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King Crimson / VROOOM VROOOM

Vrooom Vrooom
Vrooom Vrooom
posted with amazlet at 08.11.29
King Crimson
Victor (2001-11-13)
売り上げランキング: 251023

第5期クリムゾンの二枚組・ライブ・アルバム。

VROOOM VROOOM
Vrooom Vrooom : Live In Mexico City
On Broadway : Live In New York City (2001)

ヴルーム・ヴルーム
ヴルーム・ヴルーム: ライブ・イン・メキシコ・シティ
オン・ブロードウェイ:ライブ・イン・ニューヨーク・シティ (2001)

Disk One

1:VROOM VROOM
2:Coda: Marine 475
3:Dinosaur
4:B'Boom
5:THRAK
6:The talking drum
7:Larks' tongues in aspic (part II)
8:Neurotica
9:Prism
10:Red
11:Improv: Biker babes of the Rio Grande
12:21st century schizoid man

Disk Two

1:Conundrum
2:Thela hun ginjeet
3:Frame by frame
4:People
5:One time
6:Sex sleep eat drink dream
7:Indiscipline
8:Two sticks
9:Elephant talk
10:Three of a perfect pair
11:B'Boom
12:THRAK
13:Free as a bird
14:Walking on air

実は、いつもだったらクリムゾンのアルバム(スタジオ盤/ライブ盤を問わず)が出るとなったらお祭り騒ぎになるはずなのですが、このアルバムに関してはイマイチその「お祭り度」も低く、発売日の数日後に買うなんていう体たらく。

何故かと言えば、この第5期のライブアルバムは強力なライブ・アルバムである『B'BOOM』や『On The Broadway』、そしてDVD媒体の『Deja VROOOM』も出ており、その上この時期のインプロヴィゼーションは第3期のような変幻自在なインプロといった側面は少なく、決まったフォーマットの上で決められた幅において演奏が繰り広げられるという、カッコイイ事は格好良いんですが「萌えポイント」(←この言葉を使うのが正解かどうかは分かりませんが、私的にはいちばんシックリくるかな)が低いモノが多かったためです。

まぁ、そんなこんな言いつつも買いますよ、やっぱヲタとしてはね。

で、まずは1枚目、二枚組アルバムの表題ともなっている『VROOOM VROOOM』。Coda:Marine 475にかかってくる楽曲がオリジナルアルバムでは「VROOOM」であるはずのところが、「VROOOM VROOOM」からかかってくるところ(この手法はクリムゾンのベスト・ライブ・アルバムである「Cirkus」でも既出済み)や、「B'Boom」→「THRAK」への流れとその中の微妙なインプロ展開、そこから「Talking Drum」→「Larks' Tongues In Aspic Part II」へのくだりなどもカッチョイイこと間違い無しなんですが、前述の通り、流れとしては以前発売済みのアルバム群と同じ流れを汲んでいるため、正直「燃え/萌え」度は低かったです、ヲタ失格か?

面白かったのは「Talking Drum」での6人の演奏が飽和点に達したところで、そこを切り裂くようにR.Frippのギターが鳴り響き「Larks' Tongues In Aspic Part II」が始まるといった重要なポイントで、R.Fripp御大、ギターの「入り」間違えてます(笑)。数拍手前で「ジャッラ・ツ・ジャラ♪」と入ってしまったはいいけど、間違いに気付き、正規の場所でもう一度何事もなかったように演奏をはじめるのです。何がイイって、間違えたところからすぐに立ち上がって演奏を建て直すところももちろん良いのですが、そんな事よりもそんな自らの演奏がトチッた音源を正規盤として出してしまうってのがイイ所です(笑)。よく「演奏に間違いがあっても、ライブには天使が舞い降りていた」というような発言(←手元に資料が無いためかなり意訳ですが)をするFripp御大のことですから、この音源を収録したときのライブにもきっと天使が見えたのかもしれません。

そしてこのアルバムの聞き所としては、第5期の6人体制での公式音源としては初となる「21世紀の精神異常者」、ここに絞られるでしょう。演奏者達のスキルの桁が違うこと、そして人数が6人での演奏ということも手伝って、オリジナルよりも格段にメタリックかつハードに演奏されています...が、私の感想としては「メタリックかつハード」なだけなんですよ。ファン・サービスとして演奏したのであろう事は容易に想像出来るのですが、個人的には演奏するべきじゃなかったのでは?と思います。イヤッ、オリジナル・クリムゾン原理主義者ではない(笑)ですし、あくまでファン・サービスとして割り切れば良いのですがね。

