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Robert Fripp / Exposure 完全版

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'79年に発表されたRobert Frippのファースト・ソロ・アルバムをリマスター、そしてミックス違いやボーナス・トラックを追加収録し満を持して発売された完全版。

このアルバムは'79年に発表されたオリジナル・バージョンをDisk-1 First Edition、'85年に発表されたリミックス・バージョンとボーナス・トラックが収録されたものをDisk-2 Third Editionとしての二枚組みの構成となっております。King Crimsonの最大規模の情報サイトであるElephant TalkKing Crimson Data Baseさんの所でも言及されているように、このアルバムはOriginal Version(1979)・Remix Version(1985)・The Definitive Edition(1989)という3つのヴァージョンが存在する訳ですが、そのうちの2つが完全版という形で再び世に現れたという事になります。

...と、行けば話は早いのですが、Disk-1は元々のOriginal Versionと微妙な差があるようですし、Disk-2に至ってはRemix Versionから3曲が入れ替えられている為、またしてもヴァージョンが増えてしまう事となり4?5ヴォージョンが存在する事となってしまっているようです。※Original Versionを持っていない為、Disk-1との差異は今のところ不明。

で、ですね。正直ヴァージョン違いと云っても大した違いではないだろうという事で、今までその違いを追求する事なくこれまで来ました。私が持っているのは'85年に発表されヴァージン・ジャパンから発売されていたRemix Versionの日本盤であります。なので、私にとって「Exposure」はこれでしかあり得なかった訳です。

ところがこの度発表された「?完全版」を聴いてみてひっくり返りました。Disk-1、2それぞれがもちろんリマスタリングされそれぞれの楽器の音の輪郭が立ちクリアになった事で、私が持っていたRemix Versionでは聞こえなかった音が聞こえ観る事が出来るようになったという事もあるのですが、Remix Versionから3曲の入れ替えがあったDisk-2に於いては「俺が持っているアルバムとはまるで違うよ。これ!」と飛び上がるほど、アルバムの手触りが違うものに変貌しておりました。

この「Exposure」、Robert Frippの当初のもくろみとしてDaryl Hall(ex.Hall And Oats)をメイン・ヴォーカルとしDebbolah hary(ex.Blondie)等の参加も予定していたようなのですが、それぞれのマネジメント側から参加を断られる、もしくは一部の参加しか認められず、それに代わりPeter Hammill(ex.Van Der Graff Generator )やTerry Roche(ex.The Roches)らが参加しアルバムが完成されたという経緯があったようです。

この完全版としてアルバムをリマスタリングするにあたって、D.Hallが全面参加する筈であった当初の構想通りのアルバムに仕上げようとした意図があったのでしょう。このDisk-2 Exposure Third Edhitionは、本来R.Frippがリリースしようとして形を変え「Exposure」となった「The Last Of The Great New York Heartthrobs(素晴らしきニューヨークの最新熱情)」という作品に近いものではないかと思われます。Remix Versionに慣れ親しんだ私からすると、三曲が入れ替えられただけでこんなにもアルバムの面持ちが変わるのかと驚くほどです。

NY3では原曲(←原曲と書くと「じゃ、どれが原曲よ?」となりそうですが(笑))とは違い、D.Hallのヴォーカル曲となっており、Disk-2 Third Editionを初めて聴いた時「おっちゃんとおばちゃんがケンカしてねーー!!?(Remix VersionのライナーによるとBrian EnoとRobert Frippの母Edithとの事)」と驚きましたっけ(苦笑)。D.Hallのヴォーカルはなにか突き抜けた感のあるシャウトを聴かせてくれます。

同じくD.Hallのヴォーカルに差し替えられた「Disengage」や「Chicago」では耳慣れたP.Hammillのヴォーカルとはまた違い、エキセントリックでハスキーなD.Hallのヴォーカルによって同じ曲でもより尖った印象となっていると思います。これはこれで有りだと思います。

他にもKing Crimson Data Baseさんのページで詳しく解説されている通り、収録分数がそれぞれの曲で微妙に違っており、「Water Music II」などに至っては2分近く収録時間が違っていたりしていて、いくら完全版が出たからといって以前のRemix Versionを売り飛ばすっていう訳にはいかなくなっちゃっております。あぁ、も??(悶)。

「@本物のクリムゾン・ファンであれば、いかなる場合でも繰り返しに非常な喜びを感じ、そのヴァリエーション、食い違い、そして追加事項の注釈をつけるはずである。そんな彼らにとって、これはまさにボーナスなのだ@(Box Set「The Great Deceiver」ライナーより)」

と言い放ったマニア泣かせのR.Frippの面目躍如といった所でしょうか(苦笑)。

もう一つ、この完全版では今まで詳細が判らなかった曲ごとの演奏者がライナーに細かに記載されています。ナイス!また今で見た事の無い貴重な写真も多数収録されている点も○。そういう事細かなディティールも重要だったりするんです!!(強調)

このアルバムが届いてからは以前のRemix Versionとこの完全版をグルグル延々とリピートさせている日々となっております。そのヴァリエーション、食い違い、追加事項たちが私の中で渾然一体となり、サイケデリックな曼荼羅模様を描いているかのようです。こんな私はR.Fripp御大の掌で躍らされッ放しだなぁと感じる今日この頃。

しかし、この二枚組みな「Exposure」、日本限定版らしく『日本国内販売専用・輸出禁止商品』なんて銘打ってあったのにはちょっと苦笑い。そんな事を書こうが何をしようが大丈夫、海外のクリムゾン・ヲタさんたちはどんな手を使ってもこのアルバムを手に入れる筈だから(笑)。

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いつも立ち寄るKleeismさんのブログでも昔の思い出話とともにこのアルバムの記事がアップされています。是非飛んでみて下さい。また、King Crimsonの大御所King Crimson Data Baseさんのページでも近日中に記事がアップされるとの事ですので、非常に楽しみであります。

サイト内リンク:Robert Fripp / Exposure
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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

tag : Crimson Fripp

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