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David Sylvian & Robert Fripp / The First Day

The First Day
The First Day
posted with amazlet at 08.11.29
David Sylvian & Robert Fripp
Virgin (1993-07-05)
売り上げランキング: 179949

David Sylvian(ex.Japan)とRobert Fripp(ex.King Crimson)によるコラボレーション・アルバムであり現在において唯一のオリジナル・アルバム。

本当はコレじゃなくって、D.Sylvian+R.Fripp+Trey Gunnによる、このユニットの最初期に日本などで行われたライブでの三人編成時のライブ盤を強烈にオススメしたい所ではあるんですが、正規盤ではなくブートでしか出ていない為、いくら何でもブートをオススメしちゃイカンだろっていう事で、唯一のオリジナル・アルバム「The First Days」をここではオススメしておきます。

D.Sylvianによるインストナンバーを集めた実験作『Alchemy: An Index of Possibilities』で初共演した後、2ndソロ・アルバム『Gone to Earth』で本格的に共演後、年に数回会う度に再び共演の意思を確かめあい、このアルバムに辿り着いたといわれているのがこのアルバムです。

実はこれ、Fripp側のKing Crimson再結成に合わせD.SylvianをKing Crimsonに引っ張り込もうと、手始めにベスト・アルバム「Frame By Frame」で「In The Wake Of Poseidon」の“Cadence And Cascade”のヴォーカル差し替えを頼み込んだところD.Sylvianは拒否、ならばKing Crimson云々といった話とは別に新しくユニットとして作品を作ろうとなり生まれたアルバムらしいです。

結局“Cadence And Cascade”の差し替えヴォーカルはAdrian Belewが担当したのですが、そこまで嫌われているG.Haskellの立場は?(苦笑)。

それまでの二人のソロ活動からいって、全編インストルメンタル、もしくはちょこっとD.Sylvianが歌い、バックでピ?ヒャララ??とサウンドスケープを鳴らすFripp、なんていうものを想像していたんですが、そんな予想とは全く180度違う躍動感溢れる『ロック』アルバムに仕上がっています。

内相的な方向へ行きがちなD.Sylvianを攻撃的で躍動感溢れるビートに向かわせたのは、やはりR.Frippとのコラボレーションのおかげなんだろうと思います(D.Sylvianは雑誌のインタビューで、「Frippの影響でこういう作品に仕上がったのではなく、あくまでも内から溢れるものがこういう形をとった(←雑誌を無くしてしまった為、記憶補完の意訳)。」と語っていましたが)

どの曲をとってもSylvianのソロでも無く、Frippのソロ、もしくはKing Crimsonのものではなく、Sylvian&Frippというユニットという形式をとった為に生まれ出た、まさしくロックな曲達。ロック的な躍動感に溢れながらも淡々とした寂静感が同居しているという希有な楽曲はこのユニットならではだと思います。

1つ難点をあげれば、収録されている殆どの曲がフェイド・アウトで終わっている事。カッチリとした曲に仕上がっておらず、ダラッと垂れ流しな感も否めない為、ここら辺はもうちょっと煮詰められたんじゃないかな?でも、曲自体の出来はどれも非常に良い為、なおさらそれが惜しいと感じてしまいます。



2007/03/29追記

本当に二人の仲が(一時期にせよ)決裂したんだか、互いの音楽活動が忙しくなってしまったからなのかは分かりませんが、これ以降同ユニットによる作品は作られておりません。スタジオで念入りに楽曲達を作り込んでゆき内省的な世界を描き上げるD.Sylvianと、即興を重んじながらも最終的にはきちんと自らが目指す構築されたものに作り上げるといったR.Frippとのアルバム制作に対する違い・ズレが上手い具合にハマり込んでこのアルバムを産まれたのではないかと思います。

二人共がバンド・リーダーといえる我を持っていたでしょうし、エゴのぶつかり合いがあったのではないかと思います。もしKing CrimsonにD.Sylvianが加入していたとしたらアルバム一枚も作れないまま解散していたろうなぁ(笑)。

ま、とにかくそれぞれのソロではなし得ない世界を作り上げたこのアルバムを聴くにつれ、作られる事のなかった2ndアルバムを聴いてみたかったなぁなんてつくづく思っちゃったりもします。

あ、それとこのアルバム、素敵なのはジャケット。インタビューや作品などで難儀ぃなイメージを持たれているこの二人がこんな笑顔を見せているジャケット、他では知りません(笑)、ステキ。

関連URL:David Sylvian & Robert Fripp / Damage(ブログ内リンク)

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

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これ好きです。

これは2人の魅力が相乗効果となり奇跡を起こした
素晴らしいアルバムですね!
ダルシャンはもう一時はまりました、私。
過去記事なんですが、めっちゃ初期の記事なんで
オチャラケかつ簡単(5分で書き上げていました)・・・
お恥ずかしいですがTBさせてくださいな。

>>evergreenさん

レス&トラバ、サンクスでございます。

ハマりましたか、私もあの曲は大好きです。R.Frippにギターを思い切り弾いてもらう為(もしくはR.Frippがギターを弾き倒したいが為に(笑))に作られたような楽曲。D.Sylvianのソロでは考えられないです。

あの相乗効果をもう一度新譜として聴いてみたいものですね。
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