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Mike Oldfield / Incantations

Incantations.jpg


Mike Oldfield初期三部作の後を受け発表されたアルバム2枚組み・全4曲からなる大作。

それまでの三部作では基本的にM.Oldfield一人が何でもかんでも演奏・収録といった形をとっていたように記憶しているのですが、今作では多数のゲストを迎えなおかつクワイヤやアフリカン・ドラムを導入しており、音面(おとづら)としては外へと向かったものとなっています。

ただそこはやはりM.Oldfield初期の作品でありますから、いくら音面(外面(そとづら)とも言えるかな?)が開放的っぽくはあっても演奏されているその音の根底はやはりM.Oldfield個人の内面へといずれ閉じるであろう収縮の形をした螺旋を描きながらゆったりと下って行くかのようです。

Part IIで聴かれる女性ヴォーカルの美しさはまるで森の奥の湖に住む女神の歌声のような、そんな幻想的な場面を思い起こさせますし、しかしその後ろで鳴り響くアフリカン・ビートのような管楽器の響きによってその美しい歌声が力強くも聴こえてきます。

M.Oldfiledのお得意のフォーク・トラッド的色合いやアフリカンなリズム、シンフォニックなメロディ、そして同じフレーズが手を変え品を変え輝きを変えつつも陰りも変えながら、それらが幾重にも折り込まれたM.Oldfield的世界の音のタペストリーがつづれ織られています。人によってはミニマル・ミュージックに例える人もいるでしょうが、それらの何倍もの語句と音の色達が折り込まれているクラシカルな音作りだと思います。

M.Oldfieldの出世作でもあり代表作でもある「Tubular bells」や初期の傑作でもあり個人的No.1なアルバム「Ommadawn」、先生、virginへの狂気の最後っ屁(苦笑)「Amarok」など、いくつもあるインストゥルメンタル大作群では「ま、あれは後で」ってな感じになってしまいがち(俺だけか?)な「Incantation」ですが、やはりこのアルバムもマストで聴くべき一枚だと思います。

個人的には「ま、あれは後で」と購入するのが随分後になってしまった作品ではありますが、後に取っておいて良かったかも。M.Oldfieldの傑作と言われる作品だけあってとても良い作品だったので「まだこんなに良いアルバムが聴けたよ」って感じです。
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テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

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