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Kevin Ayers / The Unfairground

Unfairground
Unfairground
posted with amazlet at 08.11.29
Kevin Ayers
Tuition (2007-10-02)
売り上げランキング: 33188

Kevin Ayersの15年ぶりとなるソロ・アルバム。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては前作となる『Still Life with Guitar』が1992年の発売ですから、本当にもう15年も経つのね。この『Still Life with Guitar』も当時速効でレコード屋(もうその当時ではCDが主流だった筈ですがまだ“レコード屋さん”と言っていたような気がします)に予約を入れ、発売されたものをウハウハしながら聴いていた記憶があります。

「ま、2?3年待ってりゃ次のアルバムでも出るでしょ」なんて気楽に構えてはいたものの、しばらくしても次作の噂はとんと出ず、いつの間にかにDisk Union等の洋盤を取り扱っているショップにヒョッコリと売りに出されているアルバムは過去のライブ音源ばかり。「あれ?」なんて思っているところで久々に雑誌のインタビューが出てる事を発見、流し読みをしてみると

「次に作るアルバムを最後に引退して、魚料理のレストランをやろうかなと考えているんだ(←記憶による意訳)」

なんて事を言っているし、「どーなってるの??」等とやきもきしていたもんです。そんなこんなな15年。15年、長かったような短かったような。

こちらとしては15年ぶりとなるK.Ayersのアルバムですが、このアルバムから匂いとれるK.Ayersの印象はやっぱり過去の作品 ?特に後期のアルバム? 通りに、長年待たせたなんて事を感じさせない、肩肘張らず気負いの感じ取れないものに仕上がっておりました。とくに『Falling Up』に通ずる、そんな空気感を感じ取ったりしました。

アルバムにはTeenage Fanclubや元Gorky's Zygotic Mynciのメンバー達などのK.Ayersにとっては子供ともいえるような世代のミュージシャン達から、Phil Manzanera(ex.Roxy Music)、Bridget St. John、そしてSoft Machineの前身バンドとも言えるWild Flowersで時代からの盟友Hugh Hopper等といったベテラン勢まで、幅の広いミュージシャン達でバックが固められております。

アルバムを掛けて聴こえてくるのは、ゆるやかなホーンセクション達や角の立っていないストリングスらを奏でるバックのミュージシャンはいつもと違えどもにじみ出てくるダルーな空気感、K.Ayersのヴォーカルはいつものあの低音のバリトンの効いた渋く、そして気だるい歌声。

M-7『Baby Come Home』ではBridget St. Johnとのデュエットを聴く事ができます。...なのですが、日本盤のライナー中のインタビューによるとニューヨークに住むBridget St. Johnの元にテープが届けられ、それに被せるように歌入れをし再びK.Ayersの元に送り返したとの事、デュエットしてないやん(笑)。まー、そんな事ぁ良いんですが。

K.Ayersと言えばやっぱり初期の5作である『Joy of a toy』『Shooting at the moon』『Whatevershebringswesing』『Bananamour』『The confessions of Dr.Dream』なのでしょうが、中期における、例えばコンパクトにポップさを凝縮しバラードも充実した『Sweet deceiver』や、トロピカーナで何故か溢れ滲み出る多幸感満載な佳作『Yes we have no mananas』、湿り気のあるポップさとトロピカル路線が何の気なしにピッタリと嵌まっている『Rainbow takeaway』、ニューウェーブに接近したかにも思えてその実やっぱりK.Ayersな『That's what you get babe』などなどもどれもこれもがK.Ayersらしさ溢れる素晴らしいアルバム達です。

わたし個人的な絶頂期であるそれらのアルバムと比較しちゃえば、そりゃ...ムニャムニャってなっちゃいますが、それでもやっぱりK.Ayersの低く震えるような、そしてダルいヴォーカルが聴けるだけで結構満足しちゃったりしてます。「Only Heaven Knows」から始まり「Run Run Run」で終わる、渋味と諧謔さ(fairground(遊園地)に対する対語として“ Unfairground”なんて云うアルバム・タイトル付ける辺りなんざ(笑))、そして飄々とした空気感で満たされた33分56秒のこのアルバム、大傑作なんて口が裂けても言えないけれどそんな物差しとかじゃなくってしみじみと良いよねぇ。

あ、そうそう、いまだにCD化されずにいる『Diamond Jack and the queen of pain』、新作も出た事だしそろそろCD化してください。この機を逃すと(このアルバム自体、テクノ・ポップらしく評判も悪いらしいですし)ずっと聴く事が出来なさそうなのでドサクサ紛れのついでに一つよろしくお願いしたい次第であります。>ビクターエンターテイメント様

関連URL:
@Victor Entertainment 作品詳細 ケヴィン・エアーズ アンフェアグラウンド 
以下ブログ内リンク
Kevin Ayers / Joy Of A Toy
Kevin Ayersの新作『The Unfairground』が出ます!!の巻。

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アンフェアグラウンド

 日曜日です。しかし家の近所に巨大なイオン・タウンが出来てしまい、生活道路もよそ

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はじめまして。このアルバムに惹かれてきました。

絶頂期の名作と比べると肩の力がぬけたリラックスアルバムですよね。拙い文ですがトラックバックさせていただきます。

>>ぷくちゃん

初めまして、書き込みありがとうございます~&レス遅くなりまして申し訳ありませんでした。

この人のニューアルバムですもの、そんな絶頂期の頃の名作達やその後の良作・佳作もありましたが、それらと比較するなんてヤボ、なんでしょうね。ついつい比較しちゃいたくなる自分がいるんですが(笑)。

しばらくは心地よいこのアルバムを聴いてゆこうかなと思っております。
今後ともよろしくお願いします。
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