Porcupine Tree / Metanoia
Porcupine Tree
Snapper Classics (2006-03-14)
売り上げランキング: 67531
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ライナーによるとアルバム『Signify』収録時に平行して録音されたインプロヴィゼーション集とされる、1988年にレコードで限定1,000枚という形で発表されたアルバムのリイシューCD盤。
M-2「Mesmer II」では流れるようでいてしっかりと枠組みを構築したFretless BassをバックにS.Wilsonの赴くままに奏でられるインプロヴィゼーション・ギターが面白くも興味深い作品になっています。
M-5「Metanoia I / Intermediate Jesus」でのスペイシーとも言えるようなギターよりもバックのはずのジャズ・ロックを思わせるベースやドラミングの方が逆に格好良かったりする一品。むしろバックであるベースやドラムが主役の楽曲となっていると思います。格好イイ。
porcupine TreeやNo-Man、そしてそれらの中心に位置するSteven ilsonの事なら迷わずここ!というサイト「Steven Wilson JPBO」さんのところでは
“「本作を最初の一枚として買うべきでない。」 との世界中のレヴュアーが送る〜”
との記述がありましたので、その旨を肝に銘じてアルバムに向かったのですが、「へ、インスト・アルバムなだけで普通じゃないッスか??」と思っちゃった私は、逆にダメダメな人間なのかも知れません(苦笑)。
確かにPorcupine Treeを知らない人にまず初めにこのアルバムを聞かせたら「フーーーーン」で終わっちゃうと思いますし、子どものお土産に「よーし、パパ、お土産にPorcupine Treeのアルバム買ってきちゃったぞ!」と渡したら子供は「こんなの違ーうぅ!!」と泣き叫ぶ事でしょう。いや、その前にPorcupine Treeを知っている子供がいないか(笑)。
ネタはさておき、その時々で様々な顔を見せるPorcupine Treeの世界観を一部でも知った上でその後に購入するべきアルバムな事は間違いないのではありますが、R.Barbieriがバンドにいる事を忘れていたとしても、元Japan組R.Barbieri、Steve Jansen、Mick Karnらのが描く音楽性(各ソロ作やJBKといったバンドなど)に似た風合いも感じたので、あそこら辺が好きな方には結構聴けるアルバムかもしれません。
あくまで限定版だった事もありマニア向けな作品である事は否めないのではありますが、とりあえずPorcupine Treeのアルバムを結構集めて気に入ったのであれば聴いてみるのもイイかも知れない一枚、Porcupine Treeの多様な音楽性の一端に触れられるかもしれません。


