スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

David Sylvian / Camphor

Camphor
Camphor
posted with amazlet at 08.11.29
David Sylvian
EMI Int'l (2002-03-20)
売り上げランキング: 246881

David SylvianによるVirgin時代に作られたインストゥルメンタル作品のベスト・アルバム、ヴォーカル作品のベスト・アルバム『Everything and nothing』と対をなす作品。2002年発表。

D.Sylvianの魅力はやはりあのヴォーカルにあると思っていましたので、インストゥルメンタルだけを集めたベストとなるこのアルバムには正直なかなか手が伸びませんでした。しかしながらD.Sylvianのアルバムで1番のお気に入りである『Gone To Earth』(当然の事ながら多くの曲にRobert Frippが参加しているってのも理由の一つ)からの曲のヴァージョン違いなどが収められているらしいとの事で、何だかんだ言いながらもいつかは買っちゃうんだろうなぁと思っておりました。

以下 収録曲とオリジナル・アルバムを記します。

1:All of My Mother's Names
 from 『Dead Bees on a Cake』
2:Red Earth (as summertime ends)
 from Rain Tree Crow / 『Rain Tree Crow』
3:Answered Prayers
  from 『Gone to Earth』
4:The Song Which Gives The Key To Perfection
 previously unreleased
5:New Moon At Red Deer Wallow
 from Rain Tree Crow / 『Rain Tree Crow』
6:Praise (Pratah Smarami)
 from 『Dead Bees on a Cake』
7:Wave (version)
  from 『Gone to Earth』
8:Mother And Child
 from『Secrets of the Beehive』
9:Plight (the spiralling of winter ghosts)
 from David Sylvian/Holger Czukay / 『Plight and Premonition』
10:Upon The Earth
  from 『Gone to Earth』
11:Big Wheels in Shanty Town
 from Rain Tree Crow / 『Rain Tree Crow』
12:The Healing Place
  from 『Gone to Earth』
13:Camphor
 previously unreleased
14:A Brief Conversation Ending In Divorce
 from EP『Pop Sog』

Bonus CD
1:Plight (The spiralling of winter ghosts)
 from David Sylvian / Holger Czykay / 「Plight & Premonition」
2:Mutability (A new beginning is in the offing)
 from David Sylvian / Holger Czykay / 「Flux & Mutability」
3:Premonition (Giant empty iron vessel)
 from David Sylvian / Holger Czykay / 「Plight & Premonition」

いつも見させて頂いている80's UK New Waveさんのブログのエントリー「Camphor/David Sylvian」によりますと、M-4「The Song Which Gives The Key To Perfection」とM-13「Camphor」は一般的には未発表曲だけれども2001年の「Everything and Nothing Tour」のパンフレットに付属のCDにのみ収録されていた曲との事です。

インストゥルメンタル作品のベストではあるのですが、M-4「The Song Which Gives The Key To Perfection」にはヒンドゥー教の教典から取られた歌詞が付けられています。また逆にオリジナル・アルバム収録時にはヴォーカル・ナンバーであったM-7「Wave (version)」やM-8「Mother And Child」等ではD.Sylvianのヴォーカル部分がカットされ、新しくインストゥルメンタル曲として生まれ変わっていたり、Holger Czukayとのアルバムからの大曲をばっさりとエディットしていたり、全曲リマスターされていたり、と通常の“ベスト盤”といった括りとは全く異なる丁寧に作り込まれた“ベスト+α”盤なアルバムだと思います。

やはりココのブログ的に注目しとかなきゃいけないのがR.Fripp参加の2曲。前述したようにD.Sylvianのヴォーカル部分をばっさりとカットし、オリジナル・バージョンでは表記のあったBill NelsonやRichard Barbieri等のパートが消え新たに生まれ変わったM-7「Wave (version)」、ずいぶんと控えめに抑えられたSteve Jansenのドラムの上を、R.Frippのギター/Frippertronicsがほぼ全編に渡ってメインに据えられ、大フューチャー大会開催中な勢いであります。後半部分はオーケストレイションとギターの残響音が押しては返す波のようにループし次第に遠くへと消えてゆきます。カッチョえぇ!

M-10「Upon The Earth」は出だしの部分のJ.G.ベネットの講話テープがカットされ、ピアノに先導される形となり原曲とは変わった事もさる事ながら、大幅にリマスタリングしたんじゃなかろうか、R.FrippのギターやD.Sylvianのピアノ等といった各楽器の音色、立ち上がりが私の持っているアルバム・ヴァージョンとは全く違って、輪郭も際立ってクリアというよりは音の肌の肌理(きめ)が見えそうなくらいに生っぽく聴こえてきます。M-12「The Healing Place」もリマスターで音の艶が良くなったように感じます。

リマスター度合いはこのアルバム用に随分ブーストかかった仕様ではあるんでしょうが、これだけ以前のアルバムと音の立ち上がりが違うのであれば、リマスター盤を買っても良いかなと思うほど。でもちょっと前のリマスター盤はCCCDだったんだよな、誰が買うか、あんなモドキ円盤。

そんな事は脇に置いといて、この二曲だけでもR.Frippファンは買うべき。ま、ファンとか言いながら持っていなかった私が言うべき事でも無いんでしょうが(遠い目)。何で早く買わなかったのかと、正座させる勢いで自分を問い詰めたい。

あ、でも正直に書きますと、アルバム・タイトルにもなっているM-13「Camphor」だけは苦手です。「Camphor(樟脳)」と題されたこの楽曲、ラジオのノイズが所々で耳をイラつかせる、よく言えば実験的現代音楽なんですが、どうにも好きになれなかったり。

D.Sylvianファンだけれども、まるまるのインストものはちょっと苦手という人でも、それぞれの曲がコンパクトにまとめられている為、聴きやすくなっているのではないかと思います。いきなりH.Czukayとの共作アルバムに手を出しちゃって懲りた方などには特にオススメ(笑)。冗談はともかく、丁寧に再構築された楽曲の数々、D.Sylvianのファンの方はもちろん、当然の事ながらJapanやらJBK周辺の音が好みの方も持っておくべき、優れたインストゥルメンタル・アルバムだと思います。

関連URL:
80's UK New Wave内 Camphor/David Sylvian
(以下ブログ内リンク)
David Sylvian & Robert Fripp / Damage
David Sylvian & Robert Fripp / The First Day


スポンサーサイト

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
LastFM-Quilt

LastFM

カテゴリ
ブログ内検索
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
クリックするとドロップダウンします。

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Blog Pet

プロフィール

kazz12000

Author:kazz12000
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。