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King Crimson / The Great Deceiver Live 1973-1974(1992)

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4枚組ベストアルバム「紅伝説」(←この邦題、意味は判るんだけど、少し恥ずかしい(笑))ののちに、まさに満を持しての発売となった4枚組ライブ・アルバム。

The Great Deceiver Live 1973-1974 (1992)
ザ・グレート・ディシーバー Live 1973-1974 (1992)

(曲順は長くなるのでエントリー一番下に記載しました)

しかも当初はクリムゾン全期に渡る4枚組になるっては話だったんですが、このアルバム、第3期のライブのみで4枚組とボリューム・内容ともにゲップが出るほどに濃いアルバムとなっています。

第3期だけなので普通に考えれば、そんなに曲はないはずと思うのですが、そこはまさにマニア向けのアルバム、未発表のインプロヴィゼイションは山の様に収録されているわ、この時期のアルバムの曲も日付が少し違うだけでガラッと演奏内容が変わっているということで、同じ曲が何度も収録されているわで、キチンと(苦笑)4枚組総てのディスクが70分前後の収録となっています。

4枚のうちには、1枚のディスクに日付が異なったライブが収められたものもあるんですが、やはり通しで一夜のライブを聴くことが出来る「ディスク1」がライブとしてもまとまったものとして聴くことが出来ますし、演奏・選曲も整っていると思います。もちろん、他のディスクもスグレもので、オフィシャルでは初音源であり、曲としては若干不安定ながらもクリムゾンらしさが匂い立つ「ドクター・ダイヤモンド」やら、未発表のインプロやら、何度も収録されている曲の差を見出したりって事やら、とにかく聞き所は満載です。

しかしながら、よっぽど時間があって、体力・気力に自信がある時でないと4枚ブッ通しで聴くっていうのは出来ません。普段それやったら、倒れるよ、ホントに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2007/02/28 追記
上にも書きましたが同じ曲、例えば「The talking Drum」例えば「Easy Money」など、ライブ収録日が違うにせよ、なぜこれほど多くの同一の曲を入れるかのR.Frippからの答えは

「本物のクリムゾン・ファンであれば、いかなる場合でも繰り返しに非常な喜びを感じ、そのヴァリエーション、食い違い、そして追加事項の注釈をつけるはずである。そんな彼らにとって、これはまさにボーナスなのだ(Box Set「The Great Deceiver」ライナーより)」



との事です。確かにそうなんですが...。

また「CD Three M-12の様なアナウンスメントを入れなければ同M-11「Larks` Tongues In Aspic, Part Two」をカットせずに収録出来ただろ」とか、ボーナスならボーナスらしくきちんと「the talking DrumからLarks` Tongues In Aspic, Part Twoを省略せずに繋げて収録してよ!」(←CD Four M-12「The Talking Drum」で唐突にディスクが終わる事)とか、言いたい事は山ほどあるんですが、それらについても

「ひどく省略された“太陽と戦慄パートII”は、私が簡潔さをこよなく愛している事をアピールしている事を除けば、その前のインプロヴィゼイションと“ザ・トーキング・ドラム”に対してよりよい解決と順序を得る為である。」



「“ザ・トーキング・ドラム”の最後に出てくるホイッスルや騒乱なしにはインプロヴィゼイションが行き詰まったような感じになったからだ。というわけで、これを入れたのはその前のインプロヴィゼイションに対してより良い解決と順序を得るためである。」



...判ったような、R.Fripp本人にしか判らんようなそんなうんちく垂れな感じですが、そんなR.Fripp独特のうんちくとR.Frippから見たクリムゾン史、日記、当時のバンド内力学に押しつぶされてゆく様をDavid Cross本人が記述したライナー、雑誌からの切り抜きなどなどなど。

日本語版で80ページを超す記述の数々、この分厚いライナーを読み始めると時間が経つのを忘れるくらい興味深い事実と言い訳、論評、蔑み、賞賛、そして再びのうんちく。4枚のCDにももちろん価値がありますが、このライナーをとってみても十二分に楽しめる一品だと思います。ここは是非日本語版で舐めるように読み込んで欲しいです。ウチのはもう結構ボロボロだったりします(笑)。

もう一つ、ライナーと共に音楽以外でこのボックス・セットをより良きものとしているのが言わずもがなのBill Smith Studioの手のよるボックス・アート。「偉大なる詐欺師」からの連想か、いにしえの奇術師をモチーフにし、ボックス、CDジャケット、ライナーの表紙等々、物語性を強く持った素晴らしいアートワークです。確かこの奇術師の人は現実でも手品師だなんて記述をどこかで読んだ気もしますが、はてどこでだったっけ?

この後も第3期クリムゾンのライブは二枚組ライブ・アルバム「The Night Watch」だったりCollectors' Clubからも結構出ておりますが、1973年のライブは意外なほど公式からは発表されておりません。ブリブリと迫り来るJ.wetton & B.Brufordによる大音量リズム隊との戦いにD.CrossはおろかR.Frippすらも疲弊していた時期かもしれませんが、ここまで来ちゃったら隠されれば隠されるほど興味が湧くって云うものです。もっと出してくれ、楽しむ準備は出来ているから。

CD One
Things Are Not As They Seem...

Palace Theatre Providence,Rhode Islands: June 30th 1974.
1:Walk On... No Pussyfooting
2:Larks` Tongues In Aspic, Part Two
3:Lament
4:Exiles
5:Improv - A Voyage To The Centre Of The Cosmos
6:Easy Money
7:Improv - Providence
8:Fracture
9:Starless

CD Two
(Or Now You Don't See It Again) And...

Providence... continued (encore)
1:21st Century Schizoid man
2:Walk Off From Providence...No Pussyfooting

Walk on Glasgow... Glasgow Apollo: October 23rd.1973.
3:Shark's Lungs In Lemsip
4:Larks` Tongues In Aspic, Part One
5:Book Of Saturday
6:Easy Money
7:We`ll Let You Know
8:The Night Watch
9:Improv - Tight Scrummy
10:Peace - A Theme
11:Cat Food

Penn State University: June 29th.1974.
12:Easy money...
13:...It Is For You,But Not For Us

CD Three
...Acts Of Deception (The Magic Circus, Or Weasels Stole Our Fruit)

Pittsburgh.Pennsylvania - Stanley Warner Theatre: April 29th.1974.
1:Walk On... No Pussyfooting
2:The Great Deceiver
3:Improv - Bartley Butsford
4:Exiles
5:Improv - Daniel Dust
6:The Night Watch
7:Doctor Diamond
8:Starless
9:Improv - Wilton Carpet
10:The Talking Drum
11:Larks` Tongues In Aspic, Part Two

Pennn State University:June 29th.1974
12:Applause & Announcement
13:Improv - Is There Life Out There?

CD Four
...But Neither Are They Otherwise

Toronto.Massey Hall:June 24th.1974
1:Improv - The GoldenWalnut
2:The Night Watch
3:Fracture
4:Improv - Clueless And Slightly Slack

Zurich Volkshaus:November 15th.1973
5:Walk On... No Pussyfooting
6:improv - Some Pussyfooting
7:Larks` Tongues In Aspic, Part One
8:Improv - The Law Of Maximum Distress: Part One
9:Improv - The Law Of Maximum Distress: Part Two
10:Easy Money
11:Improv - Some More Pussyfooting
12:The Talking Drum
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テーマ : 邦楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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この音源は聴いて分かるようにテープの欠落があるし、音の差し替えも僅かにあるんですよ
フリップの煽り芸もそういう事情を含んでいる為に遠回しにこの作品は「偉大なる詐欺師」だと言ってるわけです。
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