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King Crimson / Live at the Orpheum

Live at the Orpheum
Live at the Orpheum
posted with amazlet at 15.12.30
King Crimson
Discipline Global (2015-01-20)
売り上げランキング: 1,930


2008年に頓挫したLine-up 7から6年、トリプルドラム編成、Mel Collinsの復帰となったLine-up 8による2014年9月30日、10月1日のライブからからピックアップ・編集されたライブ・アルバム。

King Crimson line-up 8
第8期クリムゾン

Live at the Orpheum (2015)
ライブ・アット・ザ・オルフェウム (2015)

Album
1 : Walk On: Monk Morph Chamber Music
2 : One More Red Nightmare
3 : Banshee Legs Bell Hassle
4 : The ConstruKction of Light
5 : The Letters
6 : Sailor’s Tale
7 : Starless

Personal :
Pat Mastelotto : Drums
Bill Rieflin : Drums
Gavin Harrison : Drums
Jakko Jakszyk : Guitar & Voice
Robert Fripp : Guitar
Mel Collins : Saxes & Flute
Tony Levin : Basses & Stick



誰もが感じるところではありますが、とにかく収録曲・時間が短い!2014年9月当時のライブでは通しで18曲前後演奏しており、いつも通りライブを発表するだけであればDGMでダウンロード販売すれば事足りますし、ファンの皆様も懐かしの楽曲達を聴く事が出来てものすごく笑顔になってお終い。となるはずですが、何らかの意図が強烈に感じさせる曲目、曲数。

ちなみに2014年9月30日のセットリストをSetlist.fmから検索してみましたところ、

Setlist.fm
King Crimson Setlist Sep 30 2014

1 : Larks' Tongues in Aspic, Part One
2 : One More Red Nightmare
3 : VROOOM
4 : Coda: Marine 475
5 : A Scarcity of Miracles
6 : Pictures of a City
7 : Level Five
8 : Banshee Legs Bell Hassle
9 : The ConstruKction of Light
10 : Red
11 : The Letters
12 : Sailor's Tale
13 : Interlude
14 : The Talking Drum
15 : Larks' Tongues in Aspic, Part Two
16 : Starless
Encore:
17 : Hell Hounds of Krim
18 : 21st Century Schizoid Man

まぁ、パッと見たところトリプルドラムによる間奏曲的な新曲が2曲(「Banshee Legs Bell Hassle」、「Hell Hounds of Krim」)とまさに間奏曲の「Interlude」があるのみで、他は1stから『The ConstruKction Of Light』までの楽曲がオールタイム・ベスト的に並べられています。これを通しでライブ・アルバムとして発表した場合にはやはり懐古的な楽曲群、よくある集金用ライブ&ライブ・アルバムと思われる懸念がある事は重々承知でしたでしょうし、R.Fripp御大の中ではKing Crimsonが後ろ向きな回顧バンドではなく未だに前に進んでいる存在である、その事を誤解して欲しくないという気持ちがこのライブ・アルバムの選曲・曲数だったのかも?なんて邪推してみたり。

観客の歓声からT.Levinのアップライトベースの弓弾きとM.Collinsのフルートによる即興的な演奏からアルバム『Islands』のラストのリハ風景をなぞったかのような演奏に移行するM-1「Walk On: Monk Morph Chamber Music」、『Islands』ラストをそのままテープで流しているのかと思ってました。

M-2「One More Red Nightmare」はKing Crimsonとしてライブ・アルバムに収録されるのは初となる楽曲。この編成の肝となるトリプル・ドラムが前面に出され、かつM.Collinsのサックスが全編でブリバリと吹き散らかされている(←もちろん褒め言葉)などといった編曲が為されている為、だいぶ原曲とは手触りが違うものとなっています。中間部のM.Collinsのソロもひどくカッチョ良い。

M-3「Banshee Legs Bell Hassle」はG.Harrisonの手によるドラム/パーカッションによる次曲への橋渡し的な一曲。『THRAK』の「B’Boom」のようにR.FrippのSoundscapeが絡んでくるともっとらしくなるんじゃないかな、なんて思ったり。

M-4「The ConstruKction of Light」はもともと2部構成だった原曲を前半インストゥルメンタル部のみにしヴォーカル部をバッサリと切り取ったもの。原曲には無かったM.Collinsのフルートが入っている事も含め、初めて聴いた時には何かの間違いなんじゃないかと思ったぐらい違和感を覚えましたっけ。ポリリズムなギターによる螺旋を描くような掛け合いに多層的なアタックで絡んでくるドラム陣、そこへ切り込まれるフルート、サックスなど過去となる時期の楽曲に新鮮な味わいを持たせた楽曲だと思います。

Line-up 2の楽曲M-5「The Letters」やM-6「Sailor’s Tale」が40年以上の時を隔ててここで演奏されるのは、Line-up 3やLine-up 5などでも演奏された「21st Century Schizoid Man」以上にグッと来る感慨深いものでした。Jakkoのヴォーカルは「The Letters」のようなKing Crimsonの女性的な繊細なヴォーカル曲には合っているように感じましたが、反面多くの男性的・暴力的な側面を持つような力強さにを持つ楽曲ではちょっと物足りない感が合ったり。続く「Sailor’s Tale」ではシンバルの音から特徴的なベースとドッタンバッタンするドラムへと続き、そこから展開されてゆくギターとサックスの掛け合いの応酬、これはやっぱり格好良い!

そしてラストにはやはりこの曲を持ってくるのであろうM-7「Starless」、この曲だけは演奏してくれるだけで痺れます。頭の特徴的なR.Frippのロングトーンなギターの音色からラストの滑走へはあっという間に過ぎていく体感時間の短さ。ラストの盛り上がりの時のR.Frippのギターソロの音が小さめ?とかちょっとした事はあるのですが、たいした事ないです、そんな事なんか。

ファンとしてはこんなチラ味でしかないアルバムであっても出されちゃえば嬉しいには違いないんですが、やはりフル・ライブ・アルバム、もしくは望みは少なそうですがこの編成による将来のスタジオ・アルバムへの過渡的なライブ・アルバムでしかないとは思います。ここから2014年後半のツアーから2015年の日本も含むツアーへと至り、2016年も9月からヨーロッパ・ツアーがあるようですが、以前の発言からスタジオ・アルバムは作らず、ライブのみ行うと言っていたようです。が、しかし。このトリプル・ドラムを取り入れた編成やこのアルバムで出されたなぞ掛け、云々etc.., etc..を新作オリジナル・アルバムでバシッと回答して〆てもらわないと締まるものも締まらんってもんです。

…って事で、新作を是非ともよしなに(祈)。

関連URL
オフィシャル・サイト DGM Live!

以下ブログ内リンク
頓挫したLine-up 7の(現在のところ)唯一のライブ・アルバム
August 07, 2008 Park West Chicago, Illinois
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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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