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それとも関連する(BlogPet)

きょうはすずしろと改定する?
それとも関連する?

*このエントリは、ブログペットの「すずしろ」が書きました。
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ProjeKct X / Heaven And Earth

Heaven & Earth
Heaven & Earth
posted with amazlet at 08.11.29
Projekct X
Discipline
売り上げランキング: 679738

キング・クリムゾンのフル・アルバムとしては12作目となる「The ConstruKction Of Light」(以下「TCOL」)の製作と同時期に平行して録音され、『「TCOL」が全て作曲された楽曲に対し、PROJEkCT Xは全てインプロヴィゼーションによる演奏である』と喧伝され、4ヶ月のタームを置いて発売されたアルバム(DGMの通信販売によるコレクターズCDとしては同時期ぐらいに発売されていた気がします)。

ProjeKct X
Heaven And Earth : ヘブン・アンド・アース

1:The Business Of Pleasure : ザ・ビジネス・オブ・プレジャー
2:Hat In The Middle : ハット・イン・ザ・ミドル
3:Side Window : サイド・ウィンドウ
4:Maximizer : マキシマイザー
5:Strange Ears(Aging Rapidly)  : ストレンジ・イアーズ(エイジング・ラピドリー)
6:Overhead Floor Mats Under Toe : オーヴァーヘッド・フロア・マッツ
・アンダー・トウ
7:Six O'Clock : シックス・オクロック
8:Superbottomfeeder : スーパーボトムフィーダー
9:One E And : ワン・E・アンド
10:Two Awkward Moments : トゥー・オークワード・モーメンツ
11:Demolition : デモリション
12:Conversation Pit : カンヴァーセイション・ピット
13:Cin Alayi : チン・アライア(中国の祭)
14:Heaven And Earth : ヘヴン・アンド・アース
15:Belew Jay Way : ブリュー・ジェイ・ウェイ

Personal
Adrian Belew:G,additional 'V drumming' on Side Window
Robert Fripp:G, Soundscapes
Trey Gunn:Bass touch G,Baritone G
Pat Mastelotto:Traps,buttons



雑誌やネットの紹介文などで『「TCOL」が表だとすれば、インプロヴィゼーションを核とする現在のクリムゾンの裏アルバム』的なものを色々読んだり見たりしていたので、期待は膨らむ一方でした。

が、しかし。

確かに音は確実に「あのメンツによるインプロ大会」であり、興味深い音がそこいらじゅうにあったりはするんですが、それだけなんですね、私にとっては。このもどかしい気持ちはなんていうんだろう?このアルバムが「The Collectors` King Crimson Volume three」中の「The VROOOM Session」のようにアルバム「TCOL」に向けたセッションであるっていわれていれば、別な感触があったんですが、クリムゾンの名こそ使っていないにせよ、「TCOL」に密接に関係する正式アルバムとして世に送り出されているのが解せないんだと思ってみたりしています。

まぁ、「TCOL」とは同時期の製作ですし、これらの楽曲群を演奏することによって「TCOL」へのフィードバックが生まれたのであろう事も重々承知はしているんですが、ん??。

いままでのPROJEkCTシリーズが全て殆どライブ録音であり、このPROJEkCT Xは全てスタジオ録音であり、パソコンでいくらでも編集し放題ということも手伝ってか、私にはPROJEkCTシリーズのアルバムの様々な箇所で見受けられた、「訳の分からない熱情のような迸りが溢れまくりな演奏」はほとんど見受けられませんでした。もちろん以前のPROJEkCTシリーズも切った貼ったのパソコン上での編集は膨大に行われてたようですが、ライブ感を重視した編集であり、そのおかげで「音楽が生きている」様に聞こえました。

過去のクリムゾンのインプロヴィゼーションの楽曲と比較しても、どうにもこうにも緊張感が感じられない演奏にしか聞こえません。まぁ、名義は「ProjeKct X」ですし、過去のクリムゾンと比較すること自体がおかしいのかもしれませんが、「クリムゾンの裏の顔というべき??」なんて雑誌で読んじゃったら仕方なかんべぇって感じ(苦笑)。

CDデッキにかければ、やっぱり好みの音ですし、変なリズムにイイ感じにはなれるんですが...。

そして「TCOL」でも「ProjeKct X」名義にて収録されていた「ヘヴン・アンド・アース」、ミックス違いともいうべき別ヴァージョンのこの曲、これのみがアルバムの中で浮きまくっているように感じますが、私は非常に好みです。これは明らかにキチンと作曲された曲でしょうし、ヤッパリこの手のが私好みなだけっていう話もあります。

ちょっと耳よりも感情が先走っちゃって、ずいぶん辛い点になっちゃったこのアルバムですが、2000年10月からは待望の日本ツアーが始まりますし、それはもう期待しています。そして今後のアルバムも。



2008/09/25 追記

「『TCOL』の製作と同時期に平行して録音され、云々かんぬん」なんて事を書きましたが、「『TCOL』の製作時のマテリアルを使い、P.MastelottoとBill Munyonが切り貼り編集したもの、と言う方が正しそう。インプロヴィゼイションを切り貼りした『THRaKaTTak』というよりも、P.MastelottoとB.MunyonによるユニットBPM&Mのアルバム『BPM&M』に近いものですね。正直この二人によるKing Crimsonやその他のマテリアルを含めた編集作業ものにはちょっと飽き飽き。今ではあんまり聴いていないかな。

きっちりと楽曲の体をなしているM-14「Heaven And Earth」は『TCOL』のヴァージョンよりも好きなんですが、他の楽曲は...うーーーん。

そう言えば『TCOL』にProjeKct X名義としてまで「Heaven And Earth」を入れる必要はどこら辺にあったのかな?ボ?ナス・トラックじゃん?と言われちゃえばそれまでなんですけども、今となってはM-10「Coda:I Have a Dream」でアルバムを閉じていれば完璧な出来だったんじゃないかなと思っちゃったりなんかしたりして。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

ProjeKct Three / Masque

[ProjeKct_Three]Masque
King Crimsonのフラクタル分裂の第4弾、ProjeKct Three(以下P3)による1999年3月21?25日のライブを編集したライブ編集盤。

