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Bill Rieflin / Birth of a Giant

Birth of a Giant
Birth of a Giant
posted with amazlet at 09.10.12
Bill Rieflin
First World (1999-11-16)
売り上げランキング: 306169

ex. MinistryでR.E.M.のサポート・ツアー・ドラマーも務めたBill Rieflinの1stソロ・アルバム、1999年発売。

Bill RieflinはRobert Frippが主催するギター・クラフトのメンバーであった事から、このアルバムにはR. Fripp、Trey Gunn(ex. King Crimson)、Steve Ball(ex. The League of Crafty Guitarists, Prometheus(←LCGのNigel Gavinや現King CrimsonのドラマーPat mastelottoらと組んだバンド))が参加した他、Chris Connelly(ex. Ministry)らがゲスト参加しております。

またこのアルバムはRieflin Fripp, Gunn『The Repercussions of Angelic Behavior』(←ブログ内リンク)と同時期に録音・発売されたアルバムであり、『The Repercussions of Angelic Behavior』がProjeKct的なフリーで奔放なインプロヴィゼイションを交えたインストゥルメンタルだった事とは対照的に、構築性の高い所謂ロックの語彙で作り上げられたものでありながら根底に流れるテイストは当然の事ながらかなり似通った物となっており、これら二枚は互いに対となるアルバム群といえると思います。

B. Rieflinはドラムの他、多くの楽曲でヴォーカル(vox表記)を務め、またベースやオルガン、シンセなどマルチ・プレイヤーぶりを発揮しております。CDのライナーには各楽曲ごとに演奏者と使用楽器が詳しく書かれているのはベリー・グッドなのですが、よくよく読むと結構というか大部に渡ってメチャクチャ書かれております。R. Frippのギターに及んではもう

「...、ねぇねぇ、思い付きで適当に書いたでしょ?」

と言いたくなるくらい(笑)

以下に意味判らんちんな使用楽器表記をライナーより転載します。もちろん他にも演奏者や使用楽器の表記はありますが普通な表記(←?)は省きました。括弧内はいつも通りエキサイト翻訳コンニャク様の名翻訳です。



M-2:Open Mouth
Robert Fripp:Angular Guitar

(角張っているギター)

M-3:Endless Day
Robert Fripp:Durango Guitar

(デュランゴギター)
Bill Rieflin:Drill Guitar
(ドリルギター)

M-4:Birth of a Giant
Robert Fripp:Insect Guitar, Organ Spray

(昆虫ギター、器官スプレー)
Bill Rieflin:Clicks, Clacks, Bleeps, Gronks, (中略)Insect Application
(クリック、カタッカタッ、電子音、Gronks、昆虫アプリケーション)

M-5:Spy Thriller
Robert Fripp:Fripp, Freight Train Guitar

(Fripp、貸車ギタービル)
Bill Rieflin:The Rest
(残り)

M-6:Secret Cafe
Robert Fripp:Vibes, Angels

(感じ、天使)

M-8:A Casual Observation
Robert Fripp:Mood Extention

(ムードExtention)

M-9:Uncomfortable Cafe
Bill Rieflin:The Usual

(普通)


ここまで詳しく誰がどの楽曲で演奏しているかを表記してくれるのは非常に有り難いのですが、こういう風に書かれちゃうと有り難みも10分の9減ですよ(遠い目)。ちなみにR.Frippは全11曲中M-1とM-9以外の全ての楽曲で参加、T. GunnもM-4, M-6, M-7, M-9, M-11に参加しております

アルバムの内容としては緻密でありながらダークでエレクトリックなプレ・ポスト・ロックといった面持ち。B. Rieflinのヴォーカルも渋く低めなニューロマンティック系統のヴォーカルがヘヴィーでメカニカルさもあるバック陣と絡んでなかなかに好感触でした。また多くの楽曲で参加しているR. FrippのギターもよくありがちだったSoundscapesがヒョロヒョロ鳴っているだけのコラボではなく、そこかしこでギターが炸裂しております。カッチョ良い!!

R. Fripp参加アルバムとしてみてみましても、重々しい“Angular Guitar”なリフが全編で聴く事の出来るM-2「Open Mouth」やこれまた全編でキュロキュロと鳴き喚いているかのような“Insect Guitar”が良い意味で珍妙なM-4「Birth of a Giant」、Sylvian & Frippの頃に聴く事の出来たR.Frippの記名性の高いギターのまさしく吠えまくりが堪能出来るM-5「Spy Thriller」など、R. Fripp好きな方ならば、損はしないアルバムではないかと思います。大袈裟過ぎるかもしれないほどにR.FrippとT. Gunnによる歪んだリフが延々と堪能出来るM-11「outro (not Intro)」もなかなかであります。

よほどここでのレコーディング作業が上手くいったのか、それ以前から計画していたのかは判りませんが、ほぼ同時進行したであろう『The Repercussions of Angelic Behavior』はこのアルバム以上のハイテンションさと自由闊達さで、この後に行われたProjeKctシリーズにも多大な影響を与えたであろう実り多きアルバムに仕上がっていると思います。

Rieflin Fripp, Gunn『The Repercussions of Angelic Behavior』のエントリーでも書きましたが、ProjeKctシリーズに馴染めなかった方(まぁ、多いだろうなぁ(笑))もこの『Birth of a Giant』から対となる『The Repercussions of Angelic Behavior』へと聴き進み、そこからまたProjeKctシリーズなどを聴き直してみますと、また違った光景が見られるのではないかと思います。

ProjeKctシリーズ云々を抜きにしても、プレ・ポスト・ロック(←こういう言い方はないとは思いますが、個人的にはこんな表現な感じです)な、かっちりとまとまりの良いアルバムだと思います。90年代以降のKing CrimsonやT. Gunnのソロ作、はたまたシアトル関連のロック好きな方にはオススメ。B. Rieflinもシアトル界隈では重要な人物らしいですしね。

そうそう、これらのコラボレーションでB. RieflinとR.Fripp一派の繋がりは終わったかと思っていましたら、2006年にHector ZazouやMatt Chamberlainらと共にSlow Music Projectというユニットを組んだり、2009年に今度はR. Frippの愛妻ToyahとChris Wongらと共にThe Humansというバンドを結成、the Humans featuring R.Frippとしてシングル曲を発表したりとしたりと、またここ最近で接近しつつあるようにも見えますね。今後はどんな物を見せてくれるのかしら、楽しみであります。

関連URL:
レーベル First World Music内の当該ページ
Bill Rieflin - Birth of a Giant

(以下ブログ内リンク)
Rieflin Fripp, Gunn / The Repercussions of Angelic Behavior

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