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Roger Eno With Kate St.John / The Familiar

The Familiar
The Familiar
posted with amazlet at 08.12.02
Roger Eno Kate St. John
Hannibal (2007-02-20)
売り上げランキング: 10661

Roger Enoと我が愛する天使Kate St.John様の共作アルバム。

92年に発売との事ですが、多分私が購入したのもこのアルバムが出たてのその頃だったと思います。だってこの手のアルバムは出たてを捕獲しないとまたいつ会えるか分からないんですもの。当時はまだKate St. John様の事は名前すらも知らず、またR.Enoの事も「Brian Enoの弟もアルバムを出しているんだ???」というその程度な知識しかなかったのですが、そこはホラ、勢いというヤツで購入してみたものです。

そんな単なる勢いで購入したこのアルバムですが、買って大正解も良い所、今となってはかけがいのないアルバムであり今でも聴くたびにに心落ち着く、素敵な佳作だと思っております。

音楽学校にてクラシックを学びDream Academyへ参加、バンド解散以降はVan Morrisonのアルバム&ツアーへの参加やVirginia Astley、Blur等多数のアーティストのアルバム・セッションに参加するなど多方面で活躍していたKate St.John様と、かのアンビエントの大家Brian Enoを兄に持ち、且つ兄とは違い大学にてクラシックの正式な音楽教育を受け自身のソロ・アルバムを発表したり、B.Enoのアルバムに参加していたRoger Eno、このアルバムではR.EnoにKate St. John様が協力する形での共同作業となっているようです。

このアルバムで初めてヴォーカルをとったというKate St. John様ですが、今までオーボエやサックス等の管楽器の奏者であった彼女がなぜヴォーカルをとる事になったかと言えば

「私はずっと自分が歌えるなんて考えたこともなかったんだけど、ロジャーに“どうして?君はとても良い声をしているのに”と言われて、思い切って歌ってみることにしたの。」(Kate St.John『Second Sight』日本盤ライナーより)



ということがあったそうです。もうこのエピソードだけでもR.Enoに足を向けて眠れない気持ちで一杯。

二人のバックボーンにクラシックというものがあることも多大に影響してか、アルバムはクラシカルで叙情的且つ牧歌的な心に淡いロウソクの火で照らされるかのような暖かな作品が揃っております。

ヴィオラ、チェロなどの弦楽器の音色が印象的なインストゥルメンタルなM-1で幕を開け、ピアノの音色とオーボエのハーモニーが美しいクラシカルなM-2。2005年頃にJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMソングに使われたこともあるM-3「We Will Stay」、当時何の気なしにテレビを見ていてテレビからKate St.John様の歌声が聴こえてきた時にゃ、あんまりに驚いてひっくり返った覚えがあります。CM制作担当者、よくやった、グッジョブ!であります。

ピアノの音色とシンセの音空間が「Rain Outside An Open Door」というタイトル通りの雨音を連想させる叙情的なM-4、Kate St.Johnの儚げでしかし霧の奥へと広がっていくいような歌声が魅惑的なM-5やM-8。霧深い森の奥底の湖の精が唄っているかのような美しい楽曲、大好きな楽曲達です。

そこから一転、力強いピアノのリフレインが印象的なM?6、多彩な弦楽器たちによるクラシカルな多層の音色による音空間の広がりが魅力的なM?7、M-9。R.Enoのバッキング・ヴォーカルと共に低く落ち着きたおやかに広がってゆくヴォーカルがこちらまで穏やかな心持ちにさせられるM-10、M-13。

このアルバム、大傑作などとデカイ風呂敷を広げたものなどでは決して無く、花の一輪、葉の一葉までにも気を配り庭の隅々まで心を込めて美しくガーデニングされたヨーロッパにあるような小さくも心を揺り動かされる美しい庭園、そんな印象を持っております。

こんな素敵なアルバム、日本では久しく廃盤になっていたかと思うのですが、Amazonなどで検索してみますとジャケットも新たに再発されているようですね。良いことです。