ProjeKct Three : プロジェクト3
Masque : マスク
1999

1:Masque 1
2:Masque 2
3:Masque 3
4:Masque 4
5:Masque 5
6:Masque 6
7:Masque 7
8:Masque 8
9:Masque 9
10:Masque 10
11:Masque 11
12:Masque 12
13:Masque 13

Robert Fripp:Guitar
Trey Gunn :Touch guitar, Talker
Pat Mastelotto:Electronic Traps & Buttons



ProjeKct Threeと3番目を名乗っておきながら、ライブを行った日付で言うとP2→P1→P4→P3、P4は1998年10月23日?11月2日、P3は1999年3月21?25日となり順序が逆になる為「第4弾」と書いたのですが、もうね、訳分かんないよ。

以下99年9月頃のテキスト



Projekct・シリ?ズのラストではないかといわれているこのアルバム。Projekct Four(P4)との違いはBasses/StickのT.Levinがいないだけ。P4では今までのProjekct・シリ?ズとは違い、V-ドラム(←ライナ?では「Electronic traps and buttons」)で土台をしっかりと築き上げた上でのインプロヴィゼイションでしたが、今回のP3はT.Levinがいないこともあり、P4よりもよりフリ?な感じのものに仕上がっているように思えます。ただし、「キング・クリムゾン」の一部分としてこのアルバムを捉えるならば、演奏が収束点を見出せない「飽和」状態のものにしか仕上がっていないように感じます。

イヤッ、良いんだけどね、好きな部類ではあるんですが、そろそろクリムゾン本体にお出まし願わないと待ちくたびれてきたってのもありますねぇ。

Projekct・シリ?ズのなかでは、演奏の充実っぷりと次期クリムゾンを見据えた楽曲・構成といったバランスからもP4が抜きんでて良い気がします。

実はこのアルバム、9月1日、要するに一ヶ月ぶりの出張からの帰りに、早速CD屋に寄って買って帰ったものです。しかし毎回毎回、出張の帰りの度に、帰ってくるやいなや、CD屋に寄りこんでクリムゾン関連のアルバム買っている気がする(苦笑)。



P1の硬質なジャズ寄りのフリーなインプロヴィゼイション、P2の新しいおもちゃを貰って喜んでいるような自由さ加減、P4の枠組みが決められた中での制御されたインプロヴィゼイション、等々、それぞれがそれぞれの格好良さを持っていると思うのですが、このP3もP4よりT.Levinがいない事により空間の広さが得られそこからフリーな空気が生み出されているように感じられはするのですが、何故かつまらないアルバムにしか聴こえません。R.Frippのロング・トーンなギターの響きやソロ・パートにそこかしこにカッチョ良い部分は多々あるのですが、何故か楽曲/アルバムとしての魅力が私には感じられない為、あまり聴いていないアルバムとなっております。

ジャケットには
Compiled and edited by Pat Mastelotto from 1999 live performance recordings.

なんていう表記もありますし、P.Mastelottoの編集がライブ録音であるはずの演奏の勢いを削いでしまっているのかな?なんて思ったり。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

ProjeKct Four / West Coast Live

[ProjeKct_Four]West_Coast_Live
King Crimsonのフラクタル分裂の第三弾、ProjeKct Four(以下P4)による1998年11月1日に行われたライブを編集したライブ・アルバム。

ProjeKct Four : プロジェクト4
West Coast Live : ウェスト・コースト・ライブ
1999

1-4:Ghost (part 1) : ゴースト ( パート1 )
5:Deception of the Thrush : ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ
6:Hindu Fizz : ヒンドゥー・フィズ
7:ProjeKction : プロジェクション
8-12. Ghost (part 2) : ゴースト ( パート2 )

Pat Mastelotto:Electronic Traps & Buttons
Trey Gunn:Touch Guitar, Talker
Tony Levin:Bass, Stick
Robert Fripp:Guitar



以下99年7月半ば頃のテキスト



もうそろそろゲップが出てきそうな勢いで発売される「ProjeKct」シリーズその4。

現行第5期クリムゾンのメンバー6人がR.Frippを中心として3?4人の小規模の分裂をし、それぞれのライブで培ったものを次期クリムゾンの糧にしようというこの「ProjeKct」企画。ProjeKct OneとはメンバーがドラマーがB.BrufordからP.Mastelottoに変わっただけなんですが、ProjeKct Oneではライナーにあるように70年代クリムゾン・テイストを感じさせつつもジャジーなインプロを聞かせていたのに対して、このProjeKct Fourでは、ドラマーの交代とともに、ProjeKct Twoから導入されたV-ドラムの力が大きいと思われますが、音がガラリと変わって、これこそ次期クリムゾンの音にもっとも近いのではないかと予想されるくらいテンション高いものとなっています。

ただ、このエレクトリック・ドラムがクリムゾンの音に合うかと言われると少し疑問は残るとこなんですが、いつの時期においてもメロトロンやスティックやシンセ・ギターなど当時の最新の機材を、新しいオモチャを買ってもらった子供のように使いまくってきたことを考えればそれも当然の成り行きかななんて思ったり。



P1やP2で制約の少ないフリーな状態でのインプロヴィゼイションを満喫していた所から、この頃からはそれらの成果を形にするべく、すでに次期クリムゾンへの助走を始めていたようで、わりかしかっちりとしたフォーマットを決めた中での演奏となっているように思えます。枠組みの中でのインプロヴィゼイションを行う事により、P1やP2に比べて楽曲としてのまとまりが出ているように感じられます。

その後のProjeKctシリーズのアルバムやらKing Crimsonのライブなどで繰り返し繰り返し演奏されたM-5の「Deception of the Thrush」、そう言えば、きちんとタイトル付けがされてアルバムに納められたのはこのアルバムが最初だったんだねぇ。

関連URL:(以下ブログ内リンク)
ProjeKct Four / The Roar Of P4 1998

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

ProjeKct One / Live At The Jazz Cafe

[ProjeKct_One]Live_at_The_Jazz_cafe
King Crimsonのフラクタル分裂の第二弾、ProjeKct One(以下P1)による1997年12月1?4日のライブを編集したライブ・アルバム。