King Crimsonというバンド、そしてその時々によって演奏されるべき楽曲というのはその時代、そしてラインナップに呼応したものであるべきという認識の下、これまでのライブ・アルバムを聞いていました。また「Red」や「Larks' Tongues In Aspic Part II」は第3期から第4期へと移り変わった際にも演奏され続けていたものなので、ラインナップが変わっても演奏され続けてゆく「クリムゾン国歌」のような位置付けたる楽曲ということで納得が出来るのですが、唐突に今まで表面きってなされたことが見えにくかった『ファン・サービス』といった形で「21世紀の精神異常者」が演奏されたため、ちょっとした拒否反応が起こっているのかもしれません。ヲタの微妙な心ってヤツですよ(笑)。




2枚目、問題の『On Broadway』、これ、実は日本では『The Collectors` King Crimson Vol.2』内に二枚組としてと収録されているモノのエディット版なんですね。アメリカではThe Collectors` King Crimsonシリーズは通販でのみ限定販売といった位置づけなんですが、日本では通常盤として売られているという微妙な立場のアルバムな訳で、こと日本においてはあまり有り難みの無い2枚組の2枚目となってしまっています。

そんな事になるのを見越してか、『The Collectors` King Crimson Vol.2』には収録されていない「Thela hun Ginjeet」や「frame By frame」、そして「Free As A Bird」がしっかりと収録されています。この商売上手。『The Collectors` ?』では「Free As A Bird」を演奏したようなことを匂わせるMCが収録されており、「版権の関係で収録出来ないんかな?それはともかく聞かせろや」などと思っていましたが、あぁ、こう来たかって感じです。

「Free As A Bird」とはBeatles「最後の」未発表音源として話題になった一曲。ピアノ音源に繋いだギター・シンセによる、要するにギターによるピアノ弾き語りとしてA.Belew一人のパフォーマンスとして収録されています。BeatlesフェチなA.Belewならではと感じさせる当時の楽曲のセレクトですな。加えて「Thela hun Ginjeet」は元々の楽曲の力強さに加えて、第5期6人での演奏ということも手伝って、スピード感溢れるパワフルな演奏に仕上がっていると思います。カッチョイイ。

聞き直してみればなかなか良いアルバムであることはホント間違いないのですが、いかんせんこの時期のアルバム出し過ぎなため、お腹いっぱいのところにまだ300gのステーキが出てきたっていう感じで、味わう余裕がないのが本心です。でも、第3期のライブならば多分まだまだ食べられるぜってなるんですね、これが。やっぱりこれって第3期と第5期のバンドとしてのポテンシャルの差を感じ取ってしまっているんだろうな。両方とも好きなんだが、体は正直だ、これでもヲタ失格だなぁ。

まぁ、クリムゾン関係のサイトなどで言われているのは「コレクターズ・クラブや数多く出されるライブ・アルバムを購入するのは、教祖に対するお布施のようなものだから買わねばなりません」ってな意味のことが書いてあるんですが、マジそんな感じ(苦笑)。まぁ、これもクリムゾン・ヲタとしては当然のことです。これからも買うよ、諦めとかじゃ決してなくって、やっぱ好きだしね。



2007/10/20 追記
そうそう、A.Belewの歌う「Free As A Bird」、途中でA.Belewが歌の部分をハミング(ンンン?ウン??みたいな)で歌い客が「あ、歌詞忘れやがったな』的に失笑するっていう部分があるんですが、あそこの部分、A.Belew自身に言わせると『だって未発表曲だった「Free As A Bird」のあの部分自体がハミングなんだから、正しく歌ったつもりなんだけどね』(←飛んでもなく意訳)との事、なのですがこのインタビューのソースをどこで見かけたのか忘れてしまい&「Free As A Bird」の原曲自体を聴いた事が無いため確たる事が言えないのが歯痒い所ではあるのですが、実際の所はどうなんでしょ?

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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Free As A Bird デモ版

ビートルズが正規発売される前のオリジナル、つまりジョン・レノンがデモテープとして録音した 「Free As A Bird」 は海賊版で出回っていたりします。それを聴くと確かに、途中 歌詞が完成していないためハミングになっています。エイドリアン・ブリューの歌い方は「完コピ」です。
ビートルマニアからするとあれはニヤリとさせられるところなのですが、会場から失笑だの冷やかしだのが掛かるあたりは聴いていて居たたまれません。今でも聴いていると可哀想になってきます(笑)。

>>暇人#9さん

書き込みありがとうございます!
正規発売品もまだ未聴なのですが、あのハミング・ヴァージョンは海賊盤で聴けるものだったんですね。って事はA.Belewは海賊盤から『完コピ』していた、と。わはは、仮にもアーティストが海賊盤買っちゃイカンだろ(笑)

そのいたたまれない気持ち、良っ~~くわかります。どこかで上記のような話を聞いて(見て)以来、「あぁ、ホントはこれが正しいのに...」と思いながらも、その証拠となるソースが記憶不確かだったため、暇人#9さんの書き込みでスッキリしました。

スッキリしたところで、今後も「あぁ、A.Belew、また笑われちゃってる...」と可哀相に思いながらこのアルバムを聴いてゆこうと思います(笑)。
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