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No-man / Schoolyard Ghosts

Schoolyard Ghosts
Schoolyard Ghosts
posted with amazlet at 08.11.29
No Man
Snapper UK (2008-06-10)
売り上げランキング: 94675

Steven Wilsom(ex.Porcupine Tree、Bass Communion)とTim Bownessによるアンビエント・ポップ・ユニットNo-manの5年ぶりとなる7thアルバム。

いつもお世話になっているSteven Wilson JPBOさんのエントリー「news : プレオーダ開始 - No-Man」で久方ぶりのニュー・アルバム、プラス通常のCD盤に加え、もう一枚は5.1サラウンド+ハイレゾ24ビットステレオなDVD-Audio、そしてそして未発表曲を収録したボーナスCDがついた限定盤が発売されるとあって、速効で公式ストアで予約しました。で、それがご到着。

今作品にはS.WilsonとT.Bownessの二人に加え、ゲストとして現King CrimsonのドラマーであるPat MastelottoやColin Edwin(ex.Porcupine Tree)、ex.Porcupine Treeでなおかつ次期クリムゾンのドラマーでもあるGavin Harrison、Robert Fripp御大とも共作しPorcupine TreeやNo-man、Bass Communionとも関わりの深いTheo Travisなどなどといった面々が参加しております。なかなかにS.Wilson周辺とKing Crimson(Robert Fripp)周辺が密接な関係になりつつありますね。イイ事だ。

静かに奏でられるピアノの音に伴われてのT.Bownessのいつもながらの抑えられたヴォーカルが静かな湖面を思わせる、しかしその後ろの方でキリキリと神経質そうな音を立てているのがのどの奥に詰まった何か分からない異物感を感じさせるようなM-1「All Sweet Things」。ラストの音色が印象的、なおかつそれをブツ切りに終わらせるところにニヤニヤしてみたり。

P.Mastelotteがゲスト参加しているM-3「Pigeon Drummer」、ひそやかで遠くに聴こえるキーの響きからホンの一瞬の無音、そして爆音のドラムとギター、エレクトリカルな騒乱の嵐へ、一転ヴォコーダーを掛けたかのようなT.Bownessのヴォーカルが滔々と流れ、そしてまた騒乱の渦へという展開。楽曲の合間、そしてラストに鳴り響くベルの音も印象的。まるでPorcupine treeのアルバムに入っていてもおかしくない楽曲だと思いますが、そこはT.BownessのボーカルでかろうじてNo-manらしさを保っているような。正直この楽曲だけがアルバムから浮いてしまっている感もありますが、個人的には大好きな楽曲、イチオシであります。

M-4「Truenorth」はアルバムに先行してエディット版のビデオも配信されていた楽曲、12分51秒、3部構成となる大作。寒々しくも感じられるようなピアノのフレーズから始まり、Part 2に当たる中間部でのT.Travisの震えるようなフルートの音色とキラキラと光るようなギターの音色が聴こえてきますが、それらがとても美しい。そこから後半に掛けてはエレクトロ・ポップのような景観を拡げてゆき、楽曲全体を通じて様々な場面展開のある叙情詩を眺めているかのよう。

M-5「Wherever There Is Light」、遠くから徐々に近づきその輪郭を現すスティールギターの響きが楽曲に良いアクセントを与えていると思います。

バッキングの独特の浮遊感と甘く囁くようなヴォーカルがメランコリックな風情を漂わせ、その合間にかすかに聴こえる通信のトーン音のような音が違和感と共に楽曲を締めるようなM-7『Streaming』、そしてラストM-8「Mixtaped」はその後半に行くに従いジャケットのような深い霧を思わせるような、沈み込んでゆくかのような音色を響かせアルバムを閉じてゆきます。

個人的にはNo-manを知るきっかけとなった『Flowermouth』に匹敵するほどの愛聴盤。『Flowermouth』のカラフルなアンビエント・ポップさから、内向きに螺旋を描いて沈みこんでゆくようなアンビエント・ミュージックを創り上げた『Returning Jesus』や『Together We're Stranger』などのアルバムや、S.WilsonのPorcupine TreeやBlackfield、Bass Communionなど他のバンドでの活動、T.Bownessのソロ活動や他のミュージシャンとのコラボレーションでの活動や人脈を経て、再びの二人の合流から再構築されたNo-manの傑作、と言い切っちゃいます。



早期予約者特典であるボーナスCDの中身は以下の通り。

No-man / Schoolyard Ghosts (alternates/edits)
1:truenorth part 1 - strings
2:truenorth part 2 - alternate
3:beautiful songs you should know - alternate
4:pigeon beater
5:song of the surf
6:turenorth part 2 - video edit

関連URL:
オフィシャル・サイト no-man
Schoolyard Ghosts公式マイクロサイト No-Man's 'Schoolyard Ghosts'

以下ブログ内リンク
No-Man / Flowermouth
No-Man / Together We're Stranger
no-man / Radio Sessions 1992-96
No-Man / Lost Songs: Volume One

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

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私もよく聴いてます

私も、到着以来気に入ってよく聴いてますよ。傑作アルバムですね~

>>taknomさん

どもどもです。
taknomさんもお気に入りなんですね。このアルバムは私の中では久々にno-manのヒット
となりました。しばらくの間聞き続けると思います。おまけの予約特典ボーナスCDを
ようやく聞き始めたトコです。

大変遅くなりました…

こんにちは。いつも大変お世話になっております。コメントの反映と御礼、共に大変遅くなりまして申し訳ないです! m(_ _)m

早くもローテーションでいらっしゃるんですね。私は久々の期待作なので落ち着いて耳を通したいと考えておりましたら、結局まだ1回しか聴いてませんです。ボーナス CD は未聴だったり…。

傑作の呼び声も飛び交っているようですので、何年もためた (意図せぬ沈黙だったでしょうけど) だけの甲斐があったと言うものでしょうね。あとは SW だけでなく TB の諸活動が順調に運んでもらいたいなーと思います。

>>swjpboさん

どもども、お久しぶりです~。

今作『Schoolyard Gorsts』は2008年度に買ったアルバム私的ベスト5に数えちゃうほど
只今のお気に入りであります。あまりピンと来なかった前作『Together We're Stranger』
からそんなに大胆に変わった覚えも無いのではありますが、とにかくリピートしまくり。
私の耳が変わったのか、もう一度『Together We're Stranger』を聞き直さなきゃ
イカンです。

PTを含めSWの活動も多岐に忙しいでしょうし、No-manの次回作はいつになるのか
判りませんが、次回作も楽しみに待ちますよ、あたしゃ。
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