ProjeKct One : プロジェクト1
Live At The Jazz Cafe : ライブ・アット・ザ・ジャズ・カフェ
1999

1:4i1
2:4ii2
3:1ii2
4:4ii4
5:2ii3
6:3i2
7:3ii2
8:2ii4
9:4i3

Tony Levin:Bass, Stick, Synth
Trey Gunn:Touch Guitar
Bill Bruford:Drums and Percussion
Robert Fripp:Guitar



P1はBill Brufordが唯一参加しているProjeKctであり、かつRobert Frippが次期クリムゾンでの導入を目論んでいたV-ドラムが使われていない唯一のアルバムでもあります。また、曲名が「4i1」や「1ii2」等とおかしな事になっておりますが、これは「何日の何部目の何曲目」という事を表しているらしく、「4i1」ならば「4日目(12月4日)の第1部の1曲目」という事になります。ロンドンのジャズ・カフェで行われた4日間のライブではそれぞれ2部構成、7?9曲程度の演奏をこなしていたそうです。

ProjeKct Two、ProjeKct ThreeやProjeKct Fourはある程度のフォーマット、楽曲や方向性に同じようなものを感じられたのですが、このP1だけはProjeKctシリーズの中でも唯一異質なものに仕上がっていると思います。P1からB.Brufordを抜いてPat Mastelottoを加えただけでP4になるとは思えないのですが、それはV-ドラム採用云々といった事などでは無く、やはりB.BrufordがKing Crimsonに与える影響度が半端なく大きかったという事では無いでしょうか?

全体的に4人によるインプロヴィゼイションによる白熱した演奏が聴けるのですが、他のProjeKctとは違い、B.BrufordとTony Levinによるあくまでもジャズ寄りの硬質なバック部隊に先導されるというよりも引きずられるような形で突き進んでゆきます。そのゾクゾクするような鋭い緊張感を伴った演奏は2000年以降のKing Crimsonにはなかったものであり、そこでもB.Brufordの不在が大きな影響を与えた事が分かります。

殆どの曲でR.Frippのギターに拮抗、もしくはそれ以上の割合でB.Brufordのドラムの格好良さが際立つ場面があり、M-2「4ii2」やM-7「3ii2」などではそれが顕著に現れていると思います。カッチョえぇ!

そんな中、M-5「2ii3」ではR.FrippのギターとT.GunnのTouch Guitarによるソロの2人だけ(たぶん)での楽曲、強くスリリングなアルバムの中での一息的な味わいのある楽曲。

この成果を2000年以降のKing Crimsonに導入出来たらどのようなフォーマットに仕上がったのか、勿体無かったような、イヤあれはあれで私的傑作「The ConstruKction Of Light」を生んだので良かったんじゃなかろうか、などと色々妄想が膨らみます。

関連URL:(以下ブログ内リンク)
ProjeKct One / Jazz Cafe Suite 

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

ProjeKct Two / Space Groove

Space Groove
Space Groove
posted with amazlet at 08.11.29
Projekct Two
Discipline Global Mobile (1998-04-07)
売り上げランキング: 349490

King Crimsonのフラクタル分裂たるprojeKctシリーズの第一弾。ProjeKctシリーズでは数少ない(唯一?の)スタジオ・アルバムとなります。

ProjeKct Two : プロジェクト2
Space Groove : スペース・グルーブ
1998

Volume1: SpaceGroove
1:Space Groove II : スペース・グルーヴ II
2:Space Groove III : スペース・グルーヴ III
3:Space Groove I : スペース・グルーヴ I

Volume 2: Vector Patrol
The Planet Zarg Quartet:
1:Happy Hour On Planet Zarg : 惑星ザーグの割引タイム
2:Is There Life On Zarg? : ザーグに生命体は存在するか?
3:Low Life In Sector Q-3 : Q?3地区の下等生物
4:Sector Shift : セクター・シフト
5:Laura In Space : 宇宙のローラ
6:Sector Drift : セクター・ドリフト
7:Sector Patrol : セクター・パトロール

Lost In Space:
8:In Space There Is No North... : 宇宙に東西南北は存在しない
9:Vector Patrol / ベクター・パトロール
10:Deserts Of Arcadia (North) : アーケイディア(北)
11:Deserts Of Arcadia (South) : アーケイディア砂漠(南)
12:Snake Drummers Of Sector Q-3 : Q-3地区のスネーク・ドラマー
13:Escape From Sagittarius A : サジタリウスAからの脱出
14:Return To Station B : ステーションBへの帰還

Adrian Belew:V Drums
Robert Fripp:Guitar
Trey Gunn:Touch Guitar, Guitar Synth



そもそもは『THRAK』以降の作品造りの為に行われたナッシュビルでのリハーサルが頓挫し、かつ6人での編成を続けていく事自体にスケジュール的にも予算的にも無理があった事から、それならばとメンバー6人全員では無く3?4人の小規模の分裂をし、それぞれのライブで培ったものを次期クリムゾンの糧としようと企画されたのがそもそもの発端だったように思います。

当初はProjeKct Six( ≠ 現ProjeKct Six(Robert Fripp & Adrian Belew)、これと同じ布陣を考えていたかどうかは今となっては不明)ぐらいまで色々なメンバーを入れ換えたり差し戻りしたりしながらProjeKctとしての活動を行い、その成果をProjeKct Zero( ≒ King Crimson)に集約させようと考えていたらしいです。が、その計画もエレクトリック・ドラムを使うように提案した所、Bill Brufordはそれを拒否、King Crimsonから離脱する事からこれも頓挫する事に。B.Brufordは脱退し、Tony Levinもシールとのツアーが入ってしまった為スケジュールの調整がつかなくなってしまった為、その2人を除いた4人で再スタートをしたのが『The ConstruKction Of Light』となりました。