アルバムに収められているどの楽曲をとっても穏やかな気持ちにさせられる、私にとっての癒しの一枚。

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

はじめまして。
TBできなかったようで、どうもすみませんでした。
日を変えて昼間にでも私の方からさせて頂きますね。
(それじゃ意味がないかな…)

このアルバムでKate St.Johnが初ヴォーカルだった!って、感慨深いですね。
そのエピソードから、ロジャー先生と結婚しても良さそうです(笑)
再発盤も出たようだし、また改めてこのアルバムを聴いてみようかと思いますよ。

非常に丁寧なブログですね~。
あとでじっくりと読ませて頂きたいので、
今後とも宜しくお願いします!

このアルバム本当にいいですよね。
きっとずっと好きです。

以前は西武デパートの閉店の曲にも使われてたんで、この曲を聴くと
「早く買って帰らなきゃ!」
・・・ってつい焦ってもしまうという曲でもあったりして。

最近どうしてるんでしょうか

私も大好きなアルバムなんです。ぜひまたロジャー・イーノと組んで新しい作品をリリースしてほしいものです。

>>バイクマンさん

コメント書き込みありがとうございます。
ありゃ、トラバ出来ていなかったんですね、同じFC2なのに、ダメだなFC2ブログめ。またこちらからもトラバさせて頂きますね。

しっかしあのジャケでのR.Enoのにやけっぷりったら無いですな、見ているだけでこちらにもあのニヤけ度が伝わってくるような有る意味イイジャケ(笑)。詳しくは分かりませんが、このアルバム当時はSid Griffinというアーティストがパートナーだったのかななんて邪推しているのですが如何なもんでしょう?

こちらこそ、またすぐにじっくりと伺わせていただきます。今後ともよろしくお願いします。

>>juneさん

書き込みありがとうございます&超お久しぶりでございます。

『The Familiar』からの曲を閉店のテーマ曲(←?)にするなんて、西武デパートも粋な事をしますね。決めた、西武デパート派になります。いや、もう今では使ってないんであっさり撤回しそうですが(笑)。

私もこのアルバムやKate St. Johnのソロ作品達はいつまでも大事なアルバムとなっていくと思っています。

>>waruinekotanmeさん

さっきアップしました『Indescribable Nightt』のエントリーでも書きましたが、どうも舞台音楽を手掛けていたりTom Waitsのツアーに参加したり色々課外活動なさっているようです。課外活動は程々にそろそろソロ(←ネタではなく)をお願いします...。

公式サイト「KATE ST JOHN」http://www.katestjohn.co.uk/index.htm

R.EnoとはAllsaints recordsで一緒のはずですのでまた何か一緒にやるかもしれませんね。期待...したいなぁ(遠い目)。

サラウンドシステム

RogerEnoは随分昔から聞いておりました。きっかけは兄と間違えたから。Voices、Between Tide、In a room、Channel Light Vessel、ときて本作を購入しました。その後はこの作もジャケも3回変えてますね。レーベルが次々と変わってるようです。

この人コマーシャルと縁がなさそうに見えるのに、通しで聞くと結構
冒頭にキャッチーな曲をいれてます。本作がきっかけで私はBoseの
サラウンドシステムを買いました。このアルバムは擬似でも良いですから、再生装置にそんな凝った物を使うとすごく劇的な雰囲気になりますね。

最近のRogerの容貌を見たらげんなりしました。

>>ICARUSさん

書き込みありがとうございます。
そういえばもう一つ、ジャケ写違いのCDがありましたね、やはり上に貼ってあるジャケではなく、初回版の乱雑気味なジャケが好きなのではありますが、あれはあれで世界観に合っているのか?と聞かれると「....うーん??」という感じであります。

私もBOSEのフロントサラウンドシステムっていうヤツを持ってはいるのですが、居間にあるためなかなかじっくり聴ける機会がありません。このままでは5.1chのシステムを入れたとしても聴けそうにもありません(泣)

R.Enoの容姿についてはノー・コメントということで(笑)

今後ともよろしくであります。
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