スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Sunday All Over The World / Kneeling At The Shrine

Kneeling at the Shrine
Kneeling at the Shrine
posted with amazlet at 08.11.29
Sunday All Over the World
Plan 9/Caroline (1991-05-02)
売り上げランキング: 250122

Robert Frippが愛妻Toyahと組んだバンドSunday All Over The World(以下SAOTW)の唯一のアルバム、1991年発表。

’91年頃といいますと、The Robert Fripp String Quintet / The Bridge Betweenのエントリーにも書きましたが、King Crimson再々(...以下略)結成に向けて色々動き出していた頃だったり、それに期待をかける古参ファン達を煽るかのように4枚組ベスト・アルバム『The Essential King Crimson Frame By Frame』の発売が決定されたり、その後に発売されるやはり4枚組ライブ・アルバム『The Great Deceiver Live 1973-1974』の発表が匂わされたりとクリムゾン周辺がキナ臭く、では無く活気づいてきた頃だったと記憶しております。

それらと同時並行で自身が主催するギター訓練校“Guitar Craft”での活動やら、この年以降の数多くのミュージシャンのアルバムへのゲスト参加など、クリムゾン再始動に向けて音楽活動への意欲やら創造性などが爆発していた時期だったのでは無いかと思います。ただ、やはりこれらと同じ頃、EGレーベルとの訴訟問題の渦中だった筈ですのでそれの鬱憤晴らしor問題があればあるほど音楽活動が充実するという難儀な性質の結果だったのかもしれません(笑)。

バンドはR.Fripp(guitar)、Toyah Wilcox(Vocals)の他に、この頃からR.Frippの右腕として活躍し始めたGuitar Craft出身でもあるTrey Gunn(Stick,Vocals)、T.Gunnと共にToyahのアルバム『Ophelia's Shadow』にも参加していたPaul Beavis(drums,Percussion)というメンバーで構成されております。

R.FrippとT.Gunnがいるという事でクリムゾンのファンの方々は聴かなきゃいけないアルバムとなっておりますが、問題はToyahのヴォーカル。Kate Bushに例えられたりしておりますが、スクリーミング or ヒステリック、エキセントリックさを増幅させたかのような歌い方に感じられ、正直な所クセというよりも強いアクがある為、かなり好き嫌いが分かれるヴォーカル・スタイルかと思われます。購入した当時、好きな部類のヴォーカル・スタイルではありましたが、そんなアクの強さも気になったりしていました。今ではかなり好き。

あくまでもToyahのヴォーカルをメインに据えたバンドであるため、コンパクトかつタイトな楽曲で占められています。ですので、King Crimsonや他の参加作などにあるようなインストゥルメンタル曲やインプロヴィゼーション等といった楽曲は収録されていません。R.Frippがバンドとして参加したアルバムとしてはかなり珍しい部類に入るのでは?

ディシプリン・クリムゾンでも多用されたクロス・ピッキング奏法と低音部を支えるスティックとの絡み、高らかに歌い上げるかのようなヴォーカルがまとまった佳作M-1「Sunday All Over The World」、ミニマルなStickの音色と高い位置でフルートや後にトランペット・ギターと言われるような音階を奏でるギターが印象的なM-3「Kneeling At The Shrine」やM-6「Open Air」。

M-4「Trancient Joy」などではギターのリフが後ろで奏でられStickによりソロが取られ、それらがいつの間にか入れ違いになる様が後のKing Crimsonの片鱗を思わせるものになっているのでは無いかと思います。M-6「Strange Girl」M-7「I f I Were A Man」では鼓動するかのような低音部とインダストリアルなビート、シーケンシャルなピッキングによるギターが印象的だったりします。

バンド名義となっている他の曲の中で唯一Frpp / Willcox名義での作詞作曲となっているM-11「Freedom」、R.FrippのFrippertronics的なギター音から始まり、Toyahによる呪文を呟くかのようなヴォーカルが乗り、暗闇から広がりゆくような楽曲。これも良作だと思います。

SAOTWはバンドとしてもツアーなどを行ったようですが詳細はよく判りません。しかし素敵に世の中になったもので、その時の模様を収めたビデオがYouTubeにアップロードされております。画質や音は非常に悪いものではありますが、これが残っていた事に感謝。

TOYAH,Robert Fripp Sunday all over the World 


現在Discipline Global MobileではKing CrimsonやR.Frippのライブなどのダウンロード販売を行っておりますが、もう一歩踏み込んでSAOTWのライブ音源などもザクザク出してくれると非常に嬉しいのになぁ。

このアルバムが発表された当時は“パーマネントな活動として続けてゆく”といったようなインタビューも読んだ事もあったのですが、たぶんこのSAOTWというバンドはこれっきりで、今後の新作は無いように思われます。出来得ればもう一枚ぐらい別のスタジオ・アルバムでの音も聞いてみたかったなぁなんて今でも思っております。

スポンサーサイト

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
LastFM-Quilt

LastFM

カテゴリ
ブログ内検索
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
クリックするとドロップダウンします。

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Blog Pet

プロフィール

kazz12000

Author:kazz12000
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。