そんな紆余曲折がありながらも次期クリムゾンの試金石としての役割を果たしたProjeKctでしたが、そんなProjeKctも何故かこのP2から始まったようです。ProjeKct Two(以下「P2」)と言いながらも発売はProjeKct One(以下「P1」)よりも先んじて発売されておりましたので第一弾。Robert Frippのクセなのか性分なんだか、こういうよく分からない事をよくやりますな。

ProjeKctは結果的にR.Fripp + Trey Gunnの2人は固定メンバーとなり、そこへ他のメンバーが1?2人加わるという形態を取っておりましたが、このP2ではA.Belewがギタリストとしてでは無く、当時次期King Crimsonで使おうと目論んでいたのであろうVドラムを使うドラマーとして参加しております。もともとソロ・アルバムでも全てのパートを自ら演奏しアルバムを創り上げていたA.Belewでしたが、そこはパーマネントなドラマーでは無かったのが逆に幸いしたのか、このP2でのドラミングは緊張感溢れる演奏というよりはどこかユーモアのある、よく言えば気楽さも見える味のある演奏になっているかと思います。

私的にはこのアルバムはDisk-1(Volume 1)のSpece Grooveばかり聴いております。1枚にそれぞれ10分を超える楽曲ばかりが3曲のみ、P2としてのセッションを始めたばかりの演奏を楽しむような奔放なインプロヴィゼイションが延々と繰り広げられる、そんなダダ漏れのような楽曲に身を任せていると脳内麻薬が出てくるようなおかしな浮遊感を得られます。ProjeKctシリーズの中では一番好きな一枚です。でもVolume 2の方は同じような演奏をしているはずなのでしょうが、何故か面白みを感じない為、あまり聴いておりません。なんでだろ?

Rieflin Fripp, Gunn / The Repercussions of Angelic Behavior

The Repercussions of Angelic Behavior
Bill Rieflin Robert Fripp Trey Gunn
First World (1999-11-09)
売り上げランキング: 137893

元MinistryのドラマーBill RieflinとRobert Fripp、Trey Gunnによるインプロヴィゼイション・ミュージックが収められたアルバム。B.Rieflinのソロ・アルバム『Birth Of A Giant』と対になる作品。

このアルバムを購入した時にはジャケットを見ても曲のタイトルは書いてないわ、記載してあるレーベルFirst World Musicのサイトの当該ページ「Rieflin, Fripp, Gunn - The Repercussions of Angelic Behavior」へ行っても

Song Titles -listed alphabetically
・Blast, pt.1
・Blast, pt. 2
・Lost and Found Highway
・Hootenanny at the Pink Pussycat
・Brown Soufflé
・Heard, Not Seen
・Last Stop
・Re-entry
・Retarded (with Steam)
・Strangers on a Train


などとアルファベット順に曲が並べられているだけで、どれがどの曲なのか判別出来ないわ、ジャケとはあんなの(↑)だわで、CDデッキにかけて聴くまでは相当にディープな環境音楽系の地雷かと冷や冷やしていたのですが(笑)、聴いてみてビックリ、これがまた格好良いんですわ。

このアルバムの収録時期はちょうどクリムゾンのフラクタル分裂たるProjeKctシリーズが始まるかどうかといった頃だったので、ProjeKctシリーズに相通ずる所もありながら、それらよりもより奔放で自由闊達な演奏になっております。R.FrippのギターはKing Crimsonでのフラストレーションを吹き飛ばすかのような複雑で疾走感のあるフレーズをこれでもかと鳴り響かせ、T.Gunnもこのアルバム前後ぐらいからStickから持ち替えたと思われるWarr Guitarによりベース・パートはもちろんの事、より広い音域でのソロを高鳴らせております。

ProjeKct ThreeのドラマーをPat MastelottoをB.Rieflinに替えただけでこれほどの楽曲に差異が出るというのは、このユニットがB.Rieflinを主体にしたものである事と、R.FrippにしろT.Gunnにしろ、King Crimsonという重圧から離れた場所での演奏という事で伸び伸びと、良い意味で好き勝手に出来たのでは無いでしょうか?

このアルバム自体はProjeKctシリーズとは直接の関連がありませんが、実際にはProjeKctシリーズとは相互に影響を与え、また後のKing Crimsonのアルバムにも影響を与えたであろうこのアルバム、「ProjeKctシリーズは数枚聴いたけどもうお腹いっぱい」という方には是非ともオススメ。

そうそう、iTunesにいれてCDDBから「CDトラック名を取得」をしてみたのですが、この曲順でこの楽曲名が合っているのか間違っているのかさえ定かではありません。しかもCDには「Random Play is Required For Full Effect」なんて直接印刷してあるし、何なんだこのアルバムは。

関連URL:
レーベル First World Music内の当該ページ
Rieflin, Fripp, Gunn - The Repercussions of Angelic Behavior

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

年代(BlogPet)

きょうすずしろは年代順へ記載した。
でも、kazz12000とエントリは経由したかったの♪

*このエントリは、ブログペットの「すずしろ」が書きました。

Brian Eno / Headcandy

[Brian_Eno]Head_Candy
1994年に発表されたBrian EnoによるCD-ROMに収録された音と映像のマルチメディア作品。

マルチメディア作品って言葉自体が今となっては死後のような気もしますが。このアルバム、といいますかCD-ROMに入っているファイルをPCにインストール・起動しますと、Brian Enoによる音楽をバックに昔立体画像を見る時に使ったようなサングラス(紙製でペラペラ)を使ってどサイケなQuicktimeムービーを鑑賞出来るといった代物。

もちろんCDとして音楽単体でも楽しめるのですが、たしかCD-ROMをCDデッキにかけますと全6曲の表示が出るのですが、1曲目はPC用のファイルになっているので楽曲としては全5曲、しかも「1曲目はPCファイルなのでCDデッキで掛けないで下さい!」なんて云う注記もあったような。

てっきり音楽と共にトリップ映像の方もB.Enoが造ったものと思いながらネットで検索してみますとどうも違うらしく、Club K2さんのサイト中のBrian Enoのページによりますとどうやら映像に関しては全くの別人さんが造ったもので映像には全く携わっておらず、そこいら辺を混同させるようなパッケージングに心外だったそうです。とか言いながらライナーノーツには紙製のサングラスを掛けてノリノリでビックリ顔のB.Eno教授の写真があったりしましたっけ。

