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The Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Vol. 2

King Crimson Songbook, Vol. 2
King Crimson Songbook, Vol. 2
posted with amazlet at 09.06.08
The Crimson Jazz Trio
Inner Knot (2009-04-07)
売り上げランキング: 4421

元King Crimsonのドラマーであり、2007年2月に食道癌で亡くなられたIan Wallaceを中心としたユニットThe Crimson Jazz Trio(以下CJ3)によるクリムゾン・カヴァー集の第2作。

前作『King Crimson Songbook』と同時期に収録されていたようで、ネット上でもVolume Twoのレコーディングも終了していたという情報もあったのですが、I.Wallaceが亡くなった事によりアルバム自体の完成もどこかに消えてしまったのでは無いかと心配していたのですが、2年の時を経て無事にリリースされる事となりました。

Amazonさんで予約注文していたのですが、発売日を過ぎても待てど暮せど届かずヤキモキしていたのですが、この度無事に到着。しかし、発送予定日に2週間くらいの幅があるのは止めて欲しいです。レア・アルバムなどでは無く、一応新品なんですから(笑)。

メンバーは前作『King Crimson Song Book』と同じく、

Ian Wallace : Drumset
Tim Landers : Fretless Bass Guitar
Jody Nardone : Acoustic Grand Piano & Vocals

とトリオ編成、しかも今回のこのアルバムでは元King Crimson同期生であるMel Collinsが“Soprano And Alto Saxophone ”として自らが在籍時にも演奏していた「Islands Suite」と、何と第4期Discipline Crimsonの名曲M-4「Frame By Frame」等の楽曲でゲスト参加しております。

前作をここのブログにエントリーした際には

一聴して、ちょっと姿勢を正しましたよ、マジで。

「ジャズになった??」
by 映画「スイング・ガールズ」より


なんて事を書きましたが、この2ndアルバムではより原曲の解体が進んだように感じられ、曲の途中からパッと聴きでは「これ何の曲だ、コリャ?」となる事がママあります。1stアルバムよりもややもすると原曲を解体するというよりも、ジャズを演奏する中でのいちエッセンスとして取り上げているようにも感じられたり。

ただし、それが原曲を壊す方向のものでは無く、卓越した演奏者がクリムゾンのイディオムを解釈しながらも自由闊達に演ずるモダーンなジャズに仕上がっており、嫌味は無いと思います。むしろカッチョ良いですよ。

また今回のアルバムではM-7からM-10までが「Islands Suite(アイランズ組曲)」としてクリムゾンの楽曲である「Formentera Lady」や「Sailor’s Tale 」がCJ3のオリジナル曲「Press Gang」、「Zero Dark Thirty」等と組み合わされ再構成されております。ここいらへンは聞き所なのでは無いでしょうか。

M-5「Inner Garden」ではこれまでのCJ3のアルバムには無かったピアノ担当J.Nardoneによるヴォーカルも聴く事が出来ます。特に美声とか上手いなどといったヴォーカル・スタイルでは無いと思いますが、押し付け過ぎず訥々と歌い上げるヴォーカルはアルバムの中のアクセントになっているのでは無いでしょうか。取り上げる楽曲も第5期クリムゾンの『THRAK』中のインタールード的な楽曲「Inner Garden」ってトコロが妙にシブい。

もしI.Wallaceが存命であれば、The Crimson Jazz Trioというバンド名ではありますがクリムゾンの楽曲中心のアルバムはこれで打ち止めにして、オリジナル曲を中心にたまにカヴァーを取り上げるなどといった展開も面白そうかなとも思ったのではありますが、i.Wallaceの死によりそれも望めなくなりました。J.Nardoneによるセルフ・ライナーによれば、もしVol.3用にカヴァーするのであれば「Indiscipline」や「Neurotica」、「Larks'Tongues in Aspic」、「The Great Deceiver、「Dig Me」、そして「The Power To Believe」等といった楽曲を取り上げたかったとの事。「Neurotica」や「The Power To Believe」がどのように解体されるのかは聴いてみたかったなぁ。

I.Wallaceの遺作(になってしまうのかな?)である今作、前作『King Crimson Songbook, Vol. 1』が気に入った方はゼヒゼヒ聴いてみて欲しいアルバムであります。もし聴いた事のない方は「21st Century Schizoid Man 」や「Starless」、「I Talk to the Wind 」などといったクリムゾンの有名どころの楽曲が収録されているVol.1を先に聴いた方が良いのではないかと思います。Vol.1のみではありますがiTunes storeにて販売もされておりますのでそこで視聴してみるのも良いかもしれません。

iTunesのへThe Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Volume Oneのリンク(↓)
The Crimson Jazz Trio / King Crimson Songbook, Volume One
(クリックするとiTunesが立ち上がります)

関連URL:
オフィシャル・サイト Crimson Jazz trio : Home
オフィシャル・サイト Ian Wallace's Official Website: Home

(以下ブログ内リンク)
The Crimson Jazz Trio / King Crimson Song Book
Ian Wallace Has Died
Crimson Jazz Trioのセカンドが出るようですの巻。

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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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