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Fripp & Eno / No Pussyfooting

No Pussyfooting
No Pussyfooting
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Fripp & Eno
Discipline (2008-10-21)
売り上げランキング: 5148

King Crimsonのギタリストでありバンドの要でもあるRobert Frippと元Roxy Musicでその後さまざまな分野での活躍の場を広げ始めていたBrian Eno、二人の鬼才によるコラボレーションが生み出した音楽的実験作品。1973年11月に発表された1stアルバム。

Fripp & Eno / No Pussyfooting(1973)
フリップ&イーノ/ノー・プッシーフッティング

1:The Heavenly Music Corporation
1:ザ・ヘブンリィ・ミュージック・コーポレイション
(1972年9月8日、イーノのプライヴェート・スタジオにて録音)

2:Swastika Girls
2:スワスティカ・ガールズ
(1973年8月3,4日、コマンド・スタジオにて録音)



もともとのアルバムではレコードのA面に「The Heavenly Music Corporation」、B面に「Swastika Girls」と片面1曲ずつ計2曲、しかも内容はアンビエント・ミュージックというカテゴリーの概念の無い当時としてはなかなか大胆な構成だったのであろうと思われます。

Robert Wyattが中心となって結成されたMatching Moleの2ndアルバム『Matching Mole's Little Red Record』のプロデューサー役に抜擢されたR.Frippと、同アルバムにゲスト参加をしていたB.Enoが意気投合し、Enoの自宅にて45分間のインプロヴィゼーションを録音、編集したものがM-1「The Heavenly Music Corporation」だと言われております。R.Frippのギター音の響きが折り重なり展開され、その上に再び色を重ねるかのようにリフレインされながら先の音は徐々に薄く消え去ってゆく、万華鏡のようにきらびやかでそれでいてつかみ所が無く、自らの位置が不確かになるような不安感を覚えるも美しい作品であります。

R.Frippはこの作品を72?73年当時のKing Crimsonのツアーの開演前の客入りの際に流すほどこの作品は気に入っていたようです。この音源はKing Crimson『USA 30th Anniversary Edition』のM-1「Walk on... No Pussyfooting」や『The Great Deceiver Live 1973-1974』のDisc-1やDisc-3のM-1「Walk On... No Pussyfooting」としてその様子が収められております。

M-2「Swastika Girls」はM-1とは雰囲気が打って変わって、多くのドローン・ミュージックが交錯しギリギリとエッジの立った混沌とした世界観が提示され、身をゆだねようにもゆだねようの無い切り立ち歪な鉄の山の如き音塊。

砂漠のど真ん中、真夏の太陽がギラギラと照りつける中、この楽曲を延々とリピートさせられ続けたら、頭がおかしくなって死にたくなるような、そんな楽曲。もちろん褒め言葉。

現在多く行われている、空間全体を作品として体験させる芸術形態であるインスタレーション・アートのように、音楽を“聴く”ことから音楽自体を“体験する”ということをロック・サイドからのアプローチとして具現化した初のアルバムであり、アート作品ではないかとも思います。

私が購入したのはもう10年じゃ効かないくらいの昔、King CrimsonのCDを集めはじめて間もない、まだ知識もそんな無い頃にこのCDを手に取った時には「こんな訳の分からないCDを買ってしまって引き返してこれるのかなぁ??」などとうすらボンヤリとした不安感もあったりしたもんです。ま、今ではどっぷりと浸りきっちゃって引き返すどころの話じゃなくなっちゃっていますけども(苦笑)。

このブログを書く際によく使う文言が「誰にでも奨められるアルバムではありませんが??」云々といった文言ですが、このアルバムに関しては特にそれが当て嵌まります。一般受けなんて事は一切期待出来ない、アンビエント・ミュージックという概念が出来上がる以前のアンビエント・ミュージックとは似て異なる音響作品ですが、R.FrippにとってはFrippertronicsから現在のSoundscapesへ、またKing Crimsonの音楽観の変成・熟成・関わり方などに密接に繋がるものであり、またB.Enoにとってはここから広大なアンビエント・ミュージックの世界を開拓してゆくと同時にロックの解体作業に取り掛かっていったというように、二人のミュージシャンにも多大なる影響を与えた作品でもあります。

二人のどちらかのファンであればマストで持っていなければいけない作品であると思うのですが、現在は廃盤となっているようです。Amazonなどではこの作品が中古作品でプレミア価格として6,000円や9,999円以上などという法外な価格が付けられていたりしております。しかしよくよくAmazonで調べてみましたところ、『No Pussyfooting』と2ndアルバム『Evening Star』は2008年9月29日に再発されるとの事。持っていない方は、プレミア価格がついたような中古品などには手を出さずにもう絶対にこちらを買うべきです。

ただ今回の再発盤はちょっと首をかしげるようなボーナス・トラック(ボーナス・ディスク)が入っている2CD形式での再発との事で、どんなもんかね?

ブログ内リンク 「「Fripp & Eno Remastered」の巻。

ま、ボーナス・トラックについてはまだ聴いてもいないのでどんなものかは分からないのですが、とにかくR.Fripp or B.Enoに興味がある方は是非とも聴いとかなきゃイカン1枚だと思います。

関連URL:(ブログ内リンク)
Fripp & Eno / The Equatorial Stars
Robert Fripp & Brian Eno / The Cotswold Gnomes
Fripp & Eno / Beyond Even (1992 - 2006) 

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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