楽曲は予想していたようなアンビエント・ミュージックとは全く異なり、無国籍なパーカッシブやハンマー・ビート、その上を極く狭い領域で這い回るキーボード、残響のように聴こえるギターの音色、そしてトリートメント達。などまさにB.Enoの造りだすインストゥルメンタルが収められております。手触りは「Curiosities」シリーズに近いと思います。また、「Beast」と「Manila Envelope」ではRobert Frippが共作しております。

どサイケなトリップ映像と共に楽曲を聴き、催眠術にかかったような状態が体験出来るといったコンセプトにもそのサイケな映像作品にも全く興味は惹かれませんでしたし、今もって体験し直そうとも思わないのですが、このCD-ROMに収められている楽曲に関しては未だに聴き続ける愛聴盤となっております。

そういや、CD-ROMが入っていた外箱も3D眼鏡な紙製サングラスも捨てちゃって手元にありません。ちょっと勿体無い気もしますが、きっとこの後の人生においてもあのサイケな映像は見ないだろうしなぁ。なので上のジャケット画像はCDプラケースに封入されているものであります。

ところで。

収められている楽曲は
1:Castro Haze
2:Manila Envelope
3:Spunk Worship
4:Beast
5:Alloy Balcony & Jets Overhead

という順に入っており、iTunesに取り込んだ際のCDDBからのデータもそうなっていたのですが、King Crimson Data Baseさんの該当ページ「Robert Fripp Works with Brian Eno」を見ますと驚愕の事実が。

1. Beast [ Guitars ] [ co-writes ]
2. Alloy Balcony & Jets Overhead
3. Spunk Worship
4. Castoro Haze
5. Manila Envelope [ Trumpet Guitar ] [ co-writes ]

(中略)

また、実際の曲順とジャケット記載の曲順は一致していない。日本語ブックレットは直訳しただけのものだが、曲順に関してだけは訂正されている。


...え?試しに「Manila Envelope」と「Castro Haze」が収録されている『Curiosities Volume I』と聴き比べてみますと、あぁ、確かに本当だ...、入れ違いになっていやがる...。

この15年近く信じていた楽曲は実は違う名前だったって事に今さらになって知りました。ギャフン。

関連URL:(以下ブログ内リンク)
Brian Eno / Curiosities Volume I
Brian Eno / Curiosities Volume II
Brian Eno / 77 Million Paintings

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TU / Thunderbird Suite

[TU]Thunderbird_Suite
元King CrimsonのWarr Guitar奏者Trey Gunnと現King CrimsonのドラマーPat MastelottoによるユニットTUのインプロヴィゼイション・アルバム。

...だとは思うのですが、アルバムのジャケットやDiscipline Global Mail Orderのサイトでのアーティスト名は“Rhythm Buddies”になっていたり、このアルバムはiTunes Storeでダウンロード購入したのですが、それのアーティスト名は“TU”だったり、どうなってるんでしょうか。

このアルバムはKing Crimsonのミニ・アルバム『Shoganai(Happy with what you have to be happy with)』と『Power To Believe』(それぞれブログ内リンク)のリハーサルの間に行われたT.GunnとP.Mastelottoによるジャムから生み出された、45分弱の即興演奏をそのままアルバムにしたものらしいです。またM-1「Thunderbird In Thirds, Part 1」からM-3「Thunderbird In Thirds, Part 3」までの3曲が収められていますが、あくまでもCDのインデックスを分ける為に区切りを入れられているだけで、アルバム自体はノンストップで始めから終わりまで演奏が繰り広げられております。

アタックの強いP.MastelottoのドラミングとV-Drum(?)によるループ音を基礎にし、T.GunnがWarr Guitarにより低音部、ベース・パートや高音部でのソロを垂れ流したり、逆にT.Gunnが奏でるまるでFrippertronicsの様な響きの前でドコスカドコスカと太鼓を叩きまくるソロを演奏してみたり、並列に疾走してみたり等といった風に、King Crimsonのリズム隊2人による激しいインタープレイがアルバム1枚丸々収められています。

このアルバムを聴いて思ったのは、『The ConstruKction Of Light』や『The Power To Believe』、とくに『The Power To Believe』(それぞれ同上)はこの2人がKing Crimsonのリズム隊であったからこそ生まれたアルバムだったんだなぁという事。なんて言うか、T.GunnのテクニカルというよりはメカニカルなWarr Guitarの奏法と、ジャズの要素があまり感じられずあくまでもパワープレイなP.Mastelottoのドラミング、それらが基礎となりRobert Fripp曰くNouveau Metalな第6期ダブル・デュオ・クリムゾンとなったんじゃないでしょうか。

ただ、Discipline Global Mail Orderのサイトにも

This CD is about as casual as music gets: no hype, no overdubs, no bullshit.

と書いてある通りに、ジャムの中から切り出されたインプロヴィゼイションをゴロリと放り出しただけのアルバムですので、第6期クリムゾンが好き!といった方でもなかなかに厳しいアルバムではないかと思います。TUのアルバムやT.Gunnのアルバムも集め尽くして、他に無いんかい?とお悩みの方は是非に、その他の方はiTunes Storeで視聴してみてから考えましょう、あんなのがずっとと考えて頂ければ正解に近いと思います(笑)。

関連URL:(以下ブログ内リンク)
Trey Gunn Pat Mastelotto / TU
TU / Official Bootleg

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

Michael Giles Jamie Muir David Cunningham / Ghost Dance

Ghost Dance
Ghost Dance
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Michael Giles Jamie Muir David Cunningham
Resurgent (1996-09-17)
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Flying LizardsのDavid Canninghamと元King CrimsonのドラマーMichael Giles、Jamie Muirにより、同名フィルム向けに製作されたアルバム。

