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Frank Zappa / Hot Rats

Hot Rats
Hot Rats
posted with amazlet at 09.02.04
Frank Zappa
Zappa (1995-05-02)
売り上げランキング: 27493

1969年に発売されたFrank Zappaのソロ第二作目のアルバム。

Hot Rats (1969)
1 : Peaches En Regalia
2 : Willie The Pimp
3 : Son Of Mr. Green Genes
4 : Little Umbrella
5 : The Gumbo Variations
6 : It Must Be A Camel

Zappa 先生(←何となく“先生”呼ばわりをしてみる)というと「難解」だったり「グロい?」や「エロ」・「エグイ」など、とかく良い印象が無かったりもしますし、私もそんなイメージでZappa先生の事は認識していました。もっと言えば、今でも「小難しい」とか「何だか理屈っぽいかも」とかそんなことを思ってますが。

しかも正規のアルバムが60枚以上出ているらしく、初めてF.Zappaのアルバムを買おうとした人はどれを選んで良いか、訳解らんだろうし、実際私もそうでした。まさに山脈が如し険しさ(笑)。

で、それでも選びに選んで買った所で、最初の一枚に失敗すると次のアルバムを買おうとは思わないだろうし、Zappa先生の格好良さの深遠の縁を覗き込んだだけで引き返してしまう人は多いと思います。私もF.Zappaのアルバムは5?6枚程度しか持っていないので、Zappa宇宙の片鱗すらも知らないのでしょう。

このアルバムはそんな難儀なイメージを払拭するものではないですが、一曲を除いて全編インストゥルメンタル、それも全てが研ぎ澄まされたジャズ・ロックに仕上がっており、「聴き易い/聴き難い」以前にとにかくカッチョ良い!今で言う所のアシッド・ジャズの元祖といえるサウンドを、1969年には作り上げていたッつーのがスゴイ。

M- 1「Peaches En Regalia」から、もうイキナリドーパミン吹き出しそうなくらいカッコイイ曲です。F.ZappaのギターとIan Underwoodのキーボードの掛け合いと、リズム・セクション、フルートなどの管楽器がメタリックな色合いで主役に迫り来る様、そして楽曲の緻密な構築性は今聴いても素直にシビレる事が出来ます。

M- 2「Willie The Pimp」は、Zappaの当時の盟友Captain Beefheartがヴォーカルを務めているこのアルバム唯一のヴォーカル曲です。そしてCaptain Beefheartのそのヴォーカルは、場の空気をいっぺんに変えてしまうくらい力があり、この曲の中でそのダミ声は存在感があり過ぎるほどにあります。

じつはCaptainのヴォーカルは前半部分のみで、残る後半部分はインストゥルメンタルが続き、最後にメインのリフに戻るという構成であり、Zappaのギターや、ベース、ヴァイオリン、ドラムの諸氏方々がチリチリするような名演奏を繰り広げてはいるのですが、曲自体はもうCaptaiin Beefheartのエキスが染み渡ってしまっており、まさにcaptainの独壇場となってしまっているといっても過言じゃないでしょう。

Captainがダミ声で迫り、シャウトし、雄叫びをあげ暴れまくるこの一曲の為にこのアルバムを買っても損はしないです、マジで。

そして続くM-3「Son Of Mr. Green Genes」やM-6「It Must Be A Camel」などはジャズ、それもビッグ・バンド・ジャズのイディオムを借りつつも、それがジャズともつかずフュージョンでも無く、ましてやロックでも無い異質の空間を作り上げる事に成功しています。

M- 5「The Gumbo Variations」はジャズとアメリカ土着の音楽であるR&Bをドロドロに煮込んで作り上げたような、南部の匂いが強い泥臭さのある力強い一曲。中間部で繰り広げられるメイン・ソロのホーン・セクションと、ギターやベースらが絡みつく展開、そしてそのソロがいつの間にかベースに、ヴァイオリンに、ギターに移ってゆく展開の妙味は、もう背中が痒くなるような焦燥感に駆り立てられるようなステキさ。

Zappa のアルバムを数枚しか持っていないくせに、この「Hot Rats」を取り上げて『大推薦!!』なんてやってると、生粋のZappaファンからお叱りを受けそうですが、とにかくこのアルバムはF.Zappa初心者やロック・ファンでも聴きやすくハマり易い一枚だと断言します。

ジャケは怖いけど、物は試しに一度聴いて欲しい一枚。



2009/02/04 追記
「Willie The Pimp」、今聴いてもカッチョ良い!!この楽曲だけでなく他のインストゥルメンタルな曲たちのどれもがカッチョよく、そして(これがちょっとばかし重要だったりするかも)どれもが下品でない!!(笑)。Zappaを初めて聴く人にはこれをオススメして、これがどうにもピンとこなければ他のアルバムもまずピンとこないでしょうし、これに大ハマリしてしまえば後にはZappa先生の蟻地獄の如き無限宇宙が待ち構えております。

ま、そんなことはともかくとしてですね、まずはこのアルバム、是非とも聴いていただきたい一枚であります。
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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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