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KTU / Quiver

Quiver
Quiver
posted with amazlet at 09.04.06
Ktu
(2009-05-19)

フェンランドのユニットKlusterのアコーディオン奏者Kimmo Pohjonenと現King CrimsonのドラマーPat MastelottoとKing Crimson卒業組なWarr Guitar奏者Trey Gunnら3人による即興要素の強いユニットKTUによる2ndアルバム。

KTUというユニットは1st時にはアイスランドのバンドMum(←実際には「u」の上にアキュート・アクセントが付いたもの)のパーカッショニストSamuli Kosminenも参加しKTUとして4人のメンバーで活動していたのですが、S.Kosminenは多忙を理由に2007年には脱退、現状の3人のメンバーとなっているようです。しかしながらS.Kosminenもゲストで数曲に参加しております。

また、P.mastelottoの在籍しているKing Crimson繋がりなのか、それ経由でNo-Man『Schollyard Gost』に参加した繋がりなのか、Porcupine Tree / No-Manの中心人物であるSteven WilsonがM-2「Kataklasm」、M-8「Jacaranda」、そしてM-10「Miasmaa」においてミックスとして参加しております。

前作である1st『8 Armed Monkey』がインプロヴィゼイションを主軸としたライブ演奏を収めた5曲入りアルバムだったのに対して、今作では倍以上となる13曲入り(内2曲は日本盤のみのボーナス・トラック)、しかもインプロヴィゼイションの要素が若干奥に引っ込んで、よりバンド内で構築された楽曲が収録されており、1stとはだいぶ手触り感が違うアルバムになっていると思います。

静かにたなびくようなアコーディオンの音色とWarr Guitarを爪弾くような静けさを持って始まるM-1「Fragile Sun」から一変、Warr Guitarとドラムスによるヘヴィなベースの上を、高らかに鳴り響くアコーディオンの音色とミニマムな旋律を聴かせるこれまたWarr Guitarの併走が格好の良いM-2「Kataklasm」、M-3「Nano」。

M-6「Womb」ではWarr Guitarを信号音のように時たま爪弾かせ、そのつま弾きの音色と残響音、そして遠くで聞こえるノイズの上を流れる、たゆたうようなアコーディオンの音色がミスマッチのようでマッチしている静けさと狂的な空気が同居した楽曲なのですが、このWarr Guitarの音色、どこかで聴いた事あるなぁ?と思っていましたら、あぁアレだ、T.Gunnのソロ・アルバム『Music For Pictures』のラスト「The Ghost Listen」で聴かれたつま弾き音だ。「The Ghost Listen」は『Music For Pictures』が嫌いになりかけたほど好きではなかった楽曲ですが、こうしてトリートメントがかけられ背景の一部となるとまた印象が異なるモノですな。

伝統的にも聞こえるアコーディオンの調べとハード・ロックが融合したような佳曲M-7「Wasabi Fields」等、この手のインストゥルメンタルが好きな方、?ものすごく限定的な範囲に限られた方だとは思いますが(笑)?には結構楽しめる楽曲揃いなアルバムではないかと思います。

KTUの真髄といいましょうか、本質のようなものはインプロヴィゼイションが中心であった1stの方がより近かったのではないかと思われます。しかしながら、曲も(1stに比べ)短めで構築性の高いこの2ndのほうが1stよりも聴きやすいアルバムなのではないかと思われます。...ま、K.PohjonenやT.Gunn、ユニットであるTUなどといった類いの音楽を聞き慣れない人からしたら「どっちも難儀だよ!」って一喝されそうですね(笑)。

関連URL:
MySpace KTU

(以下ブログ内リンク)
KTU / 8Armed Monkey
Kimmo Pohjonen / Kielo
Trey Gunn / Music For Pictures 
Trey Gunn Pat Mastelotto / TU

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

まだ買ってないんですけれど

日本盤は出たんですね。

eMusic.com に載るのを期待しつつ、輸入盤のリリースを待っています。楽しみなアルバムですよ。

>>taknomさん

この手のアルバムは日本盤が先に出て、洋盤が後からってパターンが多いように
感じますね。その点でも世界的に見て、日本は恵まれているよなぁと思います。
プログレやら難儀なアルバムでは特に(笑)。

そうそう、エントリーでは触れるのを忘れてましたが、日本盤のボーナス・トラック、
アルバムに本収録しないのが勿体無い佳作だと思いましたですよ。

No title

ファーストは何度も聴くことはなかったんですけどよかったですね。
セカンドもmyspaceで一曲聴きましたがいいですねえ、
張り詰めた感じだけじゃなく、楽しさが加味されたような
これはフルで聴きたいです。
でも・・・何度も聴くことはないかなあ、
アコーディオンの音がだんだんLOGのバリーのオルガンの
音に聴こえてきてしまいました(汗

>>kaku-sanさん

>>でも・・・何度も聴くことはないかなあ、
わはは、確かにそうかも。とか言いつつもここ最近気に入ってよく聴いております。
ただ部屋のBGMには素直になってくれなくって、どうしてもKTUの音楽に
意識がいってしまい、終いには音楽を聴いていて疲れてしまうという難儀な
シロモノ(笑)。
TCOLクリムゾンが好きな方ならば結構ハマれるんじゃなかろうかと思います。
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