再現されています。2000回ものダビング(←実際はこんなには多くないらしい?ですが)を経て完成された『Tubular bells』を二本のギターのみでカヴァーした驚異のアルバム、ちょっと凄いッス。

出だしのあの有名なフレーズから楽器紹介の所から野蛮人の咆哮(これはさすがに人の声(笑))まで完コピ。凄くて逆に笑えてきちゃいます。

このアルバムはクラシック・ギターによる良質のカヴァーとなっていますが、やはりそこは原曲である『Tubular bells』の楽曲の良さがあってこそのものなのでしょう。『Tubular bells』を気に入っている人ならば買っても損はしないアルバム。なかなかのオススメです。

おまけとしてライナーにはT.OffermannとJ.Wagner二人の写真、クラシックの奏者らしく白い蝶ネクタイに黒の背広で決めているのですが、めちゃめちゃ笑顔でステキな事と、こんなヒゲモジャな人達があんな凄い華麗で繊細な演奏をしている事にちょっとギャップを感じてみたり(笑)。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Bei Xu / Lost In Translation

ロスト・イン・トランスレーション
ベイ・シュー
ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-01-24)
売り上げランキング: 24243

ニューヨーク在住の中国人女性ジャズシンガー、Bei Xu(ベイ・シュー)のセカンド・アルバム。

元はと言えば、iTunes Storeにて今年のお正月に期間限定で行われていた「A Happy New Year」の無料ダウンロードでダウンロードした事からこの人の事を知りました。そんな人もきっと大勢いるはず。普段のitunes Storeの無料ダウンロードにはいまいち引っ掛かるアーティストが登録されなかったのですが、試しに視聴してみた所、結構良かったので即ダウンロード。

ネットなどで検索してみるとこの「A Happy New Year」という曲、松任谷由実の有名な曲だとの事。全く知りませんでした、ホントに有名な曲...なんだろう、きっと。道理で英語で歌われていた曲が曲半ばから急に日本語詞になる訳だ。外国人が母国語でない日本語で曲を歌うのはまったくもって好きではないのですが、それ以上に楽曲が良かった為、愛聴しておりました。

で、ついアルバムも欲しくなっちゃったので再びiTunes Storeにてお買い求め。以前から家にいようがどこにいようが欲しくなったらすぐに買えてしまうAmazonは悪魔だと公言してきた私ですが、それ以上にiTunes Storeはヤバい、マジで。欲しくなったらすぐに買えて、それもすぐに手元に届いて聴けてしまうんだもの、そらクリックしたくなるわな。ま、現物を手元に欲しかったり日本語のライナーを読みたがりな私なのでそうそうは利用はしませんが、でもやっぱり便利だよなぁ、iTunes Store。

閑話休題。

ピアノ・トリオをバックに「Love Me Tender」や「Clare」、中国の歌「Melody」などをジャズにアレンジしたカバー・アルバム。古今東西の様々な楽曲を解体しジャズとして再構築された楽曲を歌う鼻にかかったような少しスモーキーな声、なかなかステキで只今絶賛リピート中であります。

アルバムのラストではCyndi Lauperの名曲「Time After Time」が収録されていますが、ジャズ風にならされようがどうされようが良い曲は良いんだよなぁと改めて実感。「Time After Time」のビデオ・クリップをベスト・ヒットUSAで見ていた当時、もう20年以上前になるのか、そんな頃の事を少し思い出した冬の夜でありました。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Daniel Lanois / For The Beauty Of Wynona

For the Beauty of Wynona
For the Beauty of Wynona
posted with amazlet at 08.12.02
Daniel Lanois
Warner Bros. (1993-03-23)
売り上げランキング: 153908

U2のアルバムをBrian Enoともにプロデュースした事などで有名なDaniel Lanoisの93年に発売されたソロ・アルバム、第二作目。

発売と同時に購入した初めてのD.Lanoisのアルバムでしたが、何と言ってもジャケが格好良い。ヌードなのにイヤらしさよりも「狂」を強く感じさせる、黒い強さの波動が伝わってくるような写真。この『For The Beauty Of Wynona』用に撮影されたジャケット用写真かと思っていましたら、有名な写真家さんの作品のようです。

The Knife | photographs | Jan Saudek & Sarah Saudek

多分これが元の写真作品だと思います。ネットをウロウロしていた所、アルバム・ジャケットと同じ画像を見つけて、そこで初めて独立した作品だという事を知ったのですが、元の写真から3分の1以上もトリミングが施され色調もこんなにもカラフルなものとは知りませんでした。元のモノトーンに近いぐらいのものを10年以上見続けてきた為、正規の作品を見ると逆に色が過剰に思えちゃったり。

音の方はと言えば、掠れてモノトーンなボーカルとD.Lanoisが奏でる象徴的なスティール・ギター、そしてB.Enoらとの作業から培ったと思われる、音と音の背後に響き渡る奇妙な残響感と広がり、まさにD.Lanoisの世界が見事に形作られた良作だと思います。

音や楽曲と云ったものを過剰に飾り立てる事はせずに、むしろ微妙な距離感を保った立ち位置を取っているように感じられます。ブルースやカントリー、南部に根ざす土着的な音楽達、そんなアメリカ人の根底に流れる魂の故郷のようなものをルーツに、それらを見事なまでに自らの糧としてD.Lanoisしか造り得ない世界を作り上げているのはいつもながらに流石と思ってしまいます。

このアルバムを購入したのが出たての93年だからもう13年以上も聴いている計算になります。正直買った当時にはピンと来ていなかった部分でも、今の耳で聞くと見えなかった風景が見え聴こえなかった音が聞こえるようになっている気がします。あの頃と全く変わっていないなんて思ったりする時もありますけども、13年以上だもの、思えば遠くへ来たもんだ、みたいな。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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