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XTC / Apple Venus Volume 1

Apple Venus, Pt. 1
Apple Venus, Pt. 1
posted with amazlet at 08.12.02
XTC
TVT (1999-02-23)
売り上げランキング: 138735

前作「Nonsuch」から早7年、そういやXTCって解散しちゃったんかなぁ?と不安になり、というかそう思っていた所に発表されたのがこのアルバムでした。

Apple Venus Volume 1

1 : River Of Orchids
2 : I'd Like That
3 : Easter Theatre
4 : Knights In Shining Karma
5 : Frivolous Tonight
6 : Greenman
7 : Your Dictionary
8 : Fruit Nut
9 : I Can't Own Her
10 : Harvest Festival
11 : The Last Balloon

「Nonsuch」がいかにもXTCらしい、悪い意味での(笑)“まさに英国!!(←イギリスではなくってね)”といった、ヒネくれていつつもキュンとくるようなポップ・ソング爆発だったので、今度はどんなXTC流ポップを聴かせてくれるかと大期待していました。で、発売と同時に購入したのですが、ワクワクしながら箱を開けて見たら、予想はだいぶ裏切られました。それはもちろん良い意味での裏切りでしたが。

曲調は以前のものとはだいぶ違うものだし、オーケストラやストリングスを大いに活用していて、従来のバンド・サウンドとはまた違ったりもしていますが、アルバムのそこかしこから、まさに匂い立つ薫り、そしてその手触りはまさにどれをとってもXTCにしか出し得ない、上質の『ポップ・ソング』そのものです。

上記にも書いた通りに、大胆にオーケストラ・サウンドを導入し、時流におもねる事なく我が道を行くといった宣言しているかの如き、美しき“River Orchids”や“Easter Theatre”、耳に馴染みの良いギターと美しいコーラスを聞かせる“I'd Like That”、アコースティックなギターに乗せて淡々と、そして情感がたっぷりと込められ歌われる“Your Dictionary”などなど、どれもこれも美しい珠のような楽曲群。どれもこれもが美しいです。

パンクだったり、ニューウェイブだったり、ダブだったり、ブリティッシュ・サウンドだったり、その時々で姿や表現方法を変えつつも、変わらないXTCのXTCたるものがこのアルバムにも確実に存在します。言葉には表す事の出来ない、なんていうかXTCのDNAが。

この「Apple venus」は、ロックやポップ・ソングはティーンエイジャーの為だけにあるのではなく、20代後半、30代以降、そしてもっと言えば中年層の耳に耐えうるだけの強度を持った『ポップ』は存在し得るんだと強く実感させられる、大人の為のロック・アルバムであり、ポップ・アルバムでもあります。

雨に打たれ、ショボくれた背中を見せつつも、絶望などはせずに上を向きながら歩を進める優しきオジサン、そんな感じかな。

“This is Pop”!! ?「White Music」より。



2006/12/29 追記

このアルバム製作中にたった3人のメンバーしかいないバンドからDave Gregoryが音楽の方向性の違いという事から脱退、とうとうデュオになってしまったXTCですが、Andy Partridgeが大半の曲を書き歌い、たまに2?3曲の曲をCokin Mouldingが歌う、もうそれでいいです。解散したり、アルバムを作らなくなったりしなければ。

あ、でも、同時期に創られ二枚組みで発売しようとしたら資金不足で断念、アコースティック編とエレクトリック編とに分けてこの後に発表された双子的なアルバム「Waspstar」までは良かったのですが、そのまた後にワサワサと、ホント雨後の筍のように出された『Apple Venus』や『Wasp Star』のインストゥルメンタル・アルバムだったり、デモ集だったり、アウトテイク集だったり...云々。そう云うのはもういいですから、そろそろ良いレーベルととパトロンでもみっけて(笑)オリジナル・アルバムをお願いします。

パンク/ニュー・ウェイブ期にデビューした為、それらの括りに入れられがちなXTCですが、デビュー当時も『English Settlement』の頃もこのアルバムでも一貫して時流を読むとか流行りに乗っかるなんていう世間の風潮からはまるで離れたところで、自らの音を創り続けてきたこのバンド、大好きであります。
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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

XTCは現在、コリンが音楽に興味がなくなってしまったとのことで、現在アンディとも音信不通らしいです。なのでアンディは「現在XTCは凍結中で再開できるかどうかは僕にはわからない」と述べています。デイヴ・グレゴリーとアンディが何か一緒にやるかもしれないようですが・・・。

>>風来坊さん

書き込みありがとうございます。
...で、あぁ、そんなことになっていたんですね...。Dave GregoryとAndy Partridgeが何かしらやるかもしれないって云うニュースが救いですが。XTCのファンの方だったらもう以前から承知のニュースなんでしょうが、私にとってはこの年末に凹むニュースです、トホホ。情報ありがとうございます。

でもなぁ、A.PartridgeとC.Mouldingの歌があってこそのXTCだと思っているんですが。でも、なんだかんだ言って次の展開でも「なにがどーあってもXTC!!」って云うアルバムを作ってくれるであろう事を祈ります。
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