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Roxy Music / Country Life

カントリー・ライフ(紙ジャケット仕様)
ロキシー・ミュージック
EMIミュージック・ジャパン (2007-09-26)
売り上げランキング: 110911

Brian Enoが脱退した後にEddie Jobsonが加入後二作目、Roxy Musicとしては4th アルバムとなる1974年発表のアルバム。

Country Life(1974)

1:The Thrill Of It All
2:Three And Nine
3:All I Want Is You
4:Out Of The Blue
5:If It Takes All Night
6:Bitter Sweet
7:Triptych
8:Casanova
9:A Really Good Time
10:Prairie Rose

 まぁ、普通はこの手の自分ベストでは「Avalon」が挙げられるんでしょうけども、敢えて、イヤ、敢えてじゃなくても私は「Country Life」を大推薦しますね、えぇ。

 このアルバムを初めて手にしたのが、中学生ぐらいの話で、もちろんその頃は今ほど自由になる金があるわけでもなく、「貸しレコード屋」で借りてきたのが始まりでした。

 私の世代が「貸し本屋」をリアルで知らないように、「貸しレコード屋」なんて今の若い人は「?」って感じなんだろうね。今じゃ「レンタルCDショップ」だし、録音するメディアもテープなんかじゃなくってMDやCD-Rなんだろうしね。豆知識としては、浜崎あゆみを擁するエイベックスなんて元は「You &I」っつー、貸しレコード屋だったりする事実も。(2008年5月20日 訂正・エイベックス創業者松浦氏は元は「友&愛」っつー貸しレコード屋さんの店長さんだったりする事実も)

初っぱなから話ズレとりますけども。

 コレを借りるには、当時まだウブな中学生だった私には結構な勇気がいりました。だってあの(↑)ジャケだしね(笑)。アルバム自体が発売された当時では、アメリカではジャケがエロ過ぎっていう事で、女性(うち一人はオカマさんだという話も?)二人のバックの葉っぱを拡大したもののジャケに差し替えられて発売されたなんて逸話もありました。

 疾走感のあるキーボードとドタバタしたドラムで幕を開ける“The Thrill Of It All”、キャッチーなメロディと耳に留まりやすいタイトル・フレーズにより聴きやすいロキシー節を展開させる“All I Want Is You”、そのドラマティックな展開とヴォーカルの力強さが印象的な“Out Of The Blue”など、前作までのドロドロとした粘っこさを払拭したかのような作品を展開させていきます。

 しかし、それと並行させて、“Bitter-Sweet”や“Casanova”ではコロッと忘れたかのように重めでドロッとした質感の曲も取り上げていたりもしています。また“Prairie Rose”ではロキシーらしい妙なグルーブが心地よく、ラストを飾るに相応しい盛り上がりを見せます。このアルバムは前作までよりも、より幅広い音楽性と高いクオリティに彩られたアルバムでもあります。

 1stの「とりあえず思いついた事をやってみました、楽器は下手だけどね」的なノン・ミュージシャンの集団から、2ndの脱退する前のイーノの実験的音楽性へのアプローチとB.Ferryの自己陶酔系のせめぎ合いから生まれた妙な世界、3rdでの様式美といおうか、強固なまでのスタイリッシュな世界観の創造、それらを経て、このアルバムのようにようやくバンドとしてのグルーブ感や一体感が出てきたのだと思います。

 1st、2ndのB.Eno在籍時の初期を可能性の混沌期とし、6?9thをAOR的Roxyの完成期とするならば、このアルバムを含む中期はロックなRoxyの成熟期というべき、完成度の高さと運動熱の高さを併せ持ったものだと思います。

 たしかに3rd“Stranded”の強固なまでのヨーロッパ的ロマンチシズムというべき世界観は高い評価を与えられるべきだし、1st「Roxy Music」のその後のRoxyMusicの音楽をそこかしこに感じさせるダイヤの原石としての力強さ、そして最高傑作といわれロックの名盤としても有名な、「Avalon」でのそれ以上は考えれない完璧なまで達成度など、Roxy Musicでは他に挙げるべきアルバムが幾らでもあるのではありますが、個人的には、大袈裟ではなく程よい大きさ感がある佳曲が詰まったこのアルバムを一位にあげたいところです。

 イイですよ、このアルバム。とりあえずジャケは必見なのでCD屋さんに行った際にはゼヒ手に取って、若き日の私がハァハァしたジャケを見てみて下さい(笑)。



2008/6/20追記
どうもこのRoxy MusicおよびBryan Ferry関連のアルバムは随分なクセがあるようで、駄目な人は決定的に駄目な感じはありますね(苦笑)。あのB.Ferry特有の粘っこいボーカル・スタイルのせいなのか、ロキシーの持つみょうちくりんなグルーブ感のせいなのか、やっぱりB.Ferryの声質のせいなのかなぁ?学生の頃の周りでも苦手な人いたしなぁ。ま、そりゃ仕方がない。

とは言え、ハマる人は当然ハマっちゃう訳で、私もハマっちゃった1人であります。←こういう「やる時はやる人」みたいな言い回しに対しては「そういうヤツは「やらない時はやらない」のであって、何時までたってもやらないんじゃない?」と思ってしまい、嫌いな言い回しなのですがね(笑)。

閑話休題。

ちょっと前のツアーのみの再結成Roxy Music等には全くの興味すら湧かないのではありますが、そろそろB.Ferry & Phil Manzanera & Andy Mackayによる新作に取り掛かってくれないかな。この『Country Life』の頃のような音楽は決して望めないのは判っておりますが、言葉悪いけれども集金ツアーみたいなのでは無く、あのRoxy Musicのその先の道程を見せてくれる事を祈っております。

そうそう、これだけは言っとかなきゃ、アルバムのラストを飾るM-9「A Really Good Time」からM-10「Prairie Rose」への流れはもうサイコーであります、これだけは譲りません!!(←笑)

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

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お久しぶりです。

こんにちは。
私もこのアルバムは好きなんですよ。
なぜかと言うと、“Out Of The Blue”の
エディさんのキラキラ疾走するヴァイオリンが
いいんですよ。
おっしゃる通り、ブライアンの大人の雰囲気は
唯一無比ですが、慌てふためくような、ちゃかちゃか進行の
びっくり箱スタイルがロキシーかな?って思います。

>>evergreenさん

どもどもでございます。
“キラキラ疾走するヴァイオリン”!うん、ホントそんな感じでカッチョイイ一曲に
仕上がっていますよね。

『Siren』までのロキシー中期の格好良さはおっしゃる通りのびっくり箱ぶちまけスタイルとヨーロピアンな光と影、そして醸し出される粘りつき、これらがそれぞれのアルバムでそれぞれの配分で上手く調和されているところじゃないかなとも思います。

1stもエエしなぁ、ラスト・アルバムもエエしなぁ、どれもこれもがお気に入りであります。
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