その後のKing Crimsonを良い意味でも悪い意味でも縛り続ける事となった1st『In The Court Of The Crimson King』を創り上げたLineup 1のドラマーM.Gilesと、4th『Larks' Tongues In Aspic』にて怪音・奇音を鳴り響かせバンドを騒乱へと導いていったJ.Muirの二人がそろい踏みしただけでもクリムゾン・ファンとしては飛び付きたくなる事請け合いなこのアルバムですが、そんなワクワクテカテカな大期待を持ってこのアルバムに臨みますと「ありゃっ?」と期待外れになるので要注意。

あくまでもD.Cunninghamによるループ・トリートメントが主軸となり、その上でM.GilesとJ.Muirがパーカッションやドラムにて色付けをしているといったアンビエント・ミュージックだと思います。

CDケースの裏面を見ますと各人の使用楽器が詳細に記されております。こういうディテールは大事。M.Gilesは「kit drums, assorted percussion, mouth horns, mouth reeds, bow, voice, keyboard」とドラマーらしい楽器名が並んでおりますが、J.Muirの方を見ますと「assorted percussion, hand drums, bow, thumb piano, mouthpiece, conch」と親指ピアノ(thumb piano)や法螺貝(?、conch)など“らしい”名前が並んでいるのもイイ感じ。

ライナーを見ますと1983年5月3?6日に収録されたものと書いてあるのですが、オクラ入りになっていたのか、CDとなったのは1995年とあります。またジャケットのフォト・イメージはクリムゾン脱退後にチベット仏教方面へ進みその後画家として作品を発表しているJ.Muirによるものとの事。

音の方はドローンな音の底流の上にアフリカン/エスニック/無国籍なパーカッションの層が幾層にも重ねられる、環境音楽的な色の濃いインストゥルメンタル。全体のトーンはD.Cunninghamが造っているのでしょうが、音の主役は2人のパーカッションだと思います。中には親指カリンバがメタリックなきらめきを放つ小品M-9「Metalwork」等にはちょっと懐かしさを覚えたり。

あくまでもクリムゾン的な熱量の高いせめぎ合いを期待しちゃいますとガッカリする恐れもあるこのアルバムですが、それを除けばなかなかに優れたインストゥルメンタル・アルバムかと思います。

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

ALL CDs(BlogPet)

kazz12000の「ALL CDs」のまねしてかいてみるね

これまでアップする事に順次改定した。

*このエントリは、ブログペットの「すずしろ」が書きました。

FFWD>> / FFWD>>

FFWD
FFWD
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FFWD
Intermodo (1994-08-01)
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The OrbのAlex PatersonとThomas Fehlmann、Kris Weston、そしてKing CrimsonのRobert Frippらによる、1994年に発売された現在のところ唯一のアルバム。

このユニット名の表記は「FFWD」だったり「FFWD>>」だったりしてますが、クリムゾン・ファンの聖地elephant talkのディスコグラフィー(Robert Fripp Discography: Major Collaborations and Productions)にある記述「FFWD>>」に準じたいと思います。で、このユニット名なんですが、Robert Fripp・Thomas Fehlmann・Kris Weston・Duncan Robert Alex Paterson(Alex Patersonの本名、あるいはDr.Alex Paterson)のそれぞれの頭文字をとったとの事。

90年初頭、R.FrippはKing Crimson再結成の前段階として積極的にテクノ/ハウス・ユニットやアンビエント・ハウス系のユニットとの交流を深めておりました。曰くGrid『456』(1992)、The Future Sound Of London『Life Forms』(1994)、ちょっと毛色はズレますがNo-man『Flowermouth』(1994)などなどなど。それらの一つとしてThe Orbとの交流も出来たのでしょう。

アルバムの内容は、モロにアンビエント!とは言い難い、馬車が走り抜ける音や鳥の鳴き声・さえずりなどの自然音やアンビエント・トリートメント、そこへThe Robert Fripp String Quintet 『The Bridge Between』あたりで耳にした覚えのあるようなR.FrippのGuitar、Frippertronicsの響きなど、それぞれの音色が絡むようで全く絡んでいない風にも聴こえ、彼方から此方へ・此方から彼方へと通り過ぎゆくように音色が存在する自然音系アンビエントといった感じでしょうか。

今、Amazonさんでこのアルバムをチェック(2008/09/11現在)してみましたところ、アルバムは当然の事なのか廃盤状態で、Amazonマーケットプレイスには中古商品しかなく、1番高いもので9,800円、最安値のものでも6,823円なんて事になっております。

Amazon: FFWD [Import] [from UK] : FFWD

廃盤扱いでCD出せないんだったら、iTunes Storeやら何やらでダウンロード販売を始めれば良いのに。そうすればわざわざ高い金出して海外から輸入しなきゃいけない事態も無くなるし、廃盤のCDを盤起こしをして売る海賊版も減るだろうし、良い事づくめなのに。ま、それだけ需要が低いって事もあるんだろうけれども。

閑話休題。

...うむむ、そりゃ廃盤でAlex PatersonとRobert Frippの両方の“どマニア”さんからしたら咽喉から手が出るほどに欲しいアルバムの1枚に挙げられるかもしれないこのアルバムですが、正直そんなべらぼうに高いお金を出してまで買うアルバムでも無いと思います。もちろんKing CrimsonというよりもR.Frippオタクの方は要チェックな1枚ではありますが、このアルバムをことさら崇めたてて「幻の傑作!」なんていう風に言うほどのアルバムでも無いかな?と思います。

でも、もし自分が持っていなかったとしたら、やっぱり欲しくて欲しくて堪らないんだろうなぁ(苦笑)。

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フリップ&イーノのリマスター復刻、日本盤は紙ジャケ+高音質CD「HQCD」仕様!の巻。

以前にもエントリーしたかと思うのですが、(「Fripp & Eno Remastered」の巻。)Fripp & Enoのリマスターが発売されるにあたって、高音質CDであるHQCDで発売されるそうです。

CDjournal内 フリップ&イーノのリマスター復刻、日本盤は紙ジャケ+高音質CD「HQCD」仕様!

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French composer Hector Zazou dies

DGM News経由eitb24.comより

Slow Music ProjectでRobert Frippと共演したフランスの作曲家Hector Zazouが亡くなったそうです。

より詳しい記事は以下に記載されております。

Prominent French Musician and Producer Hector Zazou Dies at 60

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King Crimson / EleKtriK Live In Japan 2003

EleKtriK
EleKtriK
posted with amazlet at 08.11.29
King Crimson
JVC Victor (2009-01-13)
売り上げランキング: 49065

2003年4月16日、東京厚生年金会館で行われたライブを収めたライブ・アルバム。

EleKtriK Live in Japan 2003(2003)
エレクトリック(2003)

1:Introductory Soundscape
2:The Power To Believe I: (A Cappella)
3:Level Five
4:ProzaKc Blues
5:EleKtriK
6:Happy With What You Have To Be Happy With
7:One Time
8:Facts Of Life
9:The Power To Believe II (Power Circle)
10:Dangerous Curves
11:Larks' Tongues In Aspic: Part IV
12:The World's My Oyster Soup Kitchen Floor Wax Museum

実はこのアルバム、先行して発売されていたDVD『Eyes Wide Open』のDisc-1と同じマテリアルを使用しているようで、そこから音源だけを抜き出したライブ・アルバムとなっています。ただ音源だけを抜き出してCDにしたのでは無く、DVDのDisc-1全14曲(サウンド・チェックは除く)には収録されていた「The Construkction of Light」と「The Deception of the Thrush」が削られ、全12曲という事になっております。

ま、ぶっちゃけ「The Deception of the Thrush」が削られていたのにはホッとした自分がいたのは確かですが(苦笑)、「The Construkction of Light」は削っちゃダメじゃね?CDの収録時間の関係もあるんでしょうけれども、「The Construkction of Light」を削るくらいならM-1「Introductory Soundscape」を削って頂いた方が(以下略)。まぁ、R.Fripp御大としては「Introductory Soundscape」は譲れないところだったんでしょうか(...遠い目)。

何だかDVDと同じ日の音源という事で、ガッカリ感が増しちゃった残念なアルバムではあるのですが、同じ東京公演だとしても別の日の音源を持ってくるっていう訳にはいかなかったんですかねぇ?DGM Live!!では2003年4月20日愛知厚生年金会館の音源がアップロードされていますし。

April 20, 2003 Aichi Kosei Nenkin Kaikan Nagoya, Japan

CDとして気軽に聴くのだったらこのアルバムなのですが、やっぱり音と映像を楽しみ事の出来るDVD『Eyes Wide Open』の方がお得感もありますし、優れた媒体だと思います。まずはDVDを買って楽しんでから、それでも欲しければ買えば良いんじゃなかろうかと思います。

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エントリー(BlogPet)

きのうはkazz12000は年代順みたいなエントリーしたいなぁ。

*このエントリは、ブログペットの「すずしろ」が書きました。

Gavin Harrison / sanity & Gravity

Sanity and Gravity
Sanity and Gravity
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Gavin Harrison
Resurgent (2003-01-01)
売り上げランキング: 382036

Porcupine Treeや現行King Crimsonでドラマーを務めるGavin Harrisonによる、1997年に発表された1stソロ・アルバム。

これは以前にエントリーしたGavin Harrison & 05Ric名義のアルバム『Drop』(Gavin Harrison & 05Ric / Drop)と一緒にBurningshedのサイトよりダウンロードしたものです。このアルバムにはpdf形式のアルバム・ジャケットが付いてきました。ダウンロード音楽ものではジャケット画像がMP3に埋め込まれているだけのものもありますが、ジャケットの画像は別ファイルであった方が嬉しいですね。

アルバムにはG.Harrisonを中心とし、交流の深い元Japan組からはMick Karn(Bass)、Richard Barbieri(Keyboards)、またG.Harrisonがドラマーとしてアルバムに参加した事もあるStewart & GaskinのDave Stewart(Keyboards)や、同じようにアルバムに参加したり、バンドDizrhythmiaでも共演したJakko Jakszyk等がゲスト参加しております。

Porcupine TreeやKing Crimsonで聴く事の出来るテクニカルでハードなものとは違い、テクニカルはテクニカルなんだけれども、ハードさはちょっと引っ込んでこのアルバムではクロスオーヴァー ? フュージョン・ロックなテイストの楽曲が詰め込まれています。

ゲスト参加しているSultan Khan(Sarangi & Vocals)のSarangi(サーランギ:弓で弾く弦楽器)と効果音のように加えられるヴォイスがなかなかナイスなエスニック風味を加え、ただのフュージョンに偏るかと思われたアルバムに強いスパイスを加えていると思います。

所々で聴こえてくる耳馴染み深い“あの”ベース音はやっぱりM.Karnにしか出し得ない怪ベース音、自己主張が強いのでこの人のベースは時として主役を食っちゃう事もあるし組み合わせが難しいんだろうけれども、このアルバムでは全体的に上手く馴染んでいると思います。

ヴォーカルが苦手だった事もあり、あまり聴く機会を逸しているGavin Harrison & 05Ric『Drop』よりも聴きやすく、フュージョンやテクニカルなロック好きの方にもオススメしやすいアルバムなのでは無いでしょうか?今のお気に入りはD.Stewart(た、たぶん)のキーボードが良い味を出しているM-8「Big News For A Small Day」と、Sarangiが高らかになりエスニック風味の強いヴォイスがスパイス以上の味付けをしているM-3「Dog Day」。

なお、このアルバムの裏面(ジャケット裏かな?)を見ますと、「Dedicated To Bobby Harrison」との文字が。これはProcol harum等のドラマーとして有名だった父Bobby Harrisonに捧げるとの意味らしいです。へぇ??、そうだったのね。

関連URL:
オフィシャル・サイト:Gavin Harrison
Drummerworld - The World Of Drummers and Drums 内
 Drummerworld: Gavin Harrison 

(以下ブログ内リンク)
Gavin Harrison & 05Ric / Drop

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Toyahの5年ぶりの新作がリリースの巻。

いつものCDjournalさんトコより。Toyahのニュー・アルバムがリリースされるそうです。

CDjournal
 ロバート・フリップの夫人トーヤ、5年ぶりの新作『In The Court Of The Crimson Queen』をリリース

アルバム・タイトルは『In The Court Of The Crimson Queen』(写真)。察しのいい方ならお分かりのとおり、“クリムゾン・キングの宮殿”の邦題でもお馴染みの、キング・クリムゾンの名作『In The Court Of The Crimson King』を元にしたタイトルとなっています。

わはは、自分の置かれた状況を最大限に利用するその姿勢、物凄く天晴れで素敵だと思います(笑)。

発売は9月12日ですが、現在までのところ、CD版はRemember The Eighties内の特設サイトか、最新イギリス・ツアーのライヴ会場でのみの販売となるようです。なお、iTunes Sroreでのデジタル配信も予定されています。

小売店やAmazonなどでの一般売りはしないって事なんでしょうかね?iTunes storeで配信の予定があるっぽいのでそれが始まったらダウンロードしようと思います。Toyahさんのアルバムは輸入盤で「DESIRE」等数枚を買ったのと日本で発売された『Take The Leap!』ぐらいしか手を付けていなかった為、どんな音になっているのかちょっと楽しみであります。

関連URL:
CDjournal ロバート・フリップの夫人トーヤ、5年ぶりの新作『In The Court Of The Crimson Queen』をリリース
公式サイト:The Official Toyah Willcox Website

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Kaki King / Legs To Make Us Longer

Legs to Make Us Longer
Legs to Make Us Longer
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Kaki King
Red Ink (2004-10-12)
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タッピング奏法にてギターを奏でる女性ギタリストKaki Kingの2ndアルバム。

このアルバムよりも以前に3rdアルバムである『...Until We Felt Red』を購入し、そこからこのKaki Kingというギタリストを知りました。そこからYouTubeなどを探っていくと「Playing Pink With Noise」のプロモーション・ビデオの動画に行き当たり、その曲が入っているこのアルバムを早速買わなきゃという事で御購入。

“天才女性ギタリスト”みたいな言われ方もされているようですが、なんかちょっと違う気もします。粗削りな要素も多分にあるし上手さだけで言えば他にもよっぽど上手いギタリストは山ほどいるでしょうし。好きな事を自分が面白いと思うやり方でやっていたらいつの間にか人とは違う高みにいた、という風に感じられました。あ、でも本当はそういうのを天才って言うんだろうな。

Kaki Kingの事を知らない人には以前のエントリー『...Until We Felt Red』にも貼りましたが、再度このエントリーにも貼ってしまうこのYouTubeの動画を見て頂きたいです。もうね、初めてこのPVを観た時にゃひっくり返りました、カッチョ良過ぎて。

Kaki King - Playing With Pink Noise Video - High Quality



弦をつま弾き、アタックの強いタッピング奏法を使いまくり、ギターのボディをパーカッションよろしく叩き演奏するその様はいつ観ても格好良いのであります。ギタリストと云うよりもギターを使ったパーカッショニストという表現の方がしっくり来そうな勢いです。

3rdアルバム『...Until We Felt Red』ではJohn McEntireとタッグを組み、自身のヴォーカルも披露しテクニカルなギター・アルバムから1歩進めた、よりポストロック寄りなアルバムとなっていましたが、この2ndアルバムではギターの存在感を武骨に表現してしまっている好アルバムだと思います。私的にはこの『Legs To Make Us Longer』の方が好みだったり。

関連URL:
公式サイト:kaki king
MySpace : Kaki King

(以下ブログ内リンク)
Kaki King / ...Until We Felt Red

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V.A. / Life Beyond Mars: Bowie Covered

Life Beyond Mars: Bowie Covered
Various Artists
Rapster (2008-07-08)
売り上げランキング: 186080

David Bowieの楽曲をクラブ・ミュージック系ミュージシャン達がカヴァーしたコンピレーション・アルバム。

このアルバムを企画したのはRapster Recordsという所で、これまでにもRadioheadやPriceのトリビュート・アルバムも出しているらしいです。Princeのトリビュート・アルバムは聴いてみたいのですが、いかんせん楽曲をあまり知らないので買っても「...?」となりそうです(苦笑)。

カヴァーしているミュージシャンですが、CDjournalの「デヴィッド・ボウイをエレクトロ・ミュージックで!AudionやC.クレイグら参加のトリビュート盤リリース」によりますと

アルバムには、ニューヨーク出身の女性3人によるグループ、オ・ルヴォワール・シモーヌ(Au Revoir Simone)のほか、Audion名義での活躍でも知られるマシュー・ディア(Matthew Dear)、メトロ・エリア作品でストリングスを担当していたケリー・ポーラー(Kelley Polar)、フランスの電子音楽界を代表する存在であるジョアキム(Joakim)、デトロイト・テクノのカール・クレイグ、日本のテクノ界の重鎮ススム・ヨコタらが参加。

との事。現代テクノ/ハウス人脈は全く知らない為、まるでピンと来ないのですが、その筋の方に言わせると「オォッ!」となるのでしょうか?

映画「Labyrinth」に使われた「Magic Dance」やアルバム『Low』中の「A New Career In Town」等ちょい渋めな所からチョイスしている所も好感度アップ。カヴァーしている楽曲は以下の通りであります。

01:Au Revoir Simone - Oh! You Pretty Things
02:Heartbreak - Loving The Alien
03:Kelley Polar - Magic Dance
04:Leo Minor - Ashes To Ashes
05: Carl Craig Presents Zoos of Berlin - Looking For Water
06:Drew Brown - Sweet Thing
07:Matthew Dear - Sound & Vision
08:Susumu Yokota - Golden Years
09:The Emperor Machine - Repetition
10:Joakim & The Disco - A New Career In Town
11:Richard Walters & Faultline - Be My Wife
12:The Thing - Life On Mars

アルバムの方は素直に原曲の文脈をハウス調に変換しているだけのもあれば、だいぶ壊れ気味にカヴァーしているものもあり、こういったトリビュート・アルバムではなかなか良いアルバムだと思います。

お気に入りはM-1「Au Revoir Simone - Oh! You Pretty Things」エレピ等が作り出す柔らかい音背景にからむ女声ヴォーカルが妙に力が抜けててイイ感じに弛んだステキ・カヴァー。

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