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Quiet Sun / Mainstream

Mainstream.jpg

Roxy Musicの成功により、ギタリストPhil Manzaneraによる一作限りのプロジェクトとしてレコーディングされた、75年に発表されたアルバム。

Mainstream(1975)

1 : Sol Caliente
2 : Trumpets With Motherhood
3 : Bargain Classics
4 : R.F.D.
5 : Mummy Was An Asteroid,Daddy Was A Small Non-Stick Kitchen Utensil
6 : Trot
7 : Rongwrong

実はこのバンド、Roxy Music加入以前にBill MacCormick(b)らとともに組んでいたバンドだったったのですが、レコーディングにまでは至らず解散、それを復活させたのがこの“Quiet Sun”という事らしいです。

もう自分でもいつ購入したか分からないほど昔に買ったのですが、その当時まだインターネットで気軽に情報を検索とか、ネット・ショッピングを楽しむといった事が出来なかった為、レコードやCDのライナーや怪しげな雑誌の乏しい情報を片手に散策するしかありませんでした。このアルバムも購入した当時は「こんな怪しげなアルバムに手を出しちゃって、俺は大丈夫なのか?」と自問自答した覚えがあります(笑)。

ライナーといえば、このVirginから『Editions EG』レーベルとして発売されていたのですが、ライナーは赤岩和美氏でした(その後の再発されたモノに関しては不明)。自らの感情や聞いていた当時の状況をダラダラ書き連ねるような他の音楽評論家(まー、このページもそうなんだけどな(自嘲笑))と違い、まずはデータ、次にデータ、最後にデータといったデータ至上主義のようなお方であり、私のCD散策の際には非常にお世話になりました。

閑話休題。

まずそのメンツに『ム、ムハ?』とキちゃいますね。前述したP.Manzanera(G、ex.Roxy Music)、B.MacCormick(b、ex.Matching Mole)Charles Hayward(D、ex.This Heat)、Dave Jarrett(P)のメンバーに加え、ゲストとしてBrian Eno(Syn、ex.ENO)やIan MacCormick(Back-Vo)といった面々。ちょっと呼吸も荒くなっちゃうッつーもんでしょ(←バカ)。

このアルバムに収められている曲達は、もともと解散する以前のライブで練り上げられた曲ばかりという事で、アレンジや曲の表情、演奏などといったものも非常に高い完成度を誇っております。

そしてSoft Machineから多大な影響を受けていたとライナーにもあるように、見事なまでのカンタベリー・ミュージックに仕上がっております。「カンタベリー・ミュージックってのはどんなジャンルの事?」と聞かれたりしますと非常に困ります。カンタベリーミュージックの代表的なアルバムを2?3枚ほど聞いていただければ直感で分かって頂けるかと思うのですが、聞いた事の無い人には、そうだなぁ、「イギリスはカンタベリー周辺出身のミュージシャン達が入れ替わり立ち替わりバンドを組んで演奏するジャズ風味の濃いロック」こんな感じか?説明しようとすると難しいな、聞けば簡単なんだけども。

どの曲をとってもプログレッシブ・ジャズ・ロックであり、アメリカン・ロックでは決してあり得ない、イギリスの、いやヨーロッパの香り高い楽曲に仕上がっていると思います。M-1「Sol Caliente」からして「あぁ、ヨーロッパくさい(遠い目)」なんて浸っちゃうような曲、場面展開の目まぐるしさが破綻していないのは流石ライブで練り上げられた楽曲、といった所でしょう。

ピアノのリフの上でインプロヴィゼイション的な展開をみせるギターが妙にイイ味を出すM-2「Trumpets With Motherhood」、まるで初・中期のSoft Machineの様なジャズ臭の強い構成からいきなりギターが攻め立てまくるといったM-3「Bargain Classics」、一転してシンセの音がメロディアスで静かな展開をみせるM?4「R.F.D.」。

他にもM-5、6は高速なリフの上でその場面展開の早さが絶妙にカッチョ良い曲だし、唯一のヴォーカル曲ラストのM-7「Rongwrong」もステキ。ヴォーカル曲とかいっても9分半近くある曲中、ヴォーカル部はわずかなんだけども(笑)。しかもあんまりヴォーカル自体は上手いとは言えないし。

後述するP.Manzaneraのソロ「Diamond Head」とは同じ時期に制作され、双子のようなアルバムになっておりますが、双子のようでありながら対極をなす仕上がりとなっております。

しかしこのアルバムって今でも売ってるのかなぁ?いいアルバムなんだけどなぁ。



2008/5/19追記

世に出ていました「プログレ100選!」のような雑誌には必ずといって良いくらい掲載されていましたこのアルバム ?雑誌に載っていたからといって良いアルバムとは限りませんが? 、1970年代のプログレッシブ・ロックやそこを掘り下げたカンタベリー・ミュージック好きな方ならば是非マストで聞くべき音源かと思います。

上にも書きましたが、今でもCDは発売されているのかしら?なんて、HMVのサイトを検索してみますと、2008年6月20日に紙ジャケでリマスターされるとの事ですね。ジャケも太陽(?)のみに変更されているようです。別にエロいとか過激とかでは無いしオリジナルのジャケットで何の問題も無いように思うんですが、何でかね?

HMV : http://www.hmv.co.jp/product/detail/2722786

ついでにAmazonでも検索してみたところ、アーティスト名:Mainstream・アルバム名:Quiet Sun」のような感じで、表記が逆じゃね?Amazonさんトコだとたまに表記ミスとかあるよなぁ??

Amazon : Quiet Sun [Import] [from UK] ~ Mainstream (アーティスト)

ま、それはともかく。

そうそう、このアルバムを聞くのでしたら、P.Manzaneraの1stソロ・アルバム「Diamond Head」も是非合わせて聞いてもらいますと二粒で三度くらい美味しいかと。で、この手のアルバムを気に入っちゃうと、次はB.MacCormick繋がりでMatching MoleやRobert Wyattのアルバムを聞いてみようとか、Charles Haywardから自身のバンドThis Heatも聞いてみようとか、いやいややっぱりB.Enoを聞かなきゃ(以下略)などと、芋づる式に深みに嵌まっていってしまうプログレ連鎖を引き起こす可能性もあるんですよねぇ。私がそーでしたし(遠い目)

関連URL:(以下ブログ内リンク)
Phil Manzanera / 6pm
Phil Manzanera / 50 minutes Later

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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