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King Crimson / Beat

Beat
Beat
posted with amazlet at 08.12.02
King Crimson
Warner Bros. (2005-09-13)
売り上げランキング: 146728

前作と同じメンバーで製作されたアルバムなんですが、実は2枚続けて同じメンバーで製作されたアルバムは、クリムゾンでは初めてのものとなります。

King Crimson line-up 4
第4期クリムゾン

Beat : ビート
9th album : 1982

Side A
1 : Nael And Jack And Me : ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー
2 : Heatrbeat : ハートビート
3 : Sartori In Tangier : サートリ・イン・タンジール
4 : Waiting Man : ウェイティング・マン

Side B
1 : Neurotica : ニューロティカ
2 : Two Hands : 2つの手
3 : The Howler : ザ・ハウラー
4 : Requiem : レクイエム

Personal :
Adrian Belew : Guitar,Lead Vocal
Robert Fripp : Guitar,Organ,Frippertronics
Tony Levin : Stick,Bass Guitar,Support Vocal
Bill Bruford : Drumming

前作での高い位置での目標達成後、どうやら同じ目標をより高い位置にて設定するといったバンドとしての機能は失われ、極端に言ってしまえば、バンドは破綻しつつある状態であり、まとまりの無さと水準の低さを露呈しているアルバムとなってしまっています。また、A.Belew色の非常に濃い、不器用なニュー・ウェイブの音が前面に出張ってきており、楽曲のスケールも小さく小さくまとまってしまっています。

確かに、ツイン・ギターの対比の効果が面白い「ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー」や、前作の「セラ・ハン・ジンジート」がよりネジ曲がって進化したような「ニューロティカ」などは、水準以上のかっちょイイ曲に仕上がっていますし、「サートリ・イン・タンジール」はこの時期の奏法にピッタリとマッチしたエキゾチズムの花満開の文句なしの佳曲に仕上がっています。

このアルバムでのハイライトは「レクイエム」でしょう。R.Frippの不安げなFrippertronicsから次第に4人入り乱れたフリーに近いインプロビゼイションへと雪崩れ込んでいく様は興味深い仕上がりとなっており、また、第3期のインプロに近いものを感じさせます。

ただし、第3期のインプロとの決定的な差は、この曲が広いスケール感を描き出そうにも、その景観を構成する要素がミクロ的なものでしかないため、パソコンのチップの内部を覗いているようにしか思えないところだと感じています。

う??ん、この曲、どっちかって言えば好きなんだけど、クリムゾン全体を見渡すとこういう意見にならざるを得ないのがチトつらいとこです。

他の曲はどー考えてもクリムゾンの水準には遠く及ばないものにしか出来上がっていないし、「ハートビート」などは、いくら「歌詞なんてどうでもイイ」という私でもそりゃ無いだろと思うような、何のヒネリもない直球ド真ん中なラブ・ソング。しかし、R.Frippはいざ知らず、A.Belewは非常に気に入っているようで、自分のアルバムにもソロ・バージョンを収録しているし、その後のほとんどのライブにても演奏される代表曲となっています。でもねぇ、これはクリムゾンじゃないと思うよ。

言っちゃえばこのアルバム、「A.Belew With His Band」とも言えるくらい、彼の発言力が強まり、4人の均衡はどこへやら消え去ったかのように思えます。R.Frippにはあまりやる気は伺えないし。

このアルバムは世間的に評価が低くてもしょうがないアルバムだと思います。



2006/12/26 追記
このアルバムについてはそんなに追記する事も無いんですよね。上みたいな感想ですし。

私としては
他のKing Crimsonのアルバム群>>>>>>>>>>>>>>>>>>『Three Of A Perfect Pair』>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>『Beat』>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>『Lizard』

な感じです。上・中位はその時々によって入れ替わりはしますが、下位の3つ『Three Of A Perfect Pair』、『Beat』、『Lizard』の三枚は位置固定といった感じです。このアルバム達が好きな人、誠にスマンです